繰り返し残酷な迫害を受けた医師湯菊章さん 不当な裁判に直面
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 【明慧日本2020年11月21日】安徽省合肥市の法輪功学習者・湯菊章さん(54歳女性)は2020年5月22日、合肥市肥東県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官によって連行され、家宅捜索をされた。そして、5月24日午後、湯さんは肥東県長監鎮湖濱病院に監禁され、29日に合肥市女子留置場に移送され、10月下旬に合肥市蜀山区裁判所に起訴された。

 湯さんは安徽省合肥市康泰病院の元医師である。2003年12月、法輪功を学んでいる湯さんは病院側から合鋼宿泊所の洗脳班に入れられた。洗脳班で湯さんは「三書」を書かないため停職処分を受け、その後、解雇された。湯さんは、法輪功を学んでいる理由で中国共産党(以下、中共)による連行、拘禁、実刑判決、労働教養処分などの迫害を加えられ、あらゆる拷問と虐待の苦しみを嘗めつくした。

一、安徽省女子刑務所で受けた迫害

 2004年4月、湯さんは巣湖市公安局に連行され、巣湖留置場に拘禁された。その後、懲役3年の実刑判決を宣告された湯さんは宿州安徽省女子刑務所に収容された。

 刑務所で湯さんは吊るし上げられ、手枷と足枷をつけられ、スタンガンで電気ショックを加えられ、独房に拘禁されるなどの迫害を受けた。さらに、受刑者らに殴られたり罵られたりされた。ある日、刑務所から洗脳班に移された湯さんは警官の言うことに従わなかったため、警官の指示を受けた4、5人の受刑者らによって、机の上に頭を押しつけられ猛打された結果、頭から血が流れ、左目を失明してしまった。

'中共酷刑示意图:殴打'

拷問のイメージ図:殴打

 2005年下半期、湯さんは、老人障がい者の監区に入れられた。そこで、湯さんは毎日朝6時、暗い物置に連れて行かれ、「転向」を強要された。いつも、夜12時になってやっと部屋に戻された。食事の中に不明の薬物が混入されていたが、湯さんはそれを発見した。物置で湯さんは吊るし上げられ、手枷と足枷をつけられ、縛られ、ガムテープで頭を巻かれ、口も封じられて拷問を受けながら、法輪功を誹謗中傷するビデオを強制的に見せられ、「三書」を書くことを強いられた。

 二、安徽省女子労働教養所で2回も迫害を受ける

 2008年2月23日、湯さんは人に法輪功迫害の実態を話したとき、中共の、法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報されたため、合肥市第一留置場に連行された。同年3月26日、湯さんは1年の労働教養処分を科され、安徽省女子労働教養所に送られた。

 教養所で、湯さんは縄で手足を縛られ、宙に吊るし上げられたり、四肢を四方に引っ張られたりした。拷問に対して湯さんは断食して抗議したが、口を無理やり開けられて野蛮な灌食を1日数回も行われた。その拷問を4、5カ月間続けられた湯さんは熱が出て下がらず、咳をすると血が出て、頭がぼーっとして、極度に痩せてしまい、息も絶え絶えになった。教養所側は湯さんの家族に連絡し、湯さんを帰らせた。

 2009年5月11日、湯さんは法輪功の資料を配った際、警官に連行され、合肥市第二留置場に拘禁された。その後、労働教養処分1年を受けた湯さんは安徽省女子労働教養所に入れられた。教養所で束縛服を着られ、頭にガムテープを巻かれ、口も封じられた湯さんは朝から労働現場に引きずって行かれ、夜に労働現場から部屋に引きずって戻され、階段を上るときも降りるときも引きずられ、約1カ月間続けられた。

'中共酷刑演示图:约束衣'

拷問のイメージ図:束縛服

 労働教養期間満了した後、さらに18日間拘禁延長された上、教養所から出るとすぐ洗脳班に入れられた。

 三、余儀ない放浪生活を強いられる

 2014年5月22日、湯さんは合肥市蜀山区国保の警官に連行され、合肥市清風苑ホテルにある洗脳班に入れられた。10日間精神的に苦しんだ湯さんは耐えられなくなり、「三書」を書いてしまい、帰宅した。2015年2月中旬、蜀山区国保は無実の罪を湯さんに被せ、一層迫害を加えようとした。湯さんは迫害から免れるため、家を離れ、他郷に放浪するしかなかった。

 四、強制的に失踪される

 2015年9月21日、湯さんは自宅で蜀山区国保と西園派出所の警官に連行され家宅捜索された。2016年1月15日、湯さんは家で再び蜀山区国保の警官に連行され家宅捜索をされた。2019年10月28日、湯さんは再度連行され、12月末まで失踪と捏造された。

 五、再度、不当判決に直面

 2020年1月29日、湯さんは北京へ行き、天安門で横断幕を掲げようとした際、天安門の安全検査のときに連行された。その翌日、西園派出所の警官によって地元に送還された。5月中旬、湯さんは蜀山区花園街道、派出所、コミュニティの人に嫌がらせをされた。

 2020年5月22日、合肥市肥東県国保と肥東県撮鎮派出所の警官は湯さんの自宅に押し入って、湯さんと夫の楊樹貴さんを連行し、家にあるノートパソコン、プリンター、DVDプレーヤー、携帯電話などの私物を押収した。10月26日、合肥市蜀山区裁判所は、電話で夫の楊さんに、湯さんが裁判所に起訴されたと通知した。そして、10月27日、楊さんも再び不当に連行されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/7/414735.html)
 
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