文/中国の住民
【明慧日本2020年12月22日】それは2004年に起きたことです。私が住んでいた住宅地は、建物が古くて道路は凸凹だらけでした。自転車をゆっくり走らせなければならず、早く走れば自転車が跳ね上がってしまうほど、ガタガタでした。
ある日、住宅地に大きなガラスが2枚入ったアルミの掲示板が立っていて、そこに太陽の光が差し込んでくると、チカチカと光っていました。見た目は良かったのですが、古い住宅地とは合っていませんでした。
よく見ると、それはコミュニティが作った宣伝板で、全て法輪功を誹謗中傷する内容でした。住民からは「共産党は無駄なことをして、白黒を転倒しており、法輪功の実態と違って逆のことを宣伝しています」との声が上がっていました。
数日後、宣伝板に貼っている大きなポスターは墨で塗られ読めない状態になっていました。ある人は、「法輪功学習者がやったに違いない、他の誰がこんなことをやる勇気があるでしょうか?」と言っていました。
2日後、この住宅地には「共産党は法輪功を迫害し、誹謗中傷しています。実際には住民に害を与えています。法輪功は人々に善を教え、病気治療や健康保持に奇跡的な効果があるとされています。それを学ぶ人が増えたことで、江沢民が嫉妬して、人の生死を犠牲にしても法輪功を学ぶことを禁じているのです」と書かれた貼り紙が数多く見られました。
私たちがその貼り紙の中で一番好きなのは、「コミュニティは住民に害を与えるのではなく、住民のために奉仕する仕事をするものです。法輪功を誹謗中傷する宣伝板を作って住民を毒するために2000元を使うよりも、そのお金を使って地域の道路を補修することこそ、コミュニティがやるべきことです」と書かれていました。住民たちはそれを読んで、「私たちのことを考えてくれるのは、やはり法輪功(学習者)です」という声が絶えず聞こえました。
予想外だったのは、1カ月ほどで近所の道路が補修され、凸凹がなくなり、住民の乗り降りが安全になり、高齢者が転倒の心配がなくなったことです。
私は住宅地周辺を見渡してみましたが、この住宅地だけの道路が補修されていたのでした。みんなが法輪功(学習者)に感謝し、「法輪功学習者の勇気ある行動がなければ、どうやって道がきれいにしてもらえたでしょうか?」と言っていました。