文/ 中国大陸の大法弟子
【明慧日本2021年1月13日】1996年、私は多くの病気に苦しみ、あちこちの病院で治療を受けても効果がなかったので法輪大法の修煉を始めました。そのときは煉功するだけで、『轉法輪』を借りて読んでみましたが、まだ正式に修煉しているとは言えませんでした。それでも私の身体の変化はとても大きく、それから妻や息子も相次いで法輪大法の修煉を始めました。
妻は何をしても非常に真面目で、彼女は古い同修を探して大法の本を頂きたいとお願いしました。しかしその時は、一冊の本を手に入れるのも難しく、年末になってからやっと一冊の宝の本『轉法輪』を頂いたのでした。しかし、私は悟性が劣っているのと仕事が忙しいこともあって、ただ煉功するだけで、学法はとても少なかったです。幸運にも25年来、師父のご加護と指導の下で、私は最後には1人の煉功者から修煉者に成長できました。
今から私は最近経験したことを皆さんと交流したいと思います。
私は家族の中で唯一の大学生です。妻は高学歴で、息子は学業がとても優秀でした。また私たち夫妻の双方の両親と身内は経済上多くの援助をしてくれ、身内に対してとても思いやりと愛情を持っていました。それで私たちに対しても、とても尊敬し、大法に対しても認めてくれました。「三退」ブームが始まってから、私は車で数百里の距離を飛ばして故郷に帰り、全ての身内に三退の事を説明すると、身内もみな脱党しました。
2020年の初め、妻が突然この世を去り、身内は大法と私たちの修煉に非常にマイナスの考えが出ました。肉親の情のため、私と息子も妻と同じような事が起こるのではないかと心配して、彼らは様々な方法で私たちに「もうしないで、病があれば必ず早く治療して、決して遅らせないで!」などと言いました。
特に2番目の兄ですが、軍隊出身で、現在は官吏です。私に対する話し方がとても厳しく、何度も電話で説教されました。私は「電話での交流は不便で、時間があれば会って話しましょう」と言いました。数日後、兄は、突然、電話をかけてくると、今晩私の家に行って交流すると言いました。
どうやら本当に準備が出来ていたようで、その晩私たちはとても長い時間交流しました。
兄はとても多くの佛家、道家と海外の幾つかの宗派についての知識を語りました。私は正念をもって対処し、穏やかな態度で、争うこともしません。ただ法輪大法とは何か、大法弟子は宇宙の特性「真・善・忍」に従って修煉し、良い人より更に良い人になることを話しました。同時に、兄の話しの中で、兄がはっきり言えない所は私の見方を話しました。
兄は私がこんなにも理解して話せる事を知って、とても不思議そうでした。兄は私の所に来る前にわざわざとても多くの物を見てきていましたが、その理由は私に教え諭すためでした。兄は私に「これらの物をあなたも見た事があるの?」と聞きました。私は「あるものは大法を修煉する前に見た事がありますが、しかし兄さんと同じようによく分からなかった。今は兄さんが少し言うだけで、私は全て分かります。今はこれらの物を見て、大学生が小学生の教科書を見るのと同じ感覚です。なぜなら私が今修煉しているのは宇宙大法だからです!」と言いました。
あの日は私たちはとても長く話し、兄も何かを悟ったようでした。しかし、まだなぜ大法を修煉したら薬や注射がいらないのか、病院に行かないのかが理解できないようでした。私は「兄さんが釈迦牟尼佛の物を見たからには、釈迦牟尼佛が言った業力に関する問題を少なからず分かっていると思います」と言いました。兄は「よく分からなかった」と言いました。私は「大法にとてもはっきり説かれています。時間があるなら心を落ち着かせて『轉法輪』を読んでみたらきっと分かります」と言いました。
最後に兄は「私があなたを見ても牛の角に首を突っ込むとか、常軌を逸しているとかには見えなかったので、これで安心しました。今後あなたのことに私たちは構わない。あなたも私たちにはあなたたちの物を話さなくていいよ。私たちは、それぞれ自分の生活をしよう」と言いました。。私は笑って言いました。「私はまだ言わなければいけないことは言うつもりです。聞くか聞かないかは兄さんたちの選択です」。
兄が帰る時、駐車場で真相USBメモリを渡すと、兄は受け取りました。以前、兄は見ることを拒みました。兄が言うには一台のパソコンでも全て監視されているからです。これもはっきり言って中共が人に真相を理解させないようにしていて、公務員の中で多くの邪悪な宣伝と脅しを広めていました。
1カ月後、1番上の兄から電話が来て、もうすぐ父の三回忌で、彼らの家族と身内は墓参りに行くが、私に行くかどうかと聞いてきました。今まで私は行ったことがなく、彼らも私に強制しませんでした。今回私は行くと言いました。
慣例の供養儀式が終わってから、順番に老人に叩頭することになり、私は「老人にお辞儀をすることにします」と言いました。長兄は「それなら私たちも一緒に老人にお辞儀をしましょう!」言いました。皆は反対しませんでした。
もうすぐお昼になるので、皆で一緒にご飯を食べることにしました。食事の前、2番目の兄が私を隣に呼んで「私はどうにか分かったよ。もし昔なら、あなたは廟の中の和尚でしょう」と言いました。真相USBを見たそうです。私は「実際、大法弟子はすなわち修煉者です。私たちは幸運にも縁があって宇宙大法を修煉し、出家しなくても修煉できるのです」と言いました。2番目の兄は「私は分かった。あなたは常人ではない。だから大法の師父はあなたたちに『病』の問題を話したのだ。あなたの奥さんは良く修煉できていなかったから先に逝ったんだ!」と言いました。私は2番目の兄に師父が説かれた「師は入口まで導くが、修行は各自にあり」[1]この法理の体現を言いました。2番目の兄はうなずいて同意しました。
食事の準備ができて、2番目の兄が「先に少し話すことがあります。私たちは以前小俊(妻の愛称)のことで、皆が老三(私の事)を誤解していたようだ。今は私は分かった。老三は常人ではない。彼が私たちの家に生まれてきたことは、私たちの先祖が徳を積んだからだ。老三は私たちに話したのは、全て私たちのために良い事で、私たちは以前よく分かっていなかったのだ。これからは彼が話すことをあなたたちが聞いても分からなければ、私があなたたちに説明するよ!」と言いました。
2番目の兄の話を聞いて、私はもう少しで涙を流すところでした。以前身内に真相を伝えるとき、私は「あなたは私の身内だから、私もあなたのために良くする」という情を持って話していたので、効果は良くありませんでした。今回私は情を放下して、2番目の兄に1人の普通の人として交流したところ、かえってこんなに大きな変化が現れました。まさに師父が説かれた「善の最大の現れは慈悲であり、慈悲は巨大なエネルギーの現れで、すべての正しくないものを解体することができます」[2]です。
このことを経験して、私たち修煉者に気づかせました。真相を伝えるには慈悲であり、智慧をもち、情を放下すること、正念を用いることです。
これは私の現在の認識ですが、書き出して同修と交流したいと思いました。同修の慈悲なる指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[2] 李洪志師父の経文:『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」