私と家族を救ってくれた一冊の本
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2023年1月6日】娘が生まれて間もなく、夫が働いていた会社が倒産しました。就職活動がうまくいかなかったため、夫は一日中家でため息をつき、愚痴ばかり言っていました。気性はますます荒くなり、時には人と言い争い、殴り合い喧嘩をすることもありました。 

 ある日、夫の腕が折られ、警察が介入したものの加害者側に加担し、夫を非難しました。夫は納得することができず、相手を訴えました。その後、自分のことだけでなく、他人のことにも首を突っ込むようになり、再び殴られて足を骨折しました。通報しても相手にしてもらえず、結局、自分のお金で入院しなければなりませんでした。長い間、大金をかけて裁判していたため、収入はなく、夫は家のことも子供のこともまったく気にかけていませんでした。

 このように、子育てや年老いた実母を養うのも、義理の両親の世話、家事、お金を稼ぐことなど、すべてが私の身に降りかかってきたのです。特に夫は裁判にお金を費やしているので、私は通常の仕事だけでなく、アルバイトもしなければなりませんでした。時間が経つにつれ、心身ともに耐えられなくなり、夫に裁判などやめて仕事を探すように言っても、罵られたり侮辱されたりしました。ある日、ついに我慢できなくなった私は包丁を持って、夫を突き刺そうとしましたが、間一髪、義母が引き止めてくれました。

 その後、私は寺院などに行き、和尚に夫への不満を取り除いてもらうよう頼みましたが、うまくいきませんでした。子育てに集中しても苦痛は消えず、結局、お金を稼ぐことに必死になって苦を和らげようとしました。

 そんなある日、自分の身体がぼろぼろになっていることに気づいたのです。身体の芯から冷たくなり、激しい胃痛と腰痛で立つこともままならず、病院に行ってもよくなりませんでした。ある朝鏡を見ると、皮膚が黒ずんでざらざらしていて、いくつもの黒い斑点がありました! これが私の顔? 絶望状態に陥った私は命を絶つことにしました。その年、私はまだ26歳でした。

 私は静かに自殺の準備をしました。娘は幼く、まだ幼稚園にも行っていません。将来その祖父母が娘の面倒を見ることになり、今からよい関係を準備しなければなりません。また、実母の面倒を見る人がいなくなると思い、保険をかけ、受取人を母にしました。

 すべての準備が整い、実行しようとしたその直前、私の命を救い、私の運命を完全に一新するチャンスがやってきたのです。私のことを心配していた義母が友人の紹介により、法輪大法の師父の著書『轉法輪』を入手し、慌てて私のところに持って来て「この本読むように!」と言ったのです。

 法輪功は病気がよくなり、健康を維持するという奇跡的な効果があるというので、私は半信半疑で本を読んでみました。すると、これまで疑問に思っていたことがすべて解き明かされ、すべてが縁であり、トラブルに遭った時はまずその原因を見つけるために、内に向けて探さなければならないことを知りました。繰り返し本を読んでいるうちに多くのことが理解できるようになり、そして不思議なことに、胃痛も腰痛もなくなりました。最もうれしかったのは顔にあった黒い斑点がいつの間にかすべて消えたことです。口臭もなくなり、肌も元のように白くてツヤツヤしています。

 師父は説かれています。「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います。善人は慈悲心が常にあり、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです。覚者は執着心がまったくなく、幻のために迷っている世人を静かに観ています」[1]

 私は自身の利己心や憎しみを取り除き、自分の運命を恨んだり、夫が意気消沈し情けないと非難するのをやめ、他人を理解し、すべて縁のある人として、善意をもって接していこうと決意しました。

 法輪大法を修煉することで私は生まれ変わり、家族も多くの恩恵を受けています。ある日、娘が幼稚園で素手で鍋の中の麺を掴んだため、指を火傷しました。私は先生に文句を言うのではなく、直ちに手当をしてくださったことに感謝しました。娘の火傷はすぐに治りました。

 またある日の放課後、娘が帰宅途中、猛スピードで走ってきたトラックに足をひかれました。しかし、娘は何事もなく家まで走って帰り、私にそのことを話しました。師父が再び娘を守ってくださったのです。

 2020年の初め、新型ウイルスが蔓延し始めました。武漢市がまだ封鎖される前で、ウイルスの拡散のニュースは中国共産党(以下、中共)によってブロックされていました。出張で武漢市に行き、電車で大勢の人と乗り合わせました。仕事が終わったころから呼吸困難や咳、熱が出て、両足に激しい痛みがありました。すでに修煉して20年余りになりますが、毎日1時間坐禅してもこれほどの激痛を感じたことは一度もありませんでした。厚手の毛布で身を覆ってもよくならず、師父の説法を暗唱し始めました。2時間くらい経ち、身体が楽になりました。その後は通常通りで、気づけば全快していました。後にそれが新型ウイルスの症状であったと知りました。しかし、私は修煉者なので、師父が加護してそれを取り除いてくださったのです。

 中共は狂ったかのように法輪功を弾圧し、デマを宣伝し、多くの人々を洗脳してきました。大法弟子は自ら体験し、目にした大法の素晴らしさを人々に伝えたいと願っています。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「境界」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/18/435001.html)
 
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