2020年、中共による法輪功学習者への暴力的迫害(三)
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 【明慧日本2021年1月16日】(明慧記者)(前文に続く)

 四、髪の毛を掴んで壁にぶつけ、平手打ち、殴打などの暴力

 1、眉山市鳳鳴派出所の警官が女性学習者の髪を掴んで壁に叩きつける

 眉山市彭山区の学習者(50歳女性)は2020年6月20日、法輪功の資料を配布していたとして、彭山区鳳鳴派出所まで連行された。警官は撮影しようとしたが、彼女が協力しないため、何度も撮影できず失敗した。そして、数人の警官が彼女の髪を掴んで壁に叩きつけ、手で掴んだり顎を引っ張ったりして、まぶたを開けさせた。最後に、学習者を15日間拘束した。

 2、張玉江さんは遼寧省朝陽市朝陽郷派出所で平手打ちを受ける

 2020年9月19日午前、朝陽郷派出所の2人の警察官は、張玉江さんの家に行ったが、留守だったので、張さんの仕事場に行った。派出所に連行された張さんは、手を背中の後ろに捻じ曲げられ、鉄椅子に手錠をかけられ、法輪功を放棄する保証書にサインするよう強要され、2人の警官に平手打ちにされた。張さんは警官が法に違反していると言い、サインを拒否した。昼過ぎに、張さんは解放され、仕事現場に戻った。

 張さんが派出所に連行された間、警官らは張さんの妻・馬春霞さんにサインさせようとしたが、家に誰もいなかったためできなかった。

 3、吉林省農安県の周秀娟さんは顔面を平手打ちされる

 農安県三宝郷の学習者の周秀娟さんは、2020年7月15日午前7時、自宅で黄龍派出所の副所長・張鳳挙ら十数人に連行された。100冊以上の書籍と2ケースのタバコが押収された。周さんは警官の楊洪林から6回平手打ちされ、長春葦子溝留置所で15日間拘留された後、帰宅した。

 4、佳木斯西林派出所の警官が、張艶さん他5人に対して尋問し顔面を殴る

 黒竜江省佳木斯市西林派出所の十数人の警官は、2020年8月24日午前9時頃、張艶さんを含む5人の学習者を連行した。手錠をかけて西林派出所まで連行された学習者たちは、尋問を受けた際に質問を拒否すると、すぐに顔面を殴りつけられた。その後、警官らはそれぞれの自宅に行き、家宅捜索を行い、私物を押収した。

 5、四川省成都市の元教師・鐘素芬さんと劉元秀さんは平手打ちされる

 学習者の鐘素芬さんと劉元秀さんは2020年7月21日、簡陽市宏縁鎮で法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして、警官らにより連行され、法輪功の資料と2000元の現金を押収された。また、自白を強いられた時に、平手打ちされ、暴言を浴びせられた。

 6、山東省招遠市の呉元英さんは警官に殴られ顔が腫れ上がる

 金嶺鎮嶺上村の呉元英さんは2020年9月2日、法輪功の資料を配布した時、不審者に通報された。翌日、610弁公室の人員に連行され、公安局で尋問を受けた呉さんは、警官の要求に協力しないため、殴られて顔が大きく腫れ上がった。

 7、黒竜江省ハルビン市阿城区の教師・李岩さんは警官に殴打される

 ハルビン市阿城区の教師で、学習者の李岩さんは2020年4月9日夜、ほかの学習者と共に五常市の興隆鎮で法輪功の迫害に関する資料を配っていたとき、鎮に勤務する警備員に尾行され、地元の派出所の警官らにより連行された。派出所で、警官が学習者・孫鉄農さんを殴ったり、平手打ちで叩いたりしたので、孫さんは意識がぼんやりし床にじっと座り動けなくなった。李さんがそれを見て制止したため、監視カメラのない部屋に引っ張り込まれて、激しく殴られ蹴られた。また、警官は李さんに手錠をかけて地面に押しつけ、李さんの顔を強く捻ったり、革靴で頭を踏んだりした。さらに数人の警官は李さんの背中や腰を蹴った。そして、他の警官らがスタンガンを持って来て電撃しようとし、警官は「李が俺らを攻撃した」とわざと叫んで李さんを陥れた。

 李さんは殴られて床に倒れ込んだまま、立つことが出来なかったが、派出所の所長・楊春来にひどく罵られ尋問された。さらに、警官らは学習者に対して暴行を加えたことを、暴露したり、電話をかけたり、海外や国際社会に訴えたりすることを絶対に許さないと言った。

 8、長春市の楊占久さんはトラの椅子に縛り付けられ、于愛吉さんは鉄檻の中に閉じ込められる

 長春市の学習者・楊占久さんは、刑務所で迫害を受けて身体障がい者になり、出所後は朝市で靴の商売で生計を立てている。学習者の于愛吉さんは、毎日市場で楊さんの手伝いをしている。

 2020年9月3日、于さんと楊さんが出店しようとしていたところ、5、6人の私服警官が突然現れ、楊さんに手錠をかけ、于さんを押し込んでベッドの上に座らせた。

'酷刑演示:老虎凳'

拷問のイメージ図:トラの椅子

 警官は于さんと楊さんを別々の車に乗せて連行した。派出所に着き、楊さんはトラの椅子に縛り付けられ、汚い言葉で罵られた。于さんは鉄製の檻の中に閉じ込められ、中は密封性が高く、恐ろしい程の臭い匂いがした。

 2020年9月4日、午前12時過ぎ、楊さんと于さんは無条件で解放された。

 9、遼源市の尹蘭華さんは3日間両腕を背中に回されて手錠をかけられる

 吉林省遼源市向陽公安分局の郭凱明ら警官は2020年7月6日、学習者・尹蘭華さんの家に押し入り、家宅捜索をし、尹さんを向陽公安分局まで連行した。連行された尹さんは、3日間両腕を背中に回されて手錠をかけられ、自白を強要をされた後、遼源市留置場に送られた。

 10、山東省臨沂市沂水県許家胡鎮長楽小区の党代理書記は、学習者に暴言暴行

 2020年6月24日午後、臨沂市沂水県許家胡鎮長楽小区の党代理書記・王清偉は、学習者の劉躍成さんに電話をかけ、「用事があるから事務所に来てくれ」と言った。心優しい劉さんは急いで事務所に駆けつけた。そして、書記は「お前が劉躍成か? まだ法輪功を煉っているのか? どこで働いている?」と聞き、 劉さんは正直に答えた。

 すると、王書記は「お前は共産党のおかげで食って飲んで、共産党のバイトをやっているのに、未だに共産党の言うことを聞かないのか」と叱責した。劉さんは「私は自分で働いて食べています。どこがいけないのでしょうか」と言った。王書記は激怒して、劉さんの胸を4回殴って「連行するぞ」と脅し、夜11時まで、劉さんを罵った。

 五、暴力的な強奪や金銭を強請る

 1、河北省昌黎の苗英群さん夫婦、連行され現金1万6000元を強奪される

 2020年3月23日午後3時頃、河北省昌黎の学習者・苗英群さんと夫の範俊義さんは、警官らにより連行され、殴られた。午後4時30分頃、妹の苗向群さんが自宅で連行された。両家とも家宅捜索を受け、自家用車や現金1万6000元を押収され、範俊義さんの給料カードと大量の私物も押収された。

 2、重慶市沙平壩区の李貴珍さんは連行され、3万元をゆすり取られた

 2020年5月12日夜、重慶市壁山区壁城派出所の警官らは、ビラ配りをしている姿が監視カメラに撮られたと言い、李貴珍さんの自宅に押し入り、李さんを連行し、また、弁護士を雇う費用として3万元を強請りとった。

 3、ハルビン市の曹喜峰さんと張秀麗さん夫婦、警官に殴られ現金5万元を奪われた

 2020年5月1日9時頃、ハルビン市五常区牛家鎮の学習者・曹喜峰さんと張秀麗さん夫婦は、自宅で牛家鎮派出所の警官らに連行され、二度にわたって家宅捜索を受け、多額の私物と5万元の現金を押収された。

 派出所では、曹喜峰さん夫婦は殴られたり、蹴られたり、平手打ちされたりした。 夜中の12時に解放されたが、放浪生活を余儀なくされた。

 4、北京市石景山区の魯艶紅さんが、首を締め付けられ、約1500元を押収される

 2020年2月19日午後6時、北京市石景山区の魯艶紅さんは、7、8人の警官に連行され、私有物若干と財布を押収され、財布の中に約1500元が入っていた。

 魯さんは「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と叫んだ。警官は魯さんの首を締め付け、足を踏みつけ、パトカーの後ろに押し込んだ。石景山留置場で魯さんは断食して迫害に抗議したため、無理やり灌食された。

 5、北京市の範継栄さん、連行され4000元を強奪される

 2020年5月26日、地元公安局と国保の警官が学習者・範継栄さんを連行し、家宅捜索を行った。警官は、範さんの自宅から法輪功迫害の実態が書かれた紙幣4000元(約6万2000円)とその他の私物を押収した。

 6、山東省煙台市の于建春さんは金をゆすられる

 山東省煙台市の于建春さんは8月23日午前7時頃、住宅地で法輪功の資料を配布していた際、住宅地内の警備員にひどく殴られ、鳳凰台派出所まで連行され、家宅捜索を受けた。夜10時、家族が現金2000元をゆすり取られた後、于さんは保証人を立てて尋問を待つという条件付きで保釈され、帰宅した。

(続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/26/416854.html)
 
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