「ゼロ行動」を見抜く
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 【明慧日本2021年1月20日】現在、中共の「ゼロ行動」は、中国の多くの法輪功学習者(以下、学習者)に大きなプレッシャーを与えています。実はこれは過去20年間、1999.7.20の時と同じで、修煉者がしっかりしているかどうかを見ています。あなたが動揺しなければ、邪悪は自滅します。これを手放すことも、あれを見抜くこともできずにいると、邪悪がしつこく付きまとい、人に危害を加える目的を達成します。

 湖北省宜昌を例とします。宜昌地区の学習者の一部の人を除いて、ほとんどの人は最近、嫌がらせを受けました。特に宜昌市伍家区は深刻で、学習者1人を転向させるといくらかお金をもらえるので、協力して個別訪問し、繰り返し学習者にサインを強要しました。サインをしなければ学習者の家族や子供を呼び出し学習者にサインを強要しました。迫害当初と全く同じ手口で、学習者の家族を労働教養所に送り込んで泣かせ、学習者は無情だと罵り、学習者に「三書」や「五書」を書かせ、法輪功を「批判する」ビデオを撮ったりしました。

 宜昌地元の学習者Aさんもこの状況に遭いました。コミュニティの主任、所長、警官らがしばしば来て嫌がらせをしました。最初、Aさんは断固として絶対にサインをしない、写真を撮らないとしっかりした態度を明確にしました。彼らは目的を達成できなかったので、Aさんの息子を呼んできて「お母さんがサインしないと、あなたの仕事が続かなくなり、子供たちも学校に行けなくなるぞ」と言いました。息子は脅迫を信じて家に帰ってから、母親にかんしゃくを起し、サインを強要し、母親を傷つけることも言いました。それでもAさんは動じませんでした。母親が動じないままでいると、息子は家族4人(夫婦と子供2人)が死ぬと言って迫りました。Aさんの夫も彼女を殴り、Aさんは身体中があざだらけになりました。最後にAさんはついに「修煉しない保証書」にサインをしてしまいました。

 その後、悪事を働いた警官らは調子に乗って、別の「懺悔書」を持って来て、またサインを強要しに来ました。その時、Aさんは留守でしたが、Aさんの夫は警官らのしつこい卑劣な行為が分かって目覚め、彼らを罵ったあと、彼らは去っていきました。その後、夫はコミュニティに行き、主任に「いつまで嫌がらせをするつもりですか。私の妻をどこまで追い詰めるのですか」と詰問しました。また命を懸けて戦おうとしました。主任はこの状況を見てまずいと思い、すぐ彼を優しく説得して帰宅させました。

 Aさんの夫がようやく気付いたのです。Aさんに「サインをさせるべきじゃなかった。彼らは何かを手に入れたら、それを弄り回すのを止めないんだ」と言った。Aさんは「あなたたちは私にあんな扱いをして、無理やりサインさせたんだから、私に強要させなかったらサインすることはなかった」と話しました。Aさんの夫は言葉を失いました。

 邪悪は家族を利用して同修に迫り、Aさんはこの試練を乗り越えられず非常に苦しみ、心身共に傷つきました。その心の苦痛は言葉に表すことはできません。いったん邪悪の要求に従えば、その後、次から次へと厄介な事が相次ぎ、目的はあなたを引きずり下ろしあなたを滅ぼすことなのです。

 前回妥協したため、これらのことはまだ終わっていないのです。コミュニティの人は今度はAさんの息子と嫁に、ビデオを撮ってほしいと言いました(法輪功を批判する宣伝ビデオを作成するため)。

 また、同修BさんもAさんと同じように、邪悪がBさんの妻や息子たちを利用して彼を罵り、サインを強要しました。息子は仕事に影響が出るのを理由として、Bさんを責め苦しい状況に追い込みました。同修はコミュニティの人たちに善意を持って大法真相を伝えましたが、彼らは依然として思いのままに何度も嫌がらせをしました。地元の書記・張の管轄下にある数人の大法弟子にもこのような嫌がらせをして、大法弟子の家族を困らせました。また、610弁公室や国保の人にも来させたのです。

 同修は彼らに、どうしてこんなに強要しなければならないのかを問い詰めました。彼らは「上と『反邪教協議書』を結んでいるので、それを達成しなければいけない」と言いました。

 伍家区公安局分局の政務官・叶兵(明慧ネットの悪人リストに掲載された)が法輪功の迫害を担当しており、大法を破壊し、大法弟子を迫害することを何年も続けている。今回の「ゼロ行動」の中で、彼はまたいわゆる「反邪教協議書」を出して、部下に大法に対する犯罪を指示しました。そして伍家区コミュニティの人たちは個人利益のための「協議」を達成するよう、再び大法弟子の家に行き嫌がらせをして、大法弟子に「三書」や「五書」にサインを強要したのです。

 言い換えれば、あなたが修煉をしない「保証書」にサインしたら、その後また「懺悔書」や「批判」ビデオが待っているのです。彼らはあなたが強制的に服従させられることを知っているので、この稼げる機会を決して手放さないでしょう。当時、多くの学習者が「保証書」にサインをしてしまい、表面上はこの罠に陥っていますが、根本的には大法への信念が金鋼不壊に達していないからなのです。それを見抜き、しっかりしてこそ邪悪を断ち切ることができるのです。

 邪悪の「ゼロ行動」を、償いをして善を行う機会と捉えましょう。法を正すことは終わりに近づいており、そこから抜け出す機会が必ずあるとは限りません。修煉の機会を大切にして、心性を守り、人を救う使命に心を集中させましょう。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/28/417146.html)
 
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