雑念を取り除いた体験
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2021年2月2日】長い間、私は困惑していることがありました。それは動功煉功するとき、特に第二式功法(法輪樁法)をするときに雑念が次から次へ出て来ることでした。自分でもこの状態は良くない、大法の修煉の要求に符合していないと感じていました。

 師父は「もう一つは、無意識に邪法を練る場合があります。無意識に邪法を練るとはどういうことでしょうか?  無知の状況の下で、邪法を練っているということです。これはよく見られることで、そういった例はいくらでもあります。先日お話ししたように、多くの人は練功する時に、正しくない考えをもっています。站樁をする時、手足が震え出すほど疲れているにもかかわらず、頭の中は休んでおらず、さまざまなことを考えています。『物価が上がりそうだから、少し買い溜めしておかなくちゃ。練功が終わったらすぐ買いに行こう。値上がりしたら大変だから』とか、『勤め先では今住宅を割り当てているが、俺の分はあるのだろうか?  担当者は俺と仲が悪いのだ。あいつは絶対割り当ててくれない。もし住宅が割り当てられなければ、俺は絶対喧嘩してやる……』とか、ありとあらゆる事が浮かんで来て、考えれば考えるほど怒りがつのるばかりです。先日お話ししたように、家庭のことから国の政治にまで、気に入らなくなると、抑えきれずに怒りがこみ上げてきます」[1]とおっしゃいました。

 しかし、私は基本的に煉功し始めると、体は動作をやっているものの、頭の中で川や海をひっくり返したように、いろんなことが浮かんできて、コントロールできなかったのです。「それらの雑念は自分の考えではない、認めない」と、それらの雑念を排斥すべきだと分かっていたのですが、一つ排除しただけで、2分も経たないうちに他の念が出てくるのでした。そのように何度も繰り返して、少し気が緩むと、その念にどんどん引っ張られることが多くありました。ですから、毎回、悔しくなって、「明日、絶対に煉功のときに何も考えないようにする!」と決心しましたが、来る日も来る日も相変わらず、雑念ばかり出てきました。私は本当に悩みました。時々、もしかして自分は縁がないから、静かになれないのではないかと思ったりしました。

 先日、病業が現れている同修の話を聞きました。彼女は「旧勢力は以前、いつも私の頭に良くない念を打ち込みました。『あなたは、死後の用意をしなさい。死後に着る服を買いに行きなさい』などなどでした。それで私は絶えず、これらの念を排斥し、取り除くようにしましたが、また、ほかの悪い念も次から次へと出てきました。ある日、同修にこのことについて交流しました。ある同修から、『これらの悪い念を取り除くことだけではなく、あなたにこれらの悪い念を起こさせる悪者を取り除かなければなりません』と言ってくれました。それで、私は同修の言うように発正念をしてみました。『私の頭の中に悪い念を生じさせる悪者を消滅する」と考えた途端、怖くて震えながら隠れている悪者の姿が、天目を通して見えました。そして、その悪者に向けて正念を発して、滅したのです」と話してくれました。

 今日の朝、煉功して第二式功法の「頭頂抱輪」のとき、突然「煉功中に雑念を生むすべての邪悪を取り除く」と考え、師父の正法の口訣を念じました。1秒で奇跡が起きました! 頭の中の雑念がすぐ消え、空っぽで真っ白になりました。どのくらい経ったのか分かりませんが、頭の中で人を救うことに関して何かをしたいという念が出てきました。その念が出てから、具体的なものを形成する前に、あっという間に消えてしまいました。ですから、具体的な形になっていなかったので、「関して」という言葉でしか表現できないのです。ずっと第二式功法を終えるまで、私の頭の中は清浄でした。そして、第三式功法、第四式功法も以前のように、ほかのことを考えながら、動作が早くなったり、遅くなったりせず、師父の号令に従って煉功しました。動功を終え、とても気分爽快になりました。

 今日の静功のときも以前のような眠たくなる状態がなく、頭は清浄でした。朝6時の発正念でもぼんやりせず掌が倒れず、念を集中してやりました。

 煉功してから、夫(同修)に、今日の発正念で頭の中の雑念を取り除く方法を話していたとき、突然「邪悪を真っ直ぐに指す」との文字が頭に浮かび上がりました。これは「受動的に一つ一つの雑念を取り除くのではなく、直接に雑念を生み出す邪悪を取り除くことだ」と師父が私に啓示してくださったことだと悟りました。

 私は毎日、家事をしながら明慧ネットラジオで、大法弟子の修煉体験と修煉物語を聞いており、多くの恩恵を受けました。煉功で雑念ばかり浮かぶ以前の私のような同修が多くいると思います。一早く今日の煉功で体験したことを書き出し、同修と交流したいと思います。

 不適切なところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/16/418636.html)
 
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