転々と「道」を探し、師に守られて法を得た
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年2月14日】勇さんは子供の頃から他空間の人や物が見えるそうです。勇さんの話によると、ある白髭のお爺さんがいつも他空間で自分を見守っていて、宿題を教えてくれることもよくあったそうです。勇さんが大きくなってから、周りの人が病気になると、そのお爺さんは時々処方箋を教えてくれることもあり、しかもよく効いたそうです。

 1990年代、北京にいる勇さんのもとに、ある気功師が訪れ、弟子として彼を受け入れて、一部の超能力と気功で病気を治す方法を教えました。勇さんは他空間が見えるため、難しい病気でもたくさん治したことがあり、中には危篤に陥った患者もいました。当時、毎日のように勇さんを訪ねて治療を求める人がたくさんいて、深夜まで病気を治すことがしばしばありました。しかし、他人の病気を治療する時に、その因縁を自分に転化してしまうことが分からなかったため、その後、次々と厄介なことに遭い、身体の状態が悪くなる一方でした。

 1999年以降、勇さんが学んでいた気功も中国共産党(以下、中共)当局に取り締まられました。他空間に存在する人物や物がはっきりと見え、そして修煉を通して境界を高めることが出来ると信じていた勇さんは、深く悩み迷いに落ち込みました。勇さんはチベット密宗の有名な伝授者を尋ね、3年間密宗の功法を学びました。その後、師は勇さんの天目を閉じてくれました。

 勇さんは母親が亡くなった後、重度の神経炎を患いホルモン療法を受けました。その結果、身体は太り始め、そして弱くなる一方でした。その時の勇さんは他人の病気を診るどころか、自分自身を治す力もなくなり、他空間で自分を見守る白髭お爺さんも見えなくなりました。勇さんは非常に無力感を覚えました。

 幸運なことに、勇さんはある大法弟子に出会いました。しかし、その大法弟子が法輪大法真相を伝えると、勇さんは他人の病気をたくさん治療した過去の自慢話ばかりで、傲慢な態度を見せ、しかも、大法弟子が粘り強く迫害の実態を伝えることも理解しませんでした。

 しかし、勇さんは1990年代に武漢で師父の説法講習会に参加し、天目で法輪を見たことがあると聞き、その大法弟子はとても勇さんを大切にし、その後もいつも連絡を取り合っていました。ある清明節(せいめいせつ:二十四節気の第五)、勇さんは北京から故郷に戻り、母親の墓参りをしたとき、その大法弟子は喫茶店で彼と会いました。

 目の前に現れた勇さんはさらに太り、さらに弱っていました。その大法弟子は勇さんに「あなたは当時他人の病気を治すことが出来たとしても、その病気の原因の因縁を解決することはできません。他空間の真実が見えるあなたなら、中共の無神論は間違っていると分かるはずです。中共の弾圧によって、あなたの功派を含むほとんどの気功功派が皆消えましたが、法輪功だけが20年以上の残酷な迫害にも倒されず、逆に世界中に広まっています。また、あなたは他空間が見えますが、なぜ世の中に来たのか?  自分の使命は何なのか?  どうすれば元の世界に戻れるのか? これらの問題が分かっていますか?」と言いました。勇さんはやっと聞き耳を立て、その大法弟子に進められ、法輪大法の書籍『轉法輪』を買い求めました。

 翌日、勇さんはその大法弟子と会い、昨夜の出来事を嬉しそうに話しました。「昨夜、『轉法輪』を読み終わって寝ようとした時に師父の法身が現れてくださり、僕に『あなたとは大きな縁がある。そうでなければ、あなたはすでに死んでいた。あなたの身体中は虫だらけだ。心を静めてこの本をじっくり読んで、読み終わったらその大法弟子と交流しなさい』とおっしゃいました」。勇さんは身体中に虫がいると言われたことに驚いていました。勇さんは五式の功法を習ってから北京へ帰りました。

 物欲が横行している世の中で、人々は見失いがちです。北京に戻った勇さんは仕事に没頭し、大法の修煉を怠けてしました。数カ月後、勇さんは某市に行ってその大法弟子を尋ねるようにと師父の法身に教えられたことを聞きましが、仕事もあるし家族もいるので、簡単には北京を離れることができないと思い動きませんでした。しかし数日後、再び師父の法身が見え「必ず行くように、そうしなければ命が助からない」と勇さんはヒントを与えられました。

 今回、勇さんは自分の衰弱した体を見て、躊躇しませんでした。翌日、家族に別れを告げ、その大法弟子の住む市に向かって出発しました。着いてから、その大法弟子は師父の9日間の説法講習会のビデオを見せました。勇さんはビデオを見ている時、テレビの画面ではなく、他空間で黄金の光を放つ師父の法身が直接説法してくださっているように見え、美しい法輪が回転している様子などたくさんの素晴らしい光景が見えました。また、第二式の法輪樁法を煉っている時、巨大な自分が宇宙に立っていて、銀河が動いていて、地球は小さなビー玉のように見えました。

 ある日、その大法弟子は勇さんが運転する車の最前列の座席の前に1枚のチベット密教の仏像が貼ってあり、仏のビーズも置いてあるのが見えました。師父は不二法門の法理を説かれたと勇さんに注意をすると、彼は「貼って置かないと、車を運転中に他空間の鬼が人のように車にぶつかってくるのが見えるので、とても怖いです」と説明しました。

 その大法弟子は勇さんに「当初、あなたがチベット密教を修煉していた時、師父の法身が見えるような殊勝なことはありましたか? 身体がこれほど早く回復することが出来ましたか? 無限に大きくなった自分が宇宙で煉功している体験はありましたか? 法輪大法は必ず大法弟子を守るのです!」と言いました。

 勇さんは、最近他空間で経験したことを語りました。「僕はある大法弟子を車に乗せて運転していました。午後6時になると、彼は発正念をし始めました。僕は彼が立掌した瞬間、黄金の光が放ち、車の前の鬼や妖怪が一瞬にして消えていったのが見えました」と言いました。その後、勇さんは車に貼ってある密教の仏像を取り除いて燃やし、同修から大法のお守りをもらってから、鬼がぶつかってくる現象はなくなりました。

 今回の中共ウイルスが蔓延している中、ある日、勇さんは煉功をしている時に、自分と縁のある大勢の人が危険にさらされ、懸命に助けを求めているのが見えました。勇さんは涙ながらにその惨状を語りました。

 ある時、不当に監禁された同修を助けるために、弁護士を乗せて裁判所に行きました。勇さんは発正念をして師父のご加持を願っている時、師父が裁判所の上空で無量の法輪を打ち出され、非常にきれいで、万道の黄金の光を発している光景が見えました。光が制服を着た警察、検察、裁判官を照らすと、その人達の身に付いた他空間の良くない生命体がすぐに真っ黒に焼け焦げ、小さく縮みました。裁判所から帰って煉功する時、勇さんは自分の身体から一つの業力でできた黒いボールが落ちてきたのを見ました。体重を測ると3キロも減りました。

 勇さんは法輪大法の修煉を始めてから、大法の奇跡をたくさん体験しました。現在、勇さんは自分の体験を通してより多くの人々に大法の素晴らしさを伝え、法を得ることを手助けしています。

 私は、勇さんが転々と「道」を探してきた物語を書き出し、無神論に騙された人と、宗教や各種の気功に阻まれている人々に、大法弟子の伝える真相に耳を傾け、そして心を静めて法輪大法の書籍を読み、なぜ自分がこの世に来たのかを真剣に考えなければなりません。「今こそが大切で偉大な瞬間であり、この万年の機会を掴むように」と願っております。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/17/417712.html)
 
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