曲がりくねった坂道で ブレーキ・トラブル発生
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2021年3月22日】私は遼寧省錦州市の大法弟子で、露天で果物を販売しています。 2020年10月上旬のある日、息子と私は購入したばかりの中古のバンを運転して北鎮まで果物の買い付けに行き、その日は2.5トンの様々な種類の梨を購入しました。

 帰り道、北鎮と義県の数十棟の高層ビルの間を通り抜け、曲がりくねった急勾配の坂道を走っていました。その時ちょうど下り坂で、バンはものすごいスピードで走っていたので、息子に「ブレーキから足を離さないで、踏ん張って」と言いました。5キロくらい走ったところで、車はさらにスピードを上げていきました。息子はパニックになって、「お母さん、ブレーキが効かないよ、もう踏んでも停まらないよ!」と言いました。

 私は落ち着いて息子に「大丈夫。ハンドルをしっかり握って溝に落ちないように」と言った後、窓を開け、空に向かって叫びました。「 師父、どうか弟子を加持してください。お助けください」。私は何度も何度も叫んでいました。「師父、お助けください、加持してください ・・・・・・」。声は嗄れ、心の中で思いました。「どうか師父お願いいたします。私たちに人を傷つけさせないでください!」

 当時、自動車道には車が多かったのですが、大声で叫び終わってみると、走っていたのは私たちのバンだけでした。バンはさらに10分ほど走って、小千という村を通り過ぎたところで、道路脇にスーパーマーケットがあり、その隣に小さな路地がありました。息子に路地に入るように言い、路地に入った途端、目の前に薪の山があり、息子はその薪の山に車を突っ込みました。

 車はやっと止まりました。助手席から降りると、涙がどっとあふれ、私はひざまずき、天に向かって叫びました。「師父、私たちの命を救ってくださって、ありがとうございました! 師父、ありがとう・・・・・」

 その時、息子は恐怖のあまり顔が蒼白で、しばらくしてやっと我に返ることができました。バンから降りても長い間話すことができませんでした・・・・・・。

 スーパーの女性経営者が出て来て私たちを見て、「うちの車はいつもここに駐車していて、今日1時間くらい前に車を移動したところへ、あなたの車がぶつかってきたのよ。先日もこの道路で30代の夫婦がブレーキの故障で亡くなりました」と話しました。

 地元の親切な人たちに助けられ、ブレーキパッドを交換し、ブレーキを修理してもらいました。その後帰路につき、また大きな急な坂道があるのを見て息子は怖がり、その道を避けて遠回りをして帰りました。

 この体験を妹に話すと、妹は私を抱きしめながら、大きな声で泣き出しました。家族はみんな「本当に2人は命拾いをした!」と言いました。

 友達とこの話をするたびに、命を救ってくださった師父に心の底から感謝しています!  私がパニックにならなかったのは、自分は大法弟子であり、そして、いつも師父が私たちを見守ってくださていることが常に念頭にあるからです。

 この出来事をきっかけに、今まで大法をあまり支持していなかった息子が、「お母さん、師父に感謝します! これからは僕も大法の師父を師父とお呼びします!」と言いました。

 この個人的な体験から、親戚や周りの友人が大法の奇跡を目の当たりにすることができました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/1/421173.html)
 
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