【明慧日本2021年3月24日】武漢市の法輪功学習者（以下、学習者）・駱元英さんと黄紅尉さんは2021年3月10日、15日間の拘留が満期日になった。両家の家族が早々に武漢市東西湖二支溝第一行政拘留所に駆け付け、駱さんと黄さんの2人を迎えに行った。しかし、拘留所の警官は「駱元英と黄紅尉は7カ月間、洗脳班に送り込む予定だ」と言った。現在、家族は駱さんと黄さんの行方が分かっていない。
連行・拘禁
2021年2月22日、駱さんと黄さんは武漢市江岸区三眼橋付近で、人々に法輪功が迫害されている事実を知ってもらうため、QRコードを贈った時、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。そして、武漢市江漢区国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の参与で、唐家墪派出所の警官は駱さんと黄さんを連行した。しかし、警官らは2人を連行してから、家族に連行したことを通知しなかった。
家族は帰宅しなかった駱さんと黄さんを探し回り、市長の専用ダイヤルにまで電話した。それで、駱さんと黄さんは東西湖二支溝第一行政拘留所に拘留されているのを知った。
それから、家族は二支溝第一行政拘留所に行き、2人の状況を聞こうとしたが、拘留所の職員に疫病が蔓延中との理由で、聞くことを拒まれた。
拘留満了日に解放されなかった
2021年3月10日、駱さんと黄さんは拘留15日の満了日だった。両家の家族は2人を迎えに拘留所に行った。
当日の9時、白い車に乗っていた江漢区唐家街墪派出所の警官5人も拘留所の前で待っていた。
家族たちが拘留所の警官に駱さんと黄さんを迎えに来たと伝えると、警官は「2人を洗脳班に7カ月間、送り込む予定だ」と言った。それを聞いて、家族は怒り「あなたたちはいつも、法に基づいて国を治め、法に基づいて案件を処理すると言っているが、洗脳班に送らなければならない通達を出してみせてよ」と言った。
それから、家族は交代で市長専用ダイヤルに電話をかけ、事情を話したが、警官は家族の目の前で、手錠をかけた駱さんと黄さんをパトカーに乗せて、去って行った。
それから、家族は唐家墪派出所に行って、2人のことを聞いてみると、警官から「2人は派出所内にいるから、待ちなさい」と言われた。しかし、家族4人は夜11時半まで待っていたが、警官に「2人は派出所にいない」と告げられた。
結局、家族はいまだに2人がどこに拘禁されているのかがわからない。
駱さんが受けた迫害事実
国家公務員の駱さんは礄口区工商局財務科に勤務していた。1996年、駱さんは法輪功を学び始めて、仕事も真面目にやり遂げた。
しかし、中共が1999年7.20から、法輪功迫害を開始した。駱さんは法輪功迫害停止を求めるため、3回も北京へ行き、法輪功の陳情をしたが、法輪功を学び続けているという理由で、労働教養処分を宣告されたり、留置場に拘禁されたり、洗脳班に3回入れられた。それに、国家公務員の資格を取り消され、工商局から不動産管理センターに異動させられ、退職の年齢になっていないのに強制的に退職させられてしまった。
|
拷問の再現：猛打 |
2000年10月、法輪功の真相が書かれた横断幕を作った駱さんは、労働教養処分2年を科されて拘禁された。武漢市女子留置場に拘禁されているとき、駱さんは法輪功の功法を煉ったため、猛打された。強制的に灌食され、両腕を背中に回されて手錠を3日間かけられた。その間、睡眠も食事もできなかった。その後、手枷を数カ月間つけられた駱さんは手が腫れあがり、黒色になって痺れ、腕も痛めて動かなくなった。駱さんはまた、囚人服着用を拒否したため、日用品や私服、家族から送られたお金も全部押収された。
労働教養所で、駱さんは独房に4カ月間入れられ、灌食、人身攻撃、強制洗脳を受けた。
2002年10月、駱さんは労働教養期間が満了になったが「転向」しなかったため、帰宅を許されず、台北街派出所と住民委員会の人員に江岸区丹水池洗脳班に送り込まれた。洗脳班で駱さんは猛打、強制灌食、吊るし上げられるなどの拷問を受けた。さらに、6日間睡眠を剥奪され、壁に向かって立たされ、両足が酷く腫れ上がった。
|
拷問の再現：吊るし上げる |
2002年末、駱さんは湯遜湖洗脳班に移送された。湯遜湖洗脳班で駱さんは数人に囲まれて殴打され、両足と両手を縛られた。さらに、うつぶせにして、背中に椅子を乗せて押えつけられた。
ある日、駱さんは地面に押し倒されて跪まずかされた。跪まずかされることに反抗した駱さんは30分近く平手打ちをされた。ある時は、駱さんは「転向」を強制されて、数人によって手を掴まれたり、足を掴まれたり、地面に倒されたり、机に押さえつけられたりして、苦しめられた。そのため、駱さんは肋骨が折れて激痛が走り、肉体的にも精神的にも大きなダメージを受けた。
（注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）
