上海市の劉成英さん(70代) 再び濡れ衣を着せられた
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 【明慧日本2021年3月26日】(上海市=明慧記者)上海市長寧区の法輪功学習者・劉成英さん(74)は、2020年9月28日に不当に連行され、市長寧区留置場に拘禁されてから、すでに6カ月が経過した。情報筋によると、劉さんの案件の公文書は奉賢区裁判所に渡されたという。

 1999年7.20、法輪功が迫害された後「真・善・忍」を遵守する劉さんは、不当な実刑判決を2回、言い渡されたことがあり、計9年6カ月間、刑務所に拘禁されて迫害されてきた。二十数年来、劉さんと家族は、警官と住民委員会の関係者らに嫌がらせを受け続けてきた。

 2020年9月28日、劉さんは食料品を買いに行った時、法華鎮通りで警備員が追いかけてきて、積極的に話しかけてきたので、劉さんは善意で良い人になるようにと警備員に忠告した。その際、警備員は法輪功の資料を受け取った。

 翌日の9月29日8時過ぎ、上海市長寧区虹橋路派出所の警官らは、これを理由にして劉さんを連行し、家宅捜索を行った。

 12月11日、劉さんの案件の公文書は奉賢区裁判所に渡された。現在、劉さんは上海市長寧区留置場に拘禁されている。

 劉さんは1994年7月3日に法輪功を学び始めた。それまでの劉さんは、とても怒りやすい性格だった。1987年、劉さんは腎臓症候群を発症し、西洋医や漢方医に診てもらい、民間の治療薬を含めて多くの薬を服用し、当時流行っていた16種類の気功を習ったが、いずれも効果がなかった。最後に、医者は劉さんの夫に「この病気はもうどうにもならないので、彼女を連れて帰り、食べたいもの、欲しいものがあれば、好きなようにさせて下さい」と言った。この死よりも辛い状況の中で、劉さんは法輪功に出会った。そして、間もなく病気が治り、体の浮腫の状態もなくなり、穏やかで我慢強くなった。

 しかし、中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、劉さんは何度も迫害された。

 2000年11月14日、劉さんは懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡され、上海女子刑務所に拘禁された。拘禁期間中、血糖値が高く、両手が痙攣して働けなくなるまで労働を強制され、独房に閉じ込められて、夏でも入浴を許されなかった。

 2007年1月18日、劉さんと息子・姚奇さんは、長寧区の警官により連行された。その後、劉さんは懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 2016年7月、劉さんともう1人の学習者は徐匯区で法輪功迫害の実態を人々に伝えていたところ、警官に連行された。2人は後に解放されて帰宅した。

 2019年4月23日、劉さんを含めて5人の学習者が、徐匯区健康園で迫害の実態を人々に伝えた時、警官に連行されて家宅捜索を受けた。1カ月間拘禁された後、15日間の行政処分を科されてから、解放された。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/24/422475.html)
 
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