【明慧日本2021年4月4日】(カナダ=明慧記者)2021年2月24日、117の団体が共同で開催した「中国共産党(以下、中共)による生体臓器強奪に関するセミナー」に、40名以上の政治家が参加した。 欧州連合、カナダ、オーストラリアなどの国会議員は、中共の生体臓器強奪はジェノサイド(集団殺害)の犯罪であり、法輪功は迫害されている主な団体であり、国際社会はこれを阻止するために行動を起こす必要があると述べた。
「中共による生体臓器強奪に関するセミナー」に参加した欧州連合議会議員イヴァン・ ビルボ-・シンキック氏 |
欧州連合議会議員イヴァン・ ビルボー・シンキック氏は発言の中で、中共が犯した最も深刻な人権犯罪は生体臓器強奪であり、主な犠牲者は法輪功学習者(以下、学習者)で、世界各国が臓器強奪を非難し、制裁する強い姿勢をとるように提言した。
生体臓器強奪の主な犠牲者は法輪功学習者である
イヴァン・ビルボー・シンキック氏は、強制労働、監禁、強制収容、拷問に加えて、最も深刻な人権侵害は、臓器強奪であり、時には被害者が生きて意識があるうちに臓器強奪されることもあり、 臓器強奪の主な犠牲者は法輪功学習者で、彼らは肉体的にも精神的にも非常に健康だったと語った。
生体臓器強奪に中共は深く関与
同氏は、中共が生体臓器強奪に深く関与しているという。「残念ながら、このような(臓器強奪)行為は何十年も前から行われていても、中共政府はそれを認めていません。 臓器移植の3分の2は、患者を中国に連れて行き臓器移植を行っています。 ヨーロッパでは、クロアチアのように移植を待つのに何年もかかりますが、中国では待ち時間が短く、数日で終わることもあります。 中共が行っている臓器強奪は、政敵を排除し、金儲けのための道具であり、中国の医療制度を支えるための道具になっています」
「数年前、臓器強奪を初めて耳にしたとき、私は人間として憤りを感じました。 それを阻止するために、国際的に最高レベルの政治的な行動がほとんど取られなかったことが、私を悲しませたのです」と述べた。
世界は臓器強奪を非難し、制裁するための強い姿勢を示さなければならない
「2021年の今日、中共による生体臓器強奪の問題が、ますます真剣に取り組まれるようになってきたことを嬉しく思います。 何が起きているのかを知る人が増え、関連する会議も多く開かれ、人々の意識は迅速に高まっています」とイヴァン・ビルボー・シンキック 氏が述べた。
同氏は、世界が一致団結して臓器強奪を非難しなければならないという。「欧州議会の議員として言わせていただくと、EUはあまりにも長い間、経済的利益や中国との巨大な貿易のために、あえて中共を批判しなかったのですが、しかし、このような状況(臓器強奪)は終わらせなければなりません」
「今こそ世界は、中国で行われている生体臓器強奪の犯罪に非難を示し力を見せるべきときに来ています」と、臓器強奪に関係する企業を調査し、企業とその関係者に制裁を加えるべきだと提案した。