北京市平谷区の張淑香さんが迫害死
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  【明慧日本2021年4月30日】北京市平谷区の法輪功学習者・張淑香さん(女性)は2017年6月21日、当局の警官によって連行され、その後、懲役3年の実刑を下されて北京女子刑務所に収容された。刑務所の迫害により、危篤に陥った張さんは2019年4月3日、救急車で家に送られた。そして、2021年3月30日、張さんはこの世を去った。享年73歳。

 張さんは帰宅した後、ずっとベッドに横たわっていた。しかし、地元の司法関連の職員と警官は絶えず張さんに嫌がらせを行い、年金の支給も停止した。その結果、張さんは病状が一層悪化してしまい、死に至った。

 張さんは法輪功を学んでから、患っていた高血圧や糖尿病が完治し、心身ともに元気になった。当時、張さんが法輪功を学ぶことを支持していた夫も健康な体を得た。

 張さんはいつも自転車に乗って、周りの市場や街へ行き、自分と同じように法輪功の恩恵を受けられるよう、当局による法輪功への誹謗中傷の宣伝に騙されないようにと、人々に法輪功の素晴らしさを伝え、「三退」を勧め、法輪功が迫害されている事実を話した。

 しかし、善良な張さんは当局に残酷な迫害を加えられた。

 一、連行される

 2017年6月21日午前、張さんは出かけたとき、周囲の人に法輪功迫害の実態を話していたところ、私服警官に連行された。それから、平谷区興谷派出所の警官4、5人が張さんを自宅へ連れ戻し、何の証明も提示しないまま家宅捜索をした。警官は数百元の法輪功迫害の文言が書かれた紙幣、法輪功関連の小冊子などの私物を押収したが、リストを渡さず、北京市公安局が押印した刑事拘留証を渡した。

 同年9月4日、警察は張さんの案件を検察庁に提出した。9月12日、弁護士は留置場に行き、張さんとの面会を求めたが、提出した手続書類が不足しているとして、留置場側に面会を拒否された。

 連行される以前は健康だった張さんは留置場で高血圧症を発症した。そのため、弁護士は平谷区検察庁に張さんの保釈を申し立てたが、許可されなかった。

 9月25日、検察は張さんを平谷区裁判所に起訴した。

 二、実刑3年と罰金6000元の判決

 2017年10月17日午前、裁判所の3階にある第二法廷で張さんに対する裁判が開廷した。家族2人しか傍聴が許されず、張さんの夫は法廷に入れなかった。その理由として、警官が張さんの自宅を家宅捜索した際、夫は要求された尋問記録にサインをしたため、張さんの「犯罪事実」の証人になったからだという。

 法廷で弁護士は張さんの無罪を弁護した。

 法廷に入れなかった張さんの夫は張さんの無罪を主張し、「妻は法輪功を学んで患った糖尿病などが完治しました。妻は拾ったお金を城関派出所に届けました。妻は無罪であり解放を要求します」と書いた意見書を警官に提出した。

 しかし、2017年11月26日、張さんは裁判所に懲役3年と罰金6000の判決を言い渡された。そして、2018年5月24日、北京女子刑務所に収容された。

 三、迫害され危篤に

 刑務所で張さんは最初、六区に拘禁された。張さんは同じ部屋に拘禁されていた受刑者の班長に「三書」を書くように強いられたが、従わなかった。そして、受刑者の班長は自ら「三書」を用意し、張さんに写すよう要求した。しかし、張さんはそのまま写さなかったため、班長は三書を破った。

 2018年8月1日、張さんを含む六十数人の法輪功学習者は三区に集められ、一斉に迫害を加えられた。

 刑務所で張さんは重い糖尿病の症状が現れた。それを口実に、監視役の受刑者は張さんに食事を一口しか与えず、水を飲むことを許さず、餓死寸前の状態にさせた。

 それで、張さんは痩せこけ、力がなく、失禁状態になり、重い高血圧の症状も現れ、多臓器不全になって危篤に陥った。その後、張さんは北京市右安門の刑務所管理局の中心病院に搬送された。

 それから、刑務所側は責任を逃れるため、張さんの仮釈放を許可した。2019年4月3日、張さんは救急車によって、家に帰らされた。

 その後、張さんは平谷病院に1週間入院した。退院しても、痩せこけて顔色が悪く、話す声も小さく、ベッドに横たわるしかできなかった。

 四、続く嫌がらせ、脅迫

 2019年8月27日、平谷興谷司法局の職員が張さんの家へ行き、張さんを病院まで連行し、身体検査をさせたが、重い糖尿病の結果が出たため、張さんを帰宅させた。

 2019年9月17日、平谷興谷司法局の職員3人が張さんの家へ行き、張さんの写真を撮って、「3カ月ごとに病院で身体検査を受けろ。従わないなら、刑務所に戻してやる」と脅迫した。その後、彼らは何度も張さんの家に行って、嫌がらせや脅迫を行った。

 そのほか、張さんの年金の支給が停止された。

 そして、当局を恐れた家族は絶えず、張さんに圧力をかけた。ほかの学習者が張さんを見舞いに行っても、家族は家に入らせず、張さんに渡そうとした法輪功の書籍やmp3も家族に取られたという。

 2020年新年の前後、張さんは法輪功の功法を実践して、健康状態が好転し、家で歩けるようになり、家族に支えられて階段を下りられるようになった。張さんはその後、転んで股関節骨折になり、また寝たきりの状態になった。刑務所の迫害で糖尿病が再発し、修煉環境を奪われて苦しめられた張さんは2021年3月30日に亡くなった。

 
(中国語://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/24/423739.html)
 
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