【慶祝513】 黒い大地に住む田舎の一家(一)
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文/黒龍江省の大法弟子

 【明慧日本2021年6月10日】大法は不思議な力を持っており、その力は大きなところから細微まで全体に及んでいます。本文の中で紹介する例は、大法の威力が世間に現れた一つの事例にすぎません。大法は人類に幸福をもたらすことができますが、大法の奇跡と殊勝さは、人々を返本帰真させるために存在するものです。

 私は東北の田舎に住んでいます。その黒い大地の中にある小さな村です。 1995年、法輪大法がこの地域に伝わってきて、私は人生の春を迎えたかのように、法輪大法を修煉する機会に恵まれました。 それ以来、私は死ぬより辛い日々から解放され、幸せな人生を歩み始めています。

 苦難と幸福

 私は67歳です。私は元々可愛い子供2人と幸せな家庭を築いていました。夫は国営サプライ販売店に勤めていました。当時の田舎では、正式な仕事があることはとても羨ましがられることでした。

 ただ残念なことに、私は息子を出産して3~4カ月後にリウマチを患いました。この病気は、全身の骨や関節、肉や皮膚に痛みがあり、とても辛いものでした。その症状は冬も深刻ですが、夏の夜になるとさらにひどくなりました。少しでも風に吹かれると身体に激痛が走りました。

 その後、リウマチ性心疾患になり、いつも心臓が震えていました。 毎日、朝食の時にはうなり声をあげないと、心臓が震えて息ができなくなるのです。注射をしたり薬も飲んでいましたが、効果はありませんでした。また、私は深刻な婦人病があり、長い距離を歩いたらお腹が激しく痛み、辛かったのです。 10年以上も冷たい水を飲むことができず、冷たいリンゴを一口かじっただけで、身体から出血したり手足の力が抜けたり、目が開かなくなったりしました。

 夫が正式な仕事に就職できたのは、私が舅に仕事を譲ってもらうために争ったからです。戦って仕事を得ることができましたが、私の中枢神経がひどく刺激されたため、泣いたり笑ったりするコントロールができなくなりました。このようにして私はまた一つの病気を追加したのでした。

 田舎の主婦として、私は病気なので子育ても家事も農業もできませんでした。 主人は仕事から帰って来てからは、子供たちの食事を作らなければならないし、家の中も外もすべての面倒を見なければなりませんでした。その後、帰宅した夫は、私がどこか痛いと言うたびに私を罵りました。そのため夫は悩み途方に暮れてしまい、私は泣き暮らし、こうして私たちの結婚生活は終わりを迎えました。

 2番目の夫は、村の小学校の先生です。彼と一緒になっても、私は相変わらず注射や薬を飲み続けていました。

 1995年、私は人生の転機を迎えました。親戚から法輪大法を紹介され、さっそく学び始めたのです。当時、私は何も分からないので、ただ他人の動作を見て真似ていました。それだけでも奇跡的に体が大きく変化したのです。4、5カ月後には病気がほぼ治りました。

 1年後には、病気はすっかり治っていました。私は、大法は本当に素晴らしいと感激しました。 歩いても身体が軽く感じ、気持ちは晴れ晴れとしています。師父が私を苦しみから救ってくださったのです。

 そして私は、畑仕事ができるようになりました。春の田植えの時期には、村の女性たちと一緒に田植えの出稼ぎに行きました。私はその中で最年長でしたが、一番元気で、一日働いても痛みを感じることはありませんでした。

 以前の私は、病弱者として知られていましたが、法輪功を通じて大法の超常を人々に見せたのです。私の変化を目にした村の半数の人々が、法輪功を学び始めました。私が法輪大法の良さを話す時、みんなが手伝って説明します。「あなた達は皆、法輪功を学んでいるの?」と聞かれると彼女たちはすぐ「そうです。みんなが学んでいます!」と言うのです。

 夫は酒をやめ、真相を伝えることを手伝う

 法輪功は修煉して道徳レベルを高め、「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」[1]の通りに実行すべきであり、真・善・忍の基準に従って自ら修煉し、心性を高めなければなりません。

 2番目の夫は教師でありながら、「飲酒」の習慣がありました。1日3食の時にも飲み、寝る前にも飲みました。外ではいくら飲んでも冷静でいられましたが、家では飲む度に喧嘩を売ってきました。

 ある日、学校で生徒がペンを盗んだことでトラブルになり、夫は校長先生に対して不満が生じました。家に帰って酒を飲んだ後、一晩中私を罵っていました。私が寝てしまうと、夫は直ぐに枕を揺すり、「寝たふりをしないで」と寝させてくれませんでした。私は大法を修煉しており、怒らずに我慢すべきだと思ったので、「寝ていない、聞いているよ」と言いました。翌朝、「今日、仕事に行くでしょう?」と聞いてみました。夫は「うん」と答えました。私は「あなたは一晩中罵って、一晩中怒っていたね。一晩中タバコを吸っていたけど、身体に良くないよ。まだ仕事に行かなければならないのに、身体に気をつけてくださいね。もし私が間違っていたら、指摘してくれれば改めるから」と言いました。

 それを聞いた夫は、あんなに罵られていた私が、まだ自分のことに同情していると思ったのか、学校での出来事を話してくれました。このようなことは今までにも結構ありました。

 徐々に、私の心性が向上するにつれ、彼も変わりました。朝の学法の時、私が声を出して『轉法輪』を読んでいるので、夫は無意識にそれを聞いており、大法の要求した通りに実行するようになりました。買い物の際にも、余分なお金をもらったら夫はすべて返しました。「徳を失ってはいけない」と言うのです。 その後、夫は酒をやめました。そして私が法輪功迫害の実態を伝える時には、手伝ってくれるようになりました。

 ある日、夫の故郷の親戚で集まりがあり、私たちも招かれました。私は夫に「ほとんど面識がないから行かなくても構わないけど、大法の良さを話してもいいなら、私も行く」と話しました。その時は夫は黙っていて何も言わなかったので、行かせてくれないと思いました。しかし翌朝、夫は「着替えたら一緒に行こう!」と言いました。私は「着いたらいろいろ助けてね。私は真相を伝え、人を救うために行くのだから、あなたが私を助けるということは、すべて自分のためになるのです。自分に有益になるのだから、私を止めないでね」と夫に話しました。

 親戚の家に着いて、誰かに自己紹介されたり、誰かが外に出たりすると、私はすぐに法輪大法の素晴らしさを伝えました。夜になって、友人や親戚が集まった時、私は迫害の実態を伝え、一人ずつ三退を勧めました。

 その時夫が、「皆さん、脱退して下さい。私も脱退しました」と言ったので、全員が三退しました。夫は心から納得し、法輪大法を支持したのです。

 大法を認める子供たちは恩恵を受ける

 私は再婚したので4人の子供がいます。自分の息子と娘、そして2人の義理の子供です。

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/29/426080.html)
 
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