悪習から抜け出し、希望を持てるようになった青年の物語
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年6月14日】私は2014年の終わりに法輪功の修煉を始めた青年学習者です。大法と出会えたことが私にとって人生で最も幸運なことだと思っています。

 修煉する前、私はいろんな悪い習慣がありました。麻雀好きでウソをつき、気まぐれで怒りっぽく、いつも両親に反抗していました。2000年に親戚の紹介で良い仕事に就くことが出来ました。それからの数年間は社会の中で転々として悪い事をたくさん身につけました。金など物質的な利益が何よりも大事と感じるようになり、虚栄心も強くなりました。そのため、人と争い、どんな手を使っても勝てば良いと思うようになりました。実際、周りにはそのような同僚がいて、その人がすごいと思い、いつもその人の真似をしていました。今、思えばなんとばかばかしいことだったと思えるようになりました。

 2010年頃、会社に新しいプロジェクトができたので、同僚のみんなと同じように、私もこのプロジェクトで良いポジションに就きたいと思うようになりました。私は上司にこびへつらい、何とかこのポジションを手に入れることができました。このポジションは大きな決定権をもっていて、いろんな人が関わるため「おいしさ」満載でした。また、いろんな個人の出費を会社の経費の名目で落とせるうえ、社会の主流クラスの人との繋がりも作りやすかったのです。

 私は人の顔色を見るのが得意ではありませんでした。今から思えば、その当時上司から何度も「そのポジションを生かして一緒に金儲けをしよう」と暗示してきましたが、私はその時の上司の真意を読み取れず、自分ばかり金儲けに走っていました。

 金儲けはできましたが、悩みも増えてきて、毎日大変疲れるようになりました。誰かにいじわるされて今のポジションを奪われるのではないかと常に不安に思っていました。まさに師父が『オーストラリア法会での説法』の中でおっしゃったように、「僅かな利益を得るために他人を傷つけ、少し得たら嬉しくてたまらず、少し失ったら辛くてたまりません。そのため、ろくに食事や睡眠もとれず、様々な病気を抱えるようになりますが、なんと辛い生き方でしょう!」

 このような不安な状態が数年続き、その間、保身のためさらに賄賂を受け取ったり、私利私欲のために悪いことをたくさんしました。ある日、法輪功を修煉する親戚と会いました。みんな久しぶりにあって修煉について話をしていました。そこにいた私も傍らで聞いて面白いと思うようになりました。それから会社に戻るとつまらない話とは対照的に修煉のことが、とても楽しいと感じられるようになりました。

 良い人になれたらいいのに、と私は思いました。そこで私は『轉法輪』を手に入れました。夜になり夢を見ました。師父がやってきて上空に留まり、金色に輝く蓮の花の上に座って、指で私をさすと、金色の糸が私の下腹部に入ってきました。それから下腹部でガチャっという音がしました。起きてから何がどうなっているのか分からず、同修に聞くと師父が法輪をくださったのだと分かったのです。私も法輪を持てるようになりました! 私は大変感動しました。それからは何度も繰り返して本を読み、なぜこれほど素晴らしい大法にもっと早く出会えなかったのだろうと悔しい気持ちでいっぱいでした。私は泣きました。必ずしっかり修煉しなくてはと、心の中で強く決意しました。

 少しずつですが、修煉者としてどのように行うべきかを知るようになりました。私はまず自分の心から変えることに決めました。まずは利益に対する貪欲さを捨てるところから始めました。私は会社の上司と相談し、今のポジションを辞めたいとお願いしたところ、上司はそれに応じてくれました。その日から私はこの上なく楽になりました。もうこれ以上、人間関係で苦しむこともなく、お金儲けのために利益に走る事もなくなりました。人生とはこんなに楽なものだったのかと初めて感じました!

 それから私は自分に対してさらに厳しく要求し、気づける範囲で悪い習慣をやめました。麻雀をやめ、ウソをつかないように注意し、カラオケにも行かなくなりました。友人との飲み会など、自分の虚栄心を見せびらかす所にも行かなくなりました。何かトラブルが起きたらまず自分自身を見つめました。良い人になり、他人を思いやるように努めました。知らないうちに、私の生活状態が大きく変わり、家族から見ても、私が別人の様に変わったのが分かりました。

 大法が私を変えて下さいました。それを考えるたびに、私は涙でいっぱいになります。師父の慈悲は常に私を包み込んでくださり、私は本当の暖かさを感じています。師父による慈悲なる済度に感謝いたします。私の人生の最も良い状態を知るようになり、私の人生は希望に満ちるようになったのです。

 以上は個人の修煉体験に過ぎず、正しくないところがありましたらご指摘ください。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/7/4/370445.html)
 
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