【明慧日本2021年7月31日】(明慧記者・英梓)世界各国の政治家、非政府団体は7月20日前後、中国共産党(以下、中共)が法輪功への迫害を停止し、不当に拘禁されているすべての法輪功学習者(以下、学習者)を解放するように要求した。彼らは迫害に関与した者の処罰を求めるとともに、学習者が22年間「真・善・忍」の信念を貫き、理性的で平和的に迫害の停止を呼びかけ続ける精神を称賛し、学習者側に立つことを表明した。
7月16日、ワシントンD.C.で、中国で迫害死亡した学習者を悼み、キャンドルナイトで追悼 |
国際連盟IPAC 迫害を終結させるために「声上げ」を各国政府に要請
20カ国の民主国の数百人の議員で構成された「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)は、各国政府に中共の責任を追及し、迫害を終わらせるために立ち上がるように呼びかける声明を発表した。
「過去二十数年間、数千万人もの学習者が(不当に)拘禁され、過酷な拷問を受けました。特に心配なのは、中国で学習者や良心の囚人の臓器が生きたまま摘出された報告です。イギリスの独立法廷が行った分析では、このような行為は長年にわたり大規模に、国家が主導して組織的に行ってきたと結論づけています」
「私たちは、各国政府に対して、この弾圧を終わらせるために立ち上がり、声を上げることを再度求めます。民主主義国は、世界範囲内で強制的に摘出された臓器の取引を阻止しなければなりません。中国政府は、すべての中国国民の人権を守ることに対して責任を負わなければなりません」
米政治家 中共に迫害の即時停止を促す
米国務省のネッド・プライス報道官は、定例記者会見の声明の中で、中共に対し、直ちに迫害を停止し、拘禁されている学習者を解放するよう求めた。
米国議会下院共和党コーカスの議長で、ニューヨーク州下院議員エリス・ステファニック氏は、ニューヨーク州北部の学習者に国会特別表彰状を授与し、中共に迫害されている中で22年間貫いたことを銘記した。
17人の米国連邦議員が、法輪功を声援する声明や手紙を発表した。米国上院外交委員会の委員長ロバート・メネンデス上院議員は声明の中で、「中共は拘束されているすべての学習者を直ちに解放し、彼らが尊厳を持って尊重される環境の中で自分の信仰を実践できるようにすべきです」と述べている。
マイク・ポンペオ元米国務長官は7月20日、「米国は世界をリードして、中共による法輪功への迫害をやめさせるよう要求すべきです。中国には宗教の自由がなく、中共による法輪功への迫害は『恐ろしく、惨烈』なものであり、しかも、あまりにも長い間続いています」と述べた。
カナダ国会議員35人が迫害の終結を求め、共同書簡を首相に送付
カナダの国会議員35人は、迫害の停止と中共官員への制裁を求める共同書簡をジャスティン・トルドー首相に送った。
連邦議員のマイケル・クーパー氏は、「もうたくさんです! (迫害を)これ以上続けることは許されません! カナダ政府は、深刻な人権侵害を行った中共官員にマグニツキー法に基づいて制裁を加えるべきです」と述べた。
アムネスティ・インターナショナル・カナダのニベア・バンディ会長は声明の中で、「私たちは、中国(中共)政府に呼びかけます。今日は22年前と同様に緊迫しており、中国政府は、すべての中国の人々の人権を守ることに対して責任を負わなければなりません」と述べている。
イギリス議員「産業規模の大量絶滅が中国で起きている」
上院議員マッケンジー卿は書簡の中で、「衝撃的なのは、2021年に圧倒的な証拠から分かるように、国連安全保障理事会の席に座っている先進国の中で、大量虐殺ともいえる行為が産業的規模で行われていることです。このような大規模な暴行は、世界が『二度と起こしてはならない』と誓った前世紀半ば以来、起きたことがありません」と述べている。
「私は世界中の多くの人々とともに、これらの残虐行為を終わらせるため積極的に呼びかけられることを嬉しく思います」
上院のデズモンド・スウェイン卿TD議員は、「法輪功と結社の自由、思想の自由、信念の自由のために戦っているすべての中国の人々を支持します」と述べた。
フランスの国会議員「21世紀には迫害の場がない」
フランス上院副議長 ナタリー・デラットル氏、アラン・デビッド議員、モニーク・ドゥ・マルコ議員、ジャン・リュック・ラゲーズ議員、フィリップ・ナイエ議員は、フランス法輪大法学会に手紙を出し、中共による法輪功への迫害を非難し、学習者の反迫害運動の支持を表明した。
フィリップ・ナイエ氏は手紙の中で、「この迫害行為をやめさせるためのすべての活動を激励します。21世紀には、こうした行為のための場所はありません」と書かれている。
ドイツ国会議員「迫害を終わらせることはドイツの外交目標」
ドイツでは、8人の欧州議会議員、国会議員、州議会議員が、法輪功への声援の手紙を送った。ペティン・マルグレーテ・ワイスマン議員は書簡の中で、「中共による法輪功への迫害は耐え難いものであり、この迫害を終わらせることはドイツの外交政策上の目的です。人権侵害を非難することをやめるわけにはいきません」と述べている。
スイス議員「迫害は共産主義思想が毒薬であることを証明した」
ヌーシャテル州議会議員で、スイス人民党党首のニールス・ロッセレット・クリスト氏は、反迫害集会で「この迫害は、共産主義のイデオロギーが毒薬であることを証明しました」と述べた。
ベルギー国会議員「強い信念を持って支持のメッセージを書いた」
ベルギー連邦議会議員で、外交委員会のメンバーであるアニック・ポンティエ氏は、手紙の中で「私は強い信念を持って、(法輪功への)支持の手紙を書きました。7月20日、私たちは、無実の罪で迫害され、拷問され、障害をもたらされ、拘禁され、あるいはそれ以上の迫害をされた学習者に対して敬意を表し、私はすべての学習者への支持、そして崇高な敬意を表したいと思います」と書かれている。
スロバキア欧州議会議員「迫害に対して沈黙してはいけない」
欧州議会議員ミリアム・レクスマン氏は、スロバキアで開催された反迫害集会に出席し、「スロバキアにいても、迫害に対して黙るわけにはいきません。それは自分たちに関わることだからです」と述べた。
スロバキア共和国全国委員会のメンバーであるピーター・オウスキー氏はスピーチの中で、「民主国家は貿易や経済的利益のために邪悪に屈してはなりません。それは恥です」と述べた。
オーストラリア議員「学習者の勇気は『希望の灯台』である」
オーストラリアのエリック・アベッツ上院議員は、ビデオメッセージの中で、学習者の勇気は、自由と正義のために戦う他の人々を鼓舞する「希望の灯台」であると称賛した。
「学習者は倒れないだけでなく、揺るぎなく信仰の自由のために努力し続けてきました。ご安心ください。私たちはあなた達と一緒に歩いていきます」
ニュージーランド議員「迫害に対する沈黙は同調者になる」
ニュージーランド労働党のルイーザ・ウォール議員は、「私はこの迫害について声を上げなければならないし、もし沈黙を続けているならば、彼らの共謀者になります。私はこれらの犯罪者と一緒になりたくありません。彼らは人道に反する罪を犯しました」と述べた。
日本の国会議員「中共は大量絶滅を行っている」
日本の衆議院議員・櫻田義孝氏は、「中国の人権問題は非常に深刻であり、国際社会では『大量絶滅』とされており、米国会ではこのように認定しています。これは中共に対する世界の声です。日本は正義のためにもっと声を上げてほしいです」と述べた。
台湾議員「学習者には善の力が現れている」
台湾の立法委員・蘇治芬氏は、「長い歳月、学習者は最も平和的な方法で、パレードを行ったり、静かに坐禅を組んだりしているのを見てきました。彼らからは、この善の力、団結の凝集力、求心力と結束力が、十分に発揮されています」と述べた。