文/海外の大法弟子
【明慧日本2021年9月23日】最近、虞さんと曾さんという2人がセルフメディアに投稿した記事や動画によって、一部の修煉者が心を痛めています。師父は、この問題に関して、法輪大法学会が出した通知に評注を書きました。また、いくつかの理解を共有したいと思います。
私たちは、虞さんと曾さんがセルフメディアでそのような記事や動画を公開するたびに、非修煉者よりも修煉者の間ではるかに多くの影響が起きていることを知りました。私たちが法から学んだことや過去に経験したことに基づいて、特定の地域におけるそのような妨害は、その地域の修煉者の執着によって引き起こされることが多いことに気づかされました。つまり、旧勢力は、修煉者が虞さんや曾さんのような人物の発言に惹かれることを繰り返し利用し、その結果、虞さんや曾さんが注目を集めるために、さらに不穏な内容を発表する環境を提供するのです。いったん悪の道に入ってしまうと、あえて何でも言えるようになり、何が大切で何が良いのか、さらにわからなくなってしまいます。
その場合、同修としては、当事者やこの問題を聞いたことがある人であれば、まず最初に自分の心の中に目を向けるべきなのです。例えば「不当な扱いを受けた」と感じたことはありませんか? 自分の意見を言ったり、他の人に説明する場所がないと感じたことはありませんか? 我慢できず、内省的になれず、自分の心性を改善することが出来ずに、憤慨してしまったのではないのですか? 私たちの中には、虞さんと曾さんが間違った道に進んでしまうことを心配して、有害なコンテンツの投稿をやめるように促そうとしていた人もいるかもしれません。しかし、それができなかったために、知らず知らずのうちに喧嘩腰になってしまったのではないでしょうか。
実際、法輪功について人々に事実を説明する際には、心を配らなければなりません。例えば、奇をてらったり、自慢話をしたり、レベルの高い話をしたりしてはいけません。そうしないと、相手に誤解されてしまうからです。そもそも、なぜ私たちは虞さんや曾さんの投稿記事や動画に心を動かされ、賛成したり反対したりしてきたのか。なぜ自分を修められなかったのでしょうか。
ここでは、そのネット上のコンテンツが法に合致しているかどうかを検証する必要はないのです。本物の修煉者は、法の原則に基づいて善悪を容易に見分けることができるからです。それらの投稿の中には、修煉者のコミュニティを敗者や無知な人々として描いているものもあります。ある人は、中国共産党(以下、中共)が人々を惑わすために仕組んだ中傷的なプロパガンダである焼身自殺事件を、修煉者が「宗教的狂信」を行っている証拠として利用しています。また「修煉者全体に問題がある」と主張する人もいます。
虞さんや曾さん以外にも、セルフネットメディアを運営する修煉者たちが「どんな宗教も、遅かれ早かれ分裂に向かう」などと発言しています。このような無謀な発言をする人は、他の流派の修行者や一般人が知っている事実や道理でさえ、彼らは目をつぶって理解しようとせず、ただ自分の過激さや偏見、魔性を大々的に露出させることに躍起になっています。
ここで、虞さんと曾さんと口論をしてきた修煉者にアドバイスをします。もし、あなたが親切で論理的な推論をしたにもかかわらず、彼らがあなたのアドバイスに耳を傾けようとしないのであれば、彼らを放っておくのがよいでしょう。彼らをフォローし、彼らのメディアチャンネルにコメントを投稿し続けることは、彼らの勢いを増すだけです。否定的な意見であっても、少なくとも彼らに注意を払っているということで、ある種のサポートとみなすことができます。一番良い方法は、彼らのメディアチャンネルから離れることです。師と法を信じていれば、誰も実害を与えることはできません。どんな執着でも、他人を傷つけ、自分自身をも傷つけます。
修煉者の中には、完全な事情を知らない人もいるでしょう。虞さんを追っている人は、彼が10年近くも中国で拘留されていたことを聞いたことがあるでしょう。しかし、彼が中国にいた頃、彼が行くところはすべて警察に荒らされ、彼が関係する人は誰でも連行されていたのです。何があったのか、よくわからないのです。
曾さんの話も似ています。彼女は中国で拘束されている間、自ら法輪功の修煉を放棄する声明を出していました。また、彼女を崇拝する人たちにも同じことをするように言いました。関係者の中には、曾さんが虞さんに彼女のようなコンテンツを投稿するように勧めていなければ、虞さんはおそらくここまで道を踏み外すことはなかっただろうと言う人もいます。これが本当かどうかはわかりません。しかし、一つの事実として、中共のスパイは、ネット上のグループでこのようなことが行われているのを見て楽しんでいるということです。修煉者の行動を笑いながら、炎に火をつけ、その間にグループ内の人々の情報を集めているのです。
虞さんと曾さんへのアドバイスがあります。日常生活の中で、自分を有名にしたい、名声や地位を得たいと思うのは、人間として理解できることです。しかし、そのような追求は、やはり努力によって合法的に行われるべきであり、自分が望むものを得られるかどうかは、それが自分の運命であるかどうかにかかっています。本当に修煉したいのであれば、修煉者らしいことをしなければなりません。物事がはっきりしていなかったり、師や法を信じていなかったり、最悪の場合は他人の邪魔をして修煉環境を乱したりすると、その結果は深刻です。神人から責任を問われたとき、そのときは言い訳も自己防衛も通用しないのです。
実は、虞さんと曾さんが起こしたこのような中国以外での修煉環境への干渉は、中国大陸にもずっと存在していました。ある人は悪の道に進み、大法への信仰を捨てました。彼らは不動の修煉者を変えようとし、信仰を捨てさせようとしたこともありました。
邪道を歩んだ修煉者の中には、後に他の国に移住した人もいます。彼らが他の国に移住した後、あるプロジェクトやある地域で同じような争いや妨害を起こすかもしれません。もし地元の修煉者がこのような人たちの話に耳を傾けたり、彼らの言動に同調したりすれば、虞さんや曾さんが起こしたような騒動は、過去も現在も未来も常に存在することになります。
プロジェクトに携わる修煉者が、正念で物事を見たり、個人的な執着や難を正念で処理することができなければ、このような状況は続くでしょう。特に、外に目を向けて自分の考えで他人を判断しがちな人は、この状況は解消されません。ですから、そのようなネットグループから離れ、投稿を読んだり、投稿にとらわれたりしないことです。平静を保ち、日常の常人とスパイが見ているネットフォーラムで修煉問題について公然と議論すべきではありません。そうすれば、好ましくない状況を助長するのではなく、人々にとって好ましい環境を作ることができます。
もちろん、今回の師父の評注は、虞さんと曾さんだけを対象にしたものではありませんし、中国の修煉者が運営するメディアのチャンネルに限ったことでもありません。他の地域や他の言語のオンラインメディアや独立系メディアにも同じような状況があるかもしれません。師父があの法輪大法学会の通知に特別に評注を書いたのは、それらのチャンネルによる妨害がひどくなったからに違いないと私は考えております。本当に法を信じているならば、一生懸命法を学び、自分の心を修め、執着を捨てなければなりません。
以上は個人的な認識ですが、適当でない所があれば、ご指摘をお願い致します。