【明慧日本2021年12月31日】2021年の国際人権デーに合わせて、ギリシャの法輪功学習者(以下、学習者)は、12月5日、10日、12日にアテネの有名なアクロポリスの丘の近くで、三つのイベントを開催した。中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害と生体臓器収奪の犯罪事実を明らかにし、人々に法輪功迫害の実態を伝え、迫害制止を呼びかけた。
ギリシャの首都であるアテネは、3000年以上の歴史が記録されている世界最古の都市のひとつであり、ギリシャの経済、金融、産業、政治、文化の中心地である。「西洋文明の発祥地」として知られているアテネは、紀元前5世紀から4世紀にかけて、文化的にも政治的にもヨーロッパや世界に大きな影響を与えた。アクロポリス、アテナのパルテノン神殿は、西洋文化の象徴でもある。
10日、アクロポリスの丘の近くの商業街で功法を実演する学習者 |
国際人権デーの10日は曇りで寒かったが、学習者たちは法輪功の功法を実演し、法輪功の素晴らしさを紹介し、中共による法輪功迫害の真実を暴き、その活動は賑やかな商店街でとても目立ち、往来する人々の注目を集めた。
中国の伝統文化に興味があるジョージさんは、詠春拳やその他の中国拳法を練習したことがあり、道教や仏教の概念も知っている。ジョージさんが参加しているカンフーの実演に魅了されたのは明らかだったので、学習者はジョージさんを法輪功の功法の実演体験に誘った。ジョージさんは「やってみたことがあります。あなたたちが元気だと知っています」と言った。傍にいたジョンさんは「共産党は違う意見に寛容しないのです」と言い、世界各地の共産党の犯罪を挙げた。
学習者が紹介した中共による法輪功に対する迫害と、伝統的な中国文化の破壊について、ジョージさんは、ギリシャ人として同じように感じており、文化の喪失と信仰の欠如は、社会的道徳の低下の理由であると信じていると言った。
またジョージさんは「中国文明と古代ギリシャ文明は世界最古の文明ですが、今はどちらも台無しにされました」、「今では古代ギリシャ文明の10%しかわかっていないのです」と言った。
そして、ジョージさんとジョンさんは「学習者のみなさんに最高の祝福と、中共による迫害が早く終わることを願っています」と言った。
5日、アクロポリスの丘の近くの商業街でパネル資料を見る市民 |
12日、立ち止まってパネル資料を見たり写真を撮ったりする市民 |
5日と12日はよく晴れており、アクロポリスの丘の麓には多くの市民がいた。法輪功の穏やかな音楽と心安らぐ動作に引き寄せられ、パネル資料を熟読した後、携帯電話を取り出して撮影する人もいた。
急いでいる様子の男性が、「法輪大法は素晴らしい」と書かれた横断幕を見て立ち止まった。学習者に近づいて、「あなたたちのことを知っています。同情しているのですが、寄付などが必要ですか」と言った。学習者は、「ありがとうございます。私たちは、一般の方から寄付を集めることはありません。応援したい方は、中共の法輪功迫害に反対するサイトに署名してください」と説明した。男性は快く承諾すると、また急いで去っていった。
法輪功迫害に関する資料のチラシを読むジェーンさん |
中共の法輪功への迫害を暴く資料を読んだジェーンさんは、「これは本当に起こったことなのですか?」と尋ねた。学習者は、「これらの迫害は実際に起こっただけでなく、現在も秘密裏に行われているのです」と答えた。
ジェーンさんは、「なぜ中共が、このようなことをするのか理解できません。法輪功は政治と関係がないのに」と言った。学習者はこのように説明した。「法輪功は『真・善・忍』を信じており、法輪功の修煉が心身に良いことから、中国では法輪功が急速に広まったのです。中共は無神論を説き、暴力と嘘で支配を維持しました。異なる信念を恐れ、『真・善・忍』と対立しているのです。中共が1999年に国家の力を挙げて法輪功を残酷に迫害してから22年が経過しましたが、迫害は今も続いているのです」。ジェーンさんは話を聞いて理解すると、「関連するウェブサイトを見て、それについてもっと知りたいです」と言った。