心からの九文字を唱え 胃癌患者が生還
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2022年1月13日】約7年前、故郷で九死に一生を得た奇跡的な実話がありました。

 2014年7月、秦皇島海港病院のある病室に胃がんの手術を受けた5人の患者が入院していました。そのうちの1人が河北省秦皇島市青龍県青龍鎮出身の趙さんで、医師に「最も重い病状の患者で、せいぜい1年も生きられないだろう」と言われました。しかし、今現在、ほかの4人はとっくに亡くなっており、趙さんだけが元気に生きています。

 趙さんは今年63歳で、4人兄弟の長男です。3人の子供がいる趙さんは、家族を養うために朝早くから夜遅くまで働いていました。2014年7月、食後に胃痛があり、その後、食事をすると嘔吐したので、趙さんは県の病院で診察を受けました。すると、医者に「普通の病気ではないようなので、ほかの大きい病院で再検査を受けたほうが良いです」と言われました。医者は本当のことを趙さんに伝えなかったのです。

 その翌日、趙さんは秦皇島人民病院へ行き、胃カメラ検査を受けました。検査の結果が出た後、医者は家族に、胃がんが進行して食道全体に広がっていることを告げました。その年、趙さんはまだ56歳で、医学的にほとんど治癒不可能な末期がんになっていました。趙さんの住む地域では、このような病気になると、7、8カ月の命しかないという言い伝えがあります。

 がんが広がっていることで、手術をしてもしなくても、結果としては死ぬと分かっている家族は、空が落ちてくるような感じがしました。しかし、1日でも長く生きていてほしいという思いから、家族は貯金をはたいて、借金もし、専門家を秦皇島海港病院に招き、手術をしてもらいました。

 手術後、趙さんはまだ気分が悪いので、秦皇島海港病院から青龍県病院に移り、入院し続けました。海港病院から退院したとき、その専門家は「趙さんは同室の5人の胃がん手術を受けた患者の中で、一番深刻な状態で、長くても1年以内しかない命です」と家族に告げました。

 手術後も良くならず、何も食べられなくなりましたので、趙さんは占い師のところへ行きました。占い師は「あなたはもう寿命が尽きます。半年も生きられません」と言いました。それで、趙さんは、生きているうちに、自分で死後のことを準備して置こうと思い、墓地を選んで壁を作り、両側に木を植え、きれいに整えました。

 食事ができない趙さんは、点滴をして胃にチューブを挿入され、流動食を入れることで命をつないでいたため、ずっと入院していました。そのうちに、すべての臓器の機能が低下してきて、歩くのも困難になりました。苦しい趙さんの姿を見て、医者はどうすることもできませんでした。 家族はあちこちの知り合いを頼って、ペチジンという鎮痛剤を買い求めました。趙さんは痛みに耐えられないとき、その薬を注射してもらい、日々苦しんでいました。その後、病状が緩和するため、趙さんは医者に知られないように家族に頼んで病院の近くにあるいろいろな薬局に連れて行ってもらい、薬を買いました。しかし、たくさんの薬を処方され、お金もたくさん使ったのに、何の効果もありませんでした。

 しかし、趙さんは諦めませんでした。ある日、家族は趙さんを病院から少し離れている小さな薬局へ連れて行きました。その薬局は法輪大法を学んでいる夫婦が経営していました。趙さんは来る目的を話しました。そして、男性から「医学的にもあなたの病気は完治できません。でも、お金もかからないで治る方法を知っています。それは、誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい』(中国語は九文字)を念じることです。「心からの九文字」とも言います。この九文字を唱えることで、多くの病院で治らない患者が回復しました」と話しました。

 これを聞いた趙さん夫妻は、光が見えたように、希望を持つようになって、とてもうれしい気持ちになりました。薬局の女性が「世界には70億人がいますが、一人一人の人生が違うんですね。順調で彩り豊かな人生を歩む人もいれば、紆余曲折や苦難に満ちた人生を歩む人もいます。今日、私たちがここに出会ったのは、神の慈悲と運命の表れです。家庭にはルールがあり、国には法律があるように、真・善・忍は私たちの住む宇宙の特性、規律、法則です。人間の考えや行動が宇宙の特性と一致すると、幸運をもたらすことができるのです。これは佛法の力です。『心からの九文字』を唱えて、早く元気になってください」と話しました。趙さん夫妻は、嬉しそうにうなずきました。

 男性は薬を趙さんに渡しましたが、薬代を取らなかったのです。趙さんは感激して、周りの人に「法輪大法を学ぶ人は我々とは違います」と言いました。その後、趙さんはよく、この薬局を訪ね、法輪大法の真実を聞き「三退」をしました。

 趙さんはあれから、昼も夜も心からの九文字を唱え続けました。そして、回復も早く、流動食を食べられるようになって、のどに詰まらせる症状がなくなりました。2016年秋に、退院できました。

 帰宅して間もなく、鎮の派出所所長が趙さんの村にいる法輪功学習者を迫害するため、趙さんの自宅に訪ねてきて、その学習者についての情報を趙さんから聞こうとしました。趙さんは、所長に「帰ってください。あなたを歓迎しませんよ! 法輪功の人は悪事をやっていないし、そんなことはやめてください」と厳しい口調で言いました。そして、所長は仕方なく帰りました。趙さんはまた、学習者に言われた通り、家にある毛沢東の写真を壁から引き剥がし、火で焼きました。その後、趙さんは回復しました。

 趙さんは2019年秋、秦皇島海港病院へ再検査に行きました。趙さんの姿を見て、驚いた医者は「6年過ぎたのに、まだ生きているのか? しかもこんなにお元気で」と言いました。「どこの病院で治療を受け、どんな薬を飲んだか」と聞かれ、趙さんは「私は薬を飲んでいません『法輪大法は素晴らしい』と唱えました」と微笑みながら言いました。趙さんの妻は「夫は毎晩唱えていて、こんなに元気になったのです。今、夫はいろいろな仕事ができるようになりました」と話しました。

 検査の結果、がん細胞が消えただけでなく、切り口もきれいに治っています。趙さん夫妻は大喜びでした。夫妻は「命を救ってくださった李洪志師父に心の底から感謝します」と言い、大法の素晴らしさに感心しました。

 7年が経ち、趙さんは行く先々で「心からの九文字」を人々に伝え、自らの体験を話しています。趙さんが心からの九文字を唱えて、胃がんが消えたという実話は、私の故郷のあちこちに広まっています。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/28/435412.html)
 
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