真相を伝える時に大切なこと
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2022年4月2日】私は内気な性格で、口下手なので、真相を伝える時に話しかけることはできるものの、相手が信じてくれなかったり、言い返されたりすると、焦り出したり、何を言って良いか分からなくなったりします。

 何年か前のある日、息子と交流していました。息子は修煉していませんが、師父を尊敬しており、また、大法の素晴らしさと現在の常人社会の良くないものも分かっているので、少し高い次元のことを話しても通じます。しかし、隣にいる夫は「僕は信じない」ときっぱり言いました。何を言って良いか分からないときに、息子が「ならジョークだと思って聞いてみて」と言ったところ、夫は何も言わなくなり、それから私と息子が何を言っても、反対しなくなりました。

 今回のことを通じて、法に対する自分の理解がはっきりしていないことに気づきました。師父もこのことについて、「今日は輔導員の会なので、講習会に参加したことがない人は、もし信じなければ物語として聴いても結構です」[1]と説かれました。

 もう一つの出来事がありました。2021年7月のことでした。実家からタクシーで家に帰っている途中で、私は運転手に真相を伝え始めました。コロナウイルスにかかった武漢市の2人の医者が「法輪大法は素晴らしい! 真善忍は素晴らしい!」と唱えたら、1、2週間後に治癒したことや、天安門広場での焼身自殺事件がでっちあげであることなどを話しました。運転手は静かに聞いてくれましたが、相乗り(中国では、途中通過する場所であれば、相乗りすると1人1人の料金が少し安くなり、運転手も儲かるので相乗りが一般的)の女性が不機嫌になり、私の話を遮りました。

 気まずさが広がりましたが、大法に負の影響をもたらしてはいけないと思い、再び口を開きました。「現在、コロナウイルスが猛威を振るっています。私はただあなたたちの無事を祈っているだけです。どうか私の話を信じてください。どうしても信じられないのなら、ただの物語として聞いていただいて構いません」と、できる限り優しい口調で伝えると、相乗りの女性は何も言わなくなりました。運転手に何年修煉したかと聞かれた時、私は「20年」と答えました。何も隠す必要はないのです。そして、私が下りる前に運転手は「三退」をしました。

 今回のことを通じて、真相を伝えるのはもちろんですが、争わずに一歩を引くことも重要であることを悟りました。高い次元のことを言いすぎると却って逆効果となり、常人を押し出してしまいます。闘争心もあってはなりません。私たちは常人を救うことを目的としているのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『法輪大法義解』「北京法輪大法輔導員会議での提案」

 【編集者注:この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」のためのものです】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/8/432304.html)
 
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