心からの九文字を唱えた弟が生還
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年4月7日】私は5人兄弟で、一番下の弟は親に寵愛されていました。父は酒が好きで、毎回、お酒を飲むとき、幼い弟を膝に乗せて抱き、箸を酒に浸して、弟に舐めさせていました。当時、弟はまだ歩けなかったのですが、大人たちはそれを面白がっていました。弟が少し大きくなると、父は弟を酒場に連れて行くようになりました。そのせいで、弟は30歳の頃には重度のアルコール依存症になり、40歳になると酒に目がない状態になりました。弟は次第に肝臓病による腹水、肺の病気による胸水、胃出血など、さまざまな病気を患い、生活に大きな支障をきたすようになりました。病院で診察のたびに医者から酒をやめるように勧められましたが、なかなかやめられませんでした。

 2014年のある日、弟は病気を再発し、それまで治療を受けていた市内の病院へ行き、問診後に治療を断られ、医者に省の病院を紹介されました。病院で弟はいろいろな検査を受けましたが、各臓器も問題があるという結果でした。弟は40~42度の高熱が続き、便を失禁し、食事も水も摂れず、昏睡状態に陥りました。病院から危篤通知書が8回も出されたので、家族は弟の死を覚悟し、葬式まで準備しました。

 私たち4姉妹の中で3人が法輪大法を学んでいます。私たち3人は交代で弟の世話をし、意識不明の状態でも、少し意識を回復した状態でも弟に法輪大法の師父の説法の録音を聞かせました。同時に私たちは「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」(中国語は九文字。以下、心からの九文字)と念じ続けました。

 ある日の夜中、意識を失っていた弟が突然叫び声を上げ、その直後に「水が飲みたい」と言い出したので、みんな大喜びでした。弟は目を覚ましました。 後日に弟は「昏睡状態で胸にいくつもの石がのしかかっているような感じで、呼吸することもできず、動くこともできなかった。あの世の2人の人によって私は犯人のように取り押さえられながら、刃のような山を歩かされ、全身が裂けるように、細胞まで痛みを感じた。刃の山を歩き終えた後、私は先の2人と入れ替わった2人の男に、足を持って逆さまに持ち上げられ、火で焼かれて、体の内から外までとても苦しんだ。しかしその時、空から巻き毛でドクターガウンを着た男性が降りてきて、手にステンレスのスプーンを持ち、私に口を開けるように身振りで合図した。これは、私の死期を知った父(すでに死亡)が、私を見送るために酒を持ってきたと思った。男性は透明で、粘り気がある液体を一口飲ませてくれた。その一口を飲んだだけで、とても心地よいと感じた。『どうしてこんなにおいしいの?  もっとほしい』と言うと、九口飲ませてくれた。そして、男性は『もういい、これ以上飲んではいけない。叫んでみて』と言われたので、私は叫んだ」と、目が覚める直前のことを話しました。それが弟の叫び声をあげたシーンでした。

 弟は退院した後、『轉法輪』を読むとき、ドクターガウンを着た巻き毛の男性が法輪大法の師父だと気づきました。「師父が私を地獄から救ってくださった」と弟は言いました。

 師父は「酒を命と思うような人もいれば、酒に目がない人もおり、すでにアルコール中毒になっている人もいます。酒を飲まないとご飯茶碗を持ち上げる気にもならず、全然我慢できません。煉功者はそうあってはいけません」[1]と、説かれました。

 弟はそのところに読んだとき、すぐに気持ちが悪くなり、吐き気がしました。それから、弟は酒を止めることができました。

 心からの九文字を誠心誠意に唱え 弟は再度、生死の関を乗り越えた

 弟は人心が重く、迫害を恐れていたため、修煉を緩めました。数日前の夜中、弟はまた、吐き気や嘔吐を伴い、食事も水も摂れず、胸が圧迫されて呼吸ができないような状態に陥りました。そのとき、弟は自分が朝まで生きられるか不安に思っていました。危機の中で、前回、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と誠心誠意に唱え、命が救われたことを思い出して、心からの九文字を唱え始めました。そうしているうちに、座っていられるようになり、横にもなれるようになり、そのうち、寝てしまいました。目が覚めると、水が飲めるようになり、息苦しい状態が消えていました。

 弟は再び息を吹き返し、心からの九文字のパワーと法輪大法の素晴らしさを実証しました。弟が一日も早く法輪大法の本当の弟子になるように願っています。

 師父に感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/1/439415.html)
 
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