【明慧日本2022年4月11日】私は重慶出身で、70歳を過ぎています。長年、法輪大法を修煉してきました。
2020年の秋、私は横断歩道を渡っていたところに、スピードを出したバイクが近くまで走ってきて、私を倒しました。そのせいで私は縁石に頭をぶつけて頭は腫れ、足首を捻挫し、さらに深刻なのは右の脛骨を骨折してしまったことです。
バイクに乗っていたのは40代くらいの農家の人のようで、とても質素な身なりで、見るとかなりみすぼらしい感じがしました。
私は怪我をしていたのですが、「私は法輪大法の修煉者であり、法輪大法の創始者である李洪志師父は、何事も自分より他人を優先せよとおっしゃいました。それに、運転手はあんなに質素な身なりをしているのだから、経済的に厳しいに違いない」と思いました。
私は彼に、「あなたに責任を負ってもらう必要はないです、早く行ってください。そうでないと、交通課の察官が来たときに困るから」と言いました。
まさか本当に交通課の警官が近くにいて、事故の一部始終を目撃していたとは思いもしなかったのです。私が倒れているのを見て、その警官歩いてきてくれたのです。
私は、「大丈夫です。この人に私を家まで送ってもらえばいいです」と言いました。
交通課の警官は、「あなたは大怪我をしているので、病院に行って交通課で解決してもらいなさい。そうでなければ、彼のバイクを没収します」と言いました。
この運転手の話によると、彼には3人の息子がいて、みんな学校に行っているので、経済的には彼に頼っているのです。彼の家族は大変な生活をしていました。
運転手がバイクを没収されないようにするために、私は仕方なく県立病院までついて行きました。奇跡的に、大きな怪我をしているのに不思議な事に、あまり痛みを感じることなく、歩くこともできました。
レントゲンを撮ると、医師は「右の脛骨が折れているから、金属板を入れなければならないです」と言いました。
私は、「足は骨折していないので、金属板は必要ありません」と言いました。「このレントゲンでは骨折しているのがはっきりわかるのに、どうして金属板を入れないのですか! もし、あなたが治療を受けないで、何かあったら、誰が責任を取るのですか?」と医師は怒り出しました。
私は、「誰も責任を取る必要はないです。私が責任を負います」と言いました。
私の決意を見て、交通課の警官は「それなら、治療費として千元を支払うようにしてあげましょう。このお金は保険会社が出してくれるもので、保険会社はすでに私にお金を渡しています。拒否するのはやめてください」と言いました。
私はお金は要らないと言うと、交通課の警官は「他の人は皆もっと貰いたいと願っているのに、あなたは怪我をしてこんな状態になっていても何故、何も欲しがらないのですか?」と言いました。
交通課の警官は、私がお金を受け取るしかないように、強引にポケットにお金を入れてきました。そして、バイクの運転手に頼んで、私の住んでいる住宅地まで送ってもらいました。
到着後、私は運転手に千元を返しました。
運転手は感動して、こう言いました。「今日は本当にいい人に会いました。さっき交通巡査に、あなたのような年齢で、これだけの怪我をしているのなら、いくらお金を要求されても渡すべきだと言われました。しかし、あなたがお金を欲しがらないとは思ってもみませんでした。保険会社からの補償金まで出してくれました」
私はこう伝えました。「私は法輪大法の学習者であり、師父は私たちが何をするにも自分より他人を優先するようにと言われました。あなたの家庭環境はとても厳しいのに、どうしてあなたのお金を欲しがることができますか? 私は師父に守られているので、すぐに回復できます」
その後、私は彼に、中国共産党の組織を脱退すれば、身の安全を守れること、そして、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えると、いかに安全、調和、至福が得られるかを説明しました。
彼は、中国共産党を辞めることに同意しました。その後、2週間も経たないうちに、私の怪我は完全に回復しました。
大法で修煉し、真の慈悲深い師父を持つことは、本当に良いことだと実感しました。