除雪車に轢かれた修煉者の足
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 【明慧日本2021年1月14日】昨日は大雪になりましたが、今日はよく晴れ、乾燥してとても寒いです。大雪の影響で家に閉じこもっていた人たちは、雪も止み、私も含めて外に出て、大自然の雪景色を楽しんでいました。

 2020年12月3日の午後1時過ぎ、旅客ターミナル前の道路で、大型除雪車が雪かきをしていました。私は60代ぐらいの女性が、自転車でそばを通り過ぎて行くのを見ました。自転車が除雪車の後ろに来た時、「ガチャン」という音がしました。その女性が左足を自転車に押し付けたまま、地面に座っているのが見えました。彼女は足を引き戻そうとしていましたが、それは間に合わず、除雪車が彼女の左のふくらはぎの上を轢き、それからまた轢いて、わずか2、3秒の間に2回も轢かれてしまいました。

 その様子を見ていた通行人たちは皆驚き、「あっ、おばさん!」という声がもれ、「足がダメになった!」と言う人もいました。 運転手は自分の後ろで何が起こっているのか全く気づかず、走り続けようとした時、道路脇で誰かが叫んでいるのにやっと気づきました。「ストップ! 誰かを轢いてるよ!」。運転手は慌てて車から飛び出し、後ろに走って行きました。女性が地面に坐り、足元の自転車が押しつぶされ、カゴが壊れているのが見えました。女性は運転手に向かって言いました。「私を引っ張って立たせてください」。運転手は目が覚めたように我に返り、彼女を立たせようと手を伸ばしました。周囲の人は「動かさないで! 自転車はぺしゃんこで、足は自転車の上にあったのだから足が無事なわけはないですよ!  骨折しているに違いない!  急いで救急車を呼んで、病院に送りましょう!」と言いました。

 しかし女性は、「大丈夫です。早く私を立たせてください」と言いました。運転手はビクビクしながら彼女を引っ張って立たせました。彼女は立ち上がって何歩か歩こうとしたとき、人々の「あー!」という驚きの声が絶えることなく上がりました。大きな拍手が起き、人々は「信じられません。何トンもある除雪車に2回も足を押し潰され、自転車はぺしゃんこになってしまったのに、足が大丈夫だなんて! これは佛様が守ってくださったのでしょうか?」と言う人もいました。

 その時、女性は運転手に「恐れないでください。私の足は大丈夫ですよ。心配しないでください。私はお金をゆすったりしません。私は法輪功を修煉しています」と言い、そして人々に向かって大きな声で言いました。「法輪大法の師父は、私たちに良い人になり、すべて他の人のために考えるようにと教えてくださいました。今の出来事を皆さん、見たでしょう。一般の人がこんなことに遭ったら、結果がどうなるか想像もつかないでしょう! しかし、私には何事もありませんでした。法輪大法の師父は私を救ってくださいました。法輪大法は正法であり、法輪功を実践することは、自分自身と人々に恩恵をもたらします。こんなに素晴らしい法輪功が残酷に弾圧され、迫害されています。それはすべて江沢民グループが共産党を利用して行っているのです。皆さん、どうかしっかり覚えておいてください。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』。災難に遭ったとき、生命を守り、危難から逃れることができます」

 私は、人々がこの女性を賞賛し、敬服しているのを見ていました。人々は口々に、「法輪功はなんと素晴らしいのだろう! 修煉者はなんと良い人なんでしょう! もし、他の人だったら、死ぬほどお金をゆすり取るでしょう!」と言っていました。しかし、他にも数人の女性が彼女に直接ささやいていました。「どうしてそんなにバカなの? 運転手にお金を要求すればいいのに!」。中には「今日は本当に認識を改めることができました。自転車は変形してしまったのに、自転車の上にあった足が大丈夫だなんて。これはとても不思議ではないでしょうか? 自分の目で見ていなかったら、だれも信じられません!」と言う人もいました。

 またある人は、運転手の肩を叩いて「あなたはいい夢を見ましたね。今日のことが法輪功の修煉者でなく、他の人だったら、こんなとんでもないことを引き起こしたら、とことん責任を取らなければならないでしょう。医療費は8万でも10万でも足りないでしょうね」と言っている人もいました。運転手は感動して、「法輪大法は素晴らしい! 法輪大法は本当に素晴らしい!」と叫んでいました。

 法輪大法に関する資料やお守りを求めて彼女のそばにやって来て、「資料はたくさんありますか? 配るのを手伝いましょう」と言う人もいました。

 人々が大法に関する資料に目を通したり、お守りを見ている間に、この法輪功修煉者は静かにその場を去って行きました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/18/416668.html)
 
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