14年間経て ようやくより多く学法する意味がわかるようになる
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年6月24日】私は2008年の夏休みに初めて『轉法輪』を読みました。それからの14年間、法を学んでもほとんどの場合、あまり向上した実感はありませんでした。この数年及びこの数日、私は本当に法を多く学ぶことの荘厳さと偉大さを感じています。

 師父が「はっきり言えば、大法さえ読んでいればあなたは変わっており、大法さえ読んでいればあなたは向上しているのです」[1]と説かれました。以前、私は師父がおっしゃったことを偏って理解していました。

 ですから、私は、『轉法輪』を毎日何ページ読むとか、何回読むとかというノルマを自分に課していたのです。しかし、このようにして110回目を読んでも、あまり向上していないと感じました。大法への信仰が揺らぐことはないのですが、法を多く勉強すれば自分の心性が向上できるという法理に、疑問を抱いたのです。

 私より何年も先に『轉法輪』を読んでいた祖父は、文字通りの意味すら理解できず、時には法を正す時期に「三つのこと」の意味合いもわからず、師父に対して不敬な行動もありました。また、私の勧めで修煉の道に入った母親や叔母は、よく大法の本を読んでいるものの、健康を取り戻すという最も基本的なレベルすら突破できていなかったのです。家族修煉者の状態から、私は大法の「功が早く伸ばせる」や「法をより多く学ぶ」という法理に、疑問を感じていました。しかし、大法は正しくて良いものだとよくわかっているものの、自分や家族はどこに問題があるのかがわからなかったのです。

 どうしても悟らない私を見て、慈悲なる師父が「頭の中に入れたものが多ければ多いほど、変化も早いのです」[1]と、啓発してくださいました。それで、私ははっと悟ったのです。法を多く学んで向上できるのは、法を頭に入れ込むことこそです。つまり法を主意識に溶け込ませることだとわかりました。14年間法を読み続けてきたとはいえ、大半は自分の主意識に入れ込まず、ただ法を読みながら、疑問を抱いていたのです。そして、本を読む回数を数えていました。法を多く学ぶというのは、形式上で何回本を読んだかではなく、どれだけ自分の頭の中に法を入れたかということが肝要です。これは、肉眼では見ることができないものです。

 本当の大法弟子になれるのは、『轉法輪』に対する全面的な理解をし、受け入れることと、大法に同化する願望を持っていることだと思います。必ず、頭に多く法を入れなければなりません。しかし、家族修煉者たちは根本的な執着を放下できず、学法していますが、『轉法輪』を受け入れることと理解することがまだできておらず、大法を完全に同化する願望がないのかもしれません。

 旧勢力は、大法を得ることができない人を大法弟子の中に混入させて、破壊作用をさせています。深く学法ができていない学習者だと、そのような人たちを識別するのは難しいのです。混入させられた人自身もわからないのです。本当に良く法を学び、しっかり自分自身を修めている大法弟子なら、識別できると思います。

 私自身はどんな状況であれ、旧勢力の按排を堅く否定します。私は無条件に師父の要求に従い、師父以外の生命とどんな約束をしたとしても、無効にさせます。

 私自身の状況と照らし合わせながら、もう少しだけお話をさせていただきます。私のように一般人の中でもいわゆる「高学歴」の人間は、何かの問題で窮地に陥りやすく、推理や連想をしたがるので、法を正しく理解する障害になっているのです。法を正しく理解しなければなりません。法をより多く学ぶということは、法を表面的に何度も読むではなく、「学ぶこと」が重要で、つまり法をより多く頭に入れることなのです。

 高学歴者は比較的記憶力が良いほうであり、法を学ぶとき、すぐ次の言葉が頭に反映されることがあるので、無意識のうちに速めるのです。この現象について、私の経験は、師父の説法の録音を聞くのが良いと思います(私の個人的な状況、必ずしもすべての人に適しない)。というのは、録音の同じスピードで、無意識に速めることも遅らせることもできないからです。

 以上、私は学法において誤った考えを持っていました。14年間、法を読み続けてきましたが、「法」をちゃんと勉強したことがないような気がします。今になってようやく、「より多く法を学ぶ」ということの意味がわかるようになりました。それは、法を頭の中に多く詰め込込むことを指していると理解しています。

 私と同じような経験をお持ちの同修たちのご参考になればと思い、書かせていただきました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「法の中に溶け込む」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/29/441993.html)
 
関連文章