奇跡ーー盲目の60代の同修が『轉法輪』を暗唱
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年6月26日】ある日、私は師父の新経文と、コミュニティが閉鎖管理されていた間にためておいた2冊の『明慧週刊』を同修に届けに行きました。着いたとき、60代の同修たち(三姉妹)が煉功していて、私に気づいた三女は「一緒に学法しましょう」と言い出しました。

 次女と三女は共に邪党に迫害されたことがあり、次女は両目が失明するほど迫害されていました。しかし、彼女は一生懸命に法を学び、暗記していました。彼女はずいぶん前から5冊の『洪吟』を暗唱できるようになっていて、昨年は『轉法輪』も一通り暗唱したそうです。今年は最後の講から前へと暗唱していき、すでに第六講まで暗唱しています。それは数句、数段落、数篇ではなく、300ページほどの本なのです!

 以前から、私は彼女たちが法を学ぶ時、目が見えない次女の読む番になると、彼女はひたすら法を暗唱していたのを知っていて「今日、私たち3人は彼女が暗唱するのを聞きましょう」と提案しました。そこから、次女は1時間ちょっとで第八講を一言一句漏らさずに暗唱し終えました。

 次女の暗唱は内容が正確で、発音もはっきりしていて、流暢な上、すべての段落も明確に分かれていました。真剣に聞いているうちに私はとても感動し、恥ずかしくもなりました。目が見える私たちは見ながら読み間違えることがあり『論語』でさえすらすら暗唱できず、一講を1時間半かけて読み終えたりしていて、同修とのギャップが大きすぎると感じました。

 学法後の交流の際、私が次女に「どのようにして暗唱できましたか?」と聞くと、彼女はこう言いました。「目が見えない私のために、毎日午後になると、妹や姉が本を読んでくれます。耳を傾けて聞き、心を込めて覚えるようにしていました。そうすると、同じ段落や句を何回か聞けば、ほぼ覚えることができます」

 さらに、彼女はこう続けました。「毎日、私は並外れた知恵と素晴らしい記憶力を備えることができるように、何度も師父にご加持をお願いしていました」

 今日、三姉妹と一緒に法を学んで、本当に感動しました。慈悲なる師父から並外れた知恵と記憶力を授かったので、彼女は流暢に法を暗唱することができました。また、この結果は、彼女の心性が基準に達していることと、彼女の粘り強さや根気強さ、そして彼女が師と法を堅く信じていることとも切っても切れない関係にあると思いました。

 師父はこのようにおっしゃっています。「法を学びて、法を得る 比して学び、比して修す 事々対照し 做すところ到るは是れ修なり」 [1]

 私はまだ一度しか『轉法輪』を暗唱したことがなく、暗唱し続けていかなければなりません。次女と比して精進していきたいと思います。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「実修」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/12/444762.html)
 
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