うつ病から抜け出す 法輪大法の病気治療と健康維持の奇跡的効果(一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年7月18日】うつ病は、現代人によく見られる精神疾患です。患者は、しばしば気分が落ち込んで関心も低下し、時にはイライラや自己嫌悪に陥ります。躁とうつを繰り返す双極性のある人もいます。重症の場合は耐え難い苦しみに苛まれ、自分自身をコントロールできず、自殺願望を持ち、自殺未遂を引き起こします。

 世界保健機関(WHO)によると、世界でうつ病の有病率は11%。約3億4千万人がうつ病に苦しんでいますが、その治癒率は非常に低いとされています。中国の2020年の「精神衛生青書」や「中国国民精神衛生発展報告(2019-2020)」によると、2020年の青年期の24.6%にうつ病が見つかり、そのうち重度のうつ病は7.4%でした。中国共産党衛生健康委員会による2019年の発表によると、中国のうつ病の有病率は2.1%、不安障害の有病率は4.98%、うつ病と不安障害の有病率は7%近くあり、近年は増加傾向にあります。また、疫学調査によると、中国のうつ病の生涯有病率は6.8%で、2021年の中国のうつ病患者数は1億人近いと言われています。

 社会的なプレッシャーが増すにつれ、うつ病にかかる人の数は世界的に増加しています。うつ病は、21世紀中に心臓病に次ぐ人類の主要な死因になると予想されています。この精神疾患に効く良薬はなく、気分を安定させるために長期間の投薬が必要ですが、効果的ではありません。

 法輪大法は、真・善・忍を原則として修煉者を導き、心性を向上させ、穏やかな心を保つことができます。うつ病患者の回復に、奇跡的な効果をもたらします。

 ベトナム出身のマイさんは、長年うつ病に苦しんでいました。「当時はうつ病で、毎日薬を飲まなければなりませんでした。しかし法輪大法の修煉を始めてから、うつ病はなくなり、自殺しようと思わなくなりました」と語っています。マイさんのようにうつ病に苦しみ、法輪功の修煉で奇跡的に回復した例はたくさんあります。ここに、いくつかの事例をご紹介します。

集団煉功に参加するベトナム出身のマイさん

 一、うつ病の絶望から抜け出したシングルマザー

 56歳のキャシーさんは、アメリカのサンフランシスコに住む会計コンサルタントです。 物静かで穏やか、いつもかすかに微笑んでいます。 彼女がうつ病で12年間も苦しんでいたとは、誰が想像できるでしょうか。

 かつてキャシーさんが妊娠5カ月の時、夫が別の女性を見つけ彼女を捨てました。孤独と屈辱を感じたキャシーさんは、すっかり落ち込んでしまい、そこから抜け出すことができませんでした。「いつも自殺しようと思っていました。それが私の唯一の選択肢だと感じました」。うつ病が発作する度に、彼女がナイフを振り回したり、ビルから飛び降りたりするのを両親が恐れ、彼女をロープで縛りました。ひどくなると失神することもあり、目を覚ますと再び気を失ってしまいます。

 妊娠中のショックが胎児にも影響を及ぼしました。キャシーさんの息子は、6歳までしゃべることができませんでした。うつ病にもかかり、口数の少ない子に育ちました。キャシーさんのうつ病が悪化すると、両親は孫を別の部屋に連れて行きましたが、息子には母親の泣き声が聞こえていたそうです。

 キャシーさんの両親が涙ながらに「自分だけが苦しんでいるとでも思っているのか? 子どもを見てみなさい! あなたよりかわいそうだ」と言うと、キャシーさんはとても心が痛くなりました。キャシーさんは精神科医や専門家に相談するなど、お金をたくさん費やしましたが治療法は見つからず、発作的に自殺を考えていたと言います。

 1997年、友人がキャシーさんに法輪大法を紹介しました。『轉法輪』を読み、心の中の多くの疑惑が解けました。徐々に彼女のうつ病は改善し、発作は以前の週に一度から月に一度、そして数ヶ月に一度になりました。キャシーさんは「希望が見えました」と振り返ります。

 キャシーさんは、最後の発作をはっきり覚えています。その日、憂鬱な気分に襲われ、彼女はまた苦しみに陥りました。「しかしこれまでと違っていたのは、両親が私がいつも聞いていた師父の説法の録音をふと思い出し、流してくれたのです。すると私はすぐに落ち着き、自殺は法輪大法の法理に合わないという師父の教えを思い出しました。その瞬間、私は冷静になり、発作状態から覚めました。大法を固く信じ、それらの良くない考えを排除すると決意しました」

 「不思議なことに私が決意を固めると、自殺の衝動から完全に抜け出しました。12年間私を苦しめたうつ病は消え去り、二度と再発しませんでした。現在、息子も私と一緒に大法を修煉しており、笑顔が浮かびました。私と息子の変化を見て、両親も大法の修煉を始め、今では家族が笑いに包まれています」

「法輪大法を修煉して、恐怖と不安から解放されました!」と語るキャシーさん

 二、大学教授の田さん 「本当に幸運です」

 インディアナ大学で教鞭をとっている田さんは、こう語りました。「私は1997年末に法輪大法に出会いました。当時、私は博士課程に在籍していましたが、学業のストレスでひどく落ち込み、まともに勉強ができなくなってしまいました」

 「1997年の春、大法を修煉している両親が私の状況を知り、『轉法輪』と法輪功の煉功ビデオテープを送ってくれました。父は煉功して腎臓病が治ったのだと私に薦めました。私はさっそくビデオを見ながら煉功し始め、本を読んでいました。すると2、3カ月後、私のうつ病は大幅に改善し、1年後に私は順調に博士号を取得しました」

 「大法は、本質から私を変えて浄化し、私に人生の目的を教えてくださいました。生活と仕事で忙しいのですが、心は落ち着き、帰属意識によって、私は恐怖や不安を感じなくなりました。なお、修煉してから薬を飲んだことはありません」

 田さんは、自分がとても幸運だと思っています。心から師父に感謝しており、より多くの人々が法輪大法に出会い、大法の恩恵を受けることを心から望んでいます。

田さん(左)とインディアナ大学の大学院生のリリアンさん(右)

 三、テレビ局の著名脚本家 自殺を考える人間から、活力に満ちた人に

 金炅一さんは、韓国文化放送(MBC)の人気脚本家です。テレビ局の仕事による過労で、うつ病やパニック障害、糖尿病、高血圧、心臓不整脈など、多くの病気に苦しんでいました。金さんは、こう振り返ります。「以前、私は毎日20錠以上の薬を飲まなければなりませんでした。人工ペースメーカーまで装着しており、寝つきも悪く、生きる楽しみどころか死んだほうがましだと思っていました。私は、睡眠薬を貯めて100錠になったら、まとめて飲もうと思いました」

 2019年の冬、貯めた睡眠薬が70錠余りになっていたある日、金さんは光化門付近を散歩していました。そして、法輪功を紹介している場所で煉功していた法輪功学習者に出会い、それ以来、『轉法輪』を読み始めました。

 2020年3月の健康診断では、金さんの血圧や脂質、血糖など、すべての数値が正常に戻り、以前の健康状態を知っていた看護師にも「信じられない」と言われました。金さんは「修煉して私の体はかつてないほど最高の状態に達し、活力に満ち、心や精神的苦痛もなくなりました」と話っています。

 現在、ユーチューバーの金さんは、法輪功関連の番組を企画しています。「法輪大法によって人生を変えてきた世界中の人々を取材し、人々が新たな世界を感じられるようにしたいのです。私はテレビ局で働いた経験があり、実際に自殺を考えていたところから人生を取り戻した人間ですからね。こうして心に響くことを伝えることで、より多くの人に共感してもらい、距離を縮め、法輪功を理解してもらうことができると思います」

人生の大事な時期に『轉法輪』を読むことで、新しい人生を取り戻した金炅一さん


 なぜ、法輪功学習者は自分たちの物語を語るのでしょうか?

 江沢民は個人的な嫉妬から、中国共産党と互いに利用し合い、法輪功に対する残酷な迫害を起こしました。しかし法輪功学習者は、善なる気持ちから自分たちの体験を語り、より多くの人が心の苦しみから脱し、自分の人生を見出してほしいと願っているのです。

(続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/7/445775.html)
 
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