文/中国の大法弟子 夏蘭
【明慧日本2024年10月26日】私は1997年4月に法輪大法の主な書籍である『轉法輪』という貴重な本を手に入れました。その時から私の人生は劇的な変化を遂げ始めました。
修煉を始める前、私はとても復讐心が強い人間でした。誰かに嫌な思いをさせられると、いろいろな方法で仕返しをしていました。法輪大法を修煉し始めてから、私は常に真・善・忍の法の原則で自分を律するようにしました。家庭でも仕事でも、問題が起こったときは、まず自分の中に目を向け、思いやりを持つようにしました。
ある日、私は退職した高官の家族と会いました。私は2時間も怒鳴られましたが、まったく動揺しませんでした。文化大革命の際、その退職した高官は迫害され、鬱になり、精神を病みました。彼の家族はすでに何度も医療費の払い戻しを求めに来ました。政策によれば、医療費は全額払い戻しされるはずですが、私たちの会社は財政的にうまくいっていなかったため、全額払い戻しされませんでした。その家族は私たちの会社に来るたびに、長い間大騒ぎをしていました。その日、会社の上司たちは彼女を見ると、皆言い訳をして立ち去りました。彼女と対応できるのは私だけでした。
彼女は上司たちが全員帰ったことに気づき、私に怒りをぶつけ、大声で怒鳴り散らしました。本当に腹立たしいことでした。他の従業員はその場にいたり、2階のバルコニーから傍観者としてその光景を見ていました。私は本当に屈辱を感じました。しかし、私は法輪大法の学習者であり、彼女と口論してはいけないことを思い出しました。そして心の中で「真・善・忍」と静かに唱え続け、彼女が何を怒鳴っているのか聞こえなくなりました。
2時間以上経った後、女性は泣きながら頬をたたいてこう言いました。「なぜ私はあんなにひどい態度を取ったのですか? 上司らは私を無視しましたが、あなただけ私の苦情を受け入れてくれました。それでも、私は怒鳴っていました。私は本当に悪いのよ!」。師父は私の心性が向上しているのを見て、この困難を克服するのを助けてくださったと思います。
その女性が去った後、他の従業員が私を取り囲み、「今日は何があったのですか? 彼女はあなたに悪態をついたのに、あなたは一言も言い返さなかった。あなたの態度は以前とは全く違っていました」と尋ねました。私は彼らに言いました。「私は法輪大法を修煉しており、真・善・忍の原則に従わなければなりません」
その夜、若い課長が私を夕食に誘ってくれました。課長は「私にも真・善・忍の力を感じさせてください」と言いました。
また、2020年に私は瀋陽市第二女子刑務所に不当に拘禁された際に、遭遇した話をしたいと思います。
ある朝、私は強制労働をするために作業場に到着したばかりの時、受刑者が私の手を握り、「夏さん、私はあなたを永遠に覚えています。あなたは最も良い人です!」と言いました。彼女は言い終えると私の手を離し、立ち去ろうとしました。その時、私は突然、彼女が自殺を企んでいることを感じました。
それから私は彼女の手をつかんで言いました。「行かないで。乗り越えられないことがあったら、私に話してください」。彼女は言いました。「私はあなたを困らせることはできません。当直中の看守が私たちを監視しています」
刑務所では、囚人は手を握ることが許されておらず、特に法輪功学習者とは手を握ることが禁じられています。法輪功学習者は看守に厳しく罰せられます。私は命を救うことが最も重要だと思いました。私は彼女に言いました。「命は貴重です。自殺は大罪です。『人身を得ることは難しく、中国に生まれることは難しく、佛法を聞くことは難しい』という言葉があります。人身を得て初めて法を得ることができます。世界中のすべての人間は大法を得るためにここにいます。あなたは衆生のために一人で人間界に降りてきました。あなたが戻れなければ、あなたの天国にいる衆生はすべて破滅します。どんな試練に遭っても、時間が経てば乗り越えられます。法輪大法学習者を見てください。彼らはこんなにも大きな不当な扱いを受けていますが、それでも毎日平和に暮らしています。分からないことがあれば、私に相談してください。私が解決のお手伝いをします」
彼女は、仕事を完了しないとチームリーダーに頻繁に殴られ、怒鳴られることに腹を立てていました。また、追加の食料を買うことも許されませんでした。刑務所では十分な食事がとれないので、囚人は皆、自分の食料を買っていました。彼女が以前に買っていた食料はすべて、看守に没収されました。彼女は詐欺により12年の刑を宣告されました。割り当てられたノルマを達成していなかったため、2年間刑期が短縮されていませんでした。彼女は63歳で、刑務所で過ごす期間はあと10年でした。彼女は、この環境であと10年生き残れるかどうか分からないので、すべてを終わらせてしまおうと思いました。
私は彼女の手を握り、2時間以上もおしゃべりをしました。チームリーダーと当直の看守は皆見ていましたが、私の話は止められませんでした。作業場にいた多くの受刑者も私たちの姿を見ていました。彼女は後に「命を救ってくれてありがとう」と言いました。
彼女は前の晩眠れず、朝に作業場でハサミを手に入れ、それで自分の心臓を刺して自殺するつもりだったそうです。しかし、朝私を見ると、ある力が彼女を私のいる場所に止めさせました。私は「これは師父があなたを見て、救ってくれたのではないですか?」と言いました。彼女は「心配しないでください。出所したら必ず法輪功を修煉します」と言いました。私たちは一緒に師父の偉大な慈悲に感謝しました! その後、多くの受刑者が私に「法輪功以外に、誰が受刑者の命を気にしているのですか?」と言いました。
20年以上修煉を積んできましたが、師父に直接お会いしたことはないものの、師父が常に私のそばにいて、私を見守り、私のために苦難に耐え、私のために罪業を滅してくださっているのを感じます。大法は私の心を浄化し、健康な体を与え、人生の目的を私に知らせてくれました。師父の恩恵に報いるのは難しいことです。
師父に感謝します。同修の皆さん、ありがとうございます! 合掌!