忘れ難い歳月、懐かしい思い出
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ーー1990年代前半、李洪志師父の講習会に参加したときのこと

文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2022年7月21日】私は1994年4月29日~5月8日まで、吉林大学の講堂で毎日2回行われた李洪志師父の講習会に参加しました。師父から直接教えを受けた時の感動、喜び、幸せは言葉では言い表せないほどです。

 師父は、がっしりした体格、優しい目、愛想のよい顔、そして大きく澄んだ声をしておられました。師父に接した人は、本当の安らぎ、慈悲、幸福、美しさを感じることができました。その後、多くの人が師父のおっしゃった「佛光が普く照らせば、礼儀は圓明となる」 [1]ということを体験したと言っています。

 感謝の涙

 師父のお話はシンプルでわかりやすいのですが、内容はとても深いものでした。聞けば聞くほど、もっと聞きたいことが出てくるような気がしました。新しい学習者を困惑させたのは、師父の講義を聞きながら、多くの学習者が涙を流していたことです。私もその1人で、こらえきれずに涙を流してしまいました。

 学習者が師父のお話を聞きながら涙を流すのは、師父が私たちのためにしてくださったことが、私たちの神としての内面が理解しているからだと、後になって理解したのです。師父は、歴史上のさまざまな次元、時代において、私たちの痛みに耐え、私たちの罪を背負ってくださいました。師父は、私たちに法輪と、エネルギー機構、そして素晴らしい、貴重なものを与えてくださいました。大法弟子たちは、この日を待ち望みながら、何百万年もの間、数え切れないほどの苦難に耐えてきたのですから、この感謝の涙は、私の神としての内面からのものなのです。

 意外な収穫

 私が9歳の時、中国共産党の毛沢東が起こした文化大革命で、父は悪人たちに殴られて死にました。体の弱い病弱な母は、私と2歳の弟を含む6人兄弟、そして年老いた祖父の面倒を見てくれました。悲惨な生活のトラウマと憂鬱さから、私は12歳の頃から肝臓病、胃腸病、腎臓病、リウマチ、神経症などの病気に悩まされるようになり、そのために治療を受けていました。

 この講習会に参加したのは、多くの人が病気から解放されていると聞いたからです。しかし、講習会に行き、師父を拝見し師父の話を聞いていると、自分の病気など些細なことは忘れてしまうのです。最初は、師父の話される「高い次元」「人を済度」「業力」「身体の浄化」という言葉は初めてでしたが、聞けば聞くほど、聞きたくなることばかりでした。

 一番驚いたのは、何十年も頭を悩ませていた疑問に対する答えがあったことです。人生の意味とは何なのか? 例えば、名声を追い求める人もいれば、お金を求める人もいる、先祖の名を上げるためにやる人もいれば、出世のためにやる人もいるといった具合に。

 本当の真実と自分の経験

 師父はこう説かれました。

 「皆さんにここではっきり教えますが、大周天が通ると人は飛ぶことができるのです。いたって簡単です」 [1] 

 ある朝、吉林大学に向かう途中、私は突然走り出しました。まるで足が地面に着いていないかのような感覚でした。私は、まだ学習者が多くの独特な経験をすることを理解していなかったので「私はどうしたのでしょう?」と大声で言いました。一緒にいた人たちは笑っていました。25メートルほど走ったところで、私は立ち止まりました。追いついた人が「どうしたんですか?」と聞いたので、私は「わかりませんが、でも、止まらないのです、もう大丈夫です」と答えました。

 師父の最初の講義を受けた後、私は病気から解放され、すっきりした気分になりました。世界観、人生観、価値観がすべて変わりました。気分も明るく楽しくなりました。空や地面、自分の周りの環境まで変わったような気がしました。今までの悩みやトラブルがなくなりました。

 長春から帰った私は、人々に法輪大法は素晴らしいもので、師父は慈悲深くて偉大な方だと伝えました。私を知っている人たちは、それを信じてくれました。私の隣人、同僚、親戚、友人は皆、私の心身の変化から、法輪大法がいかに偉大で並外れたものであるかを目の当たりにしました。ある隣人から「長春から帰って来たあなたは、とても健康でエネルギッシュに見えましたよ。顔色もいいです」と言われました。

 職場の上司から「李大師を呼んで、みんなに教えてもらえないでしょうか?」と言われました。私はこう答えました。「李洪志師父の今年のスケジュールはすでに埋まっているのです。中国全土から講演の依頼が来ています。ほとんどの講義は大都市で行われ、何千人もの人々が参加します。もし学びたい人がいれば、今年は大連とハルビンで講義をすることを知っています」

 ハルビンの旅

 1994年8月5日、ハルビン・アイスホッケーホールで行われた師父の講演会に私達25人のグループは参加しました。会場には約6000人いました。全国各地から、さまざまな立場の学習者が集まっていました。私の後ろの列に坐っていた4、5人の学習者たちは、とても普通の人には見えなかったです。話を聞くと、彼らは中国科学院の学者や人体科学研究所の学者たちだったのです。

 この講義では、異次元の悪が師父の教えを邪魔していました。師父は、しばしば咳き込み、障害に直面しながら講義するのは、この次元に反映されたものであります。優れた悟りを持つ古い学習者は、慈悲深い師父が苦難を受け、そこにいる学習者や弟子を含む衆生のために業を背負っていることを理解しました。

 ハルビンでは、より多くの人々が法輪大法を知ることができるように、師父は1994年8月10日に追加講習会を行われました。その講習会で、師父は一つの病気治療をすることを提案されました。もし病気を持っていない人は、家族の病気を思い浮かべることができます。当時、私の母は緑内障と白内障を患っていました。片方の目がほとんど見えなくなり、手術を控えていました。母の目を少しでもよくしてあげたいと思いました。ハルピンから帰ると、母から「急に目が見えるようになった」と言われました。

 ハルビンですごい体験をしました。10歳の娘がトイレに行きたがっていたのですが、トイレが見つかりませんでした。何人かの人に聞いてみましたが、わからないと言われました。スーパーマーケットでは、従業員がトイレが故障していると言っていました。子どもの苦しみを目の当たりにして、みんなとても不安になりました。

 娘が限界に達したとき、薄黄色のシャツを着た16、17歳の少女が突然、どこからともなく現れました。彼女は「トイレに行きたいのですか? 連れて行くからついてきてください」と言いました。彼女の案内でスーパーの外に出て、すぐにトイレを見つけました。私は急いでいたのですが、その親切な少女にお礼を言おうとしたら、彼女はもういませんでした。私は後で「きっと慈悲深い師父が、私が困っているのをみられて助けてくださったのだ」と思いました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/2/439477.html)
 
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