【慶祝513】「あなたが来て食堂は変わりました」
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文/遼寧省の大法弟子 小美

 【明慧日本2022年8月26日】私は2014年に法輪大法の修煉に入り、現在(訳注:2022年5月)すでに8年が経ちました。この数年間の修煉で、私は法輪大法を修煉することの殊勝さと素晴らしさを体験し、法輪大法が人々に善をもたらし、心を浄化し、社会に有益をもたらすことを深く実感しました。

 ここ数年法輪大法を修煉することで、素晴らしいことがたくさんあり、本が一冊書けるほどになりました。ここで、私が法を得、修煉をし始めて、幼稚園の食堂で働くようになった話をみなさんと分かち合いたいと思います。

 肉体的・精神的に疲労し、大法に戻る

 私は農村で育ちました。父親が早くに亡くなり、私は学校を早々に退学し、家で農作業をしました。あまり本を読まなかったので、新聞を読むのも大変だし、字もろくに書けませんでした。街に出勤するのはもっと大変でした。知識がないので楽な仕事や、よりよい仕事もできないので、ずいぶん苦しく、疲れる思いをしてきました。

 実は、1999年以前に家族からもらった『轉法輪』という本を読んだことがありました。当時、私は本を読むのが苦手で、内容の意味も理解できませんでした。私は大法と縁があったのかもしれず、法輪大法の素晴らしさを目の当たりにしてきました。

 私たちの農村の夏は、太陽が沈もうとする時、太陽は大きく、赤く、丸い形をしていました。ある日、太陽が回っているのを目にし、とてもきれいでした。ある時は時計回りに回転し、ある時は反時計回りに回転し、とても速く回転していました。私が見ている間、ずっと回転しており、他の人には見えないものだと思いました。

 それでもこの現実社会の中で、世の中に迷った私は法輪大法の良さや尊さがわからず、根気よく学ぶことはしませんでした。今(訳注:2022年5月)思うと、とても残念で悔しい気持ちです。

 2014年になり、心身ともに疲れ切っていた時、ふと法輪大法を思い出し、大法に戻ろうと思いました。私は「今度こそ最後まで修煉しなければならない!」と決心しました。それからというもの、私の体は日々変化し、いつの間にかすべての病気や痛みが消え、病気がないという感覚というのは、本当に素晴らしいものでした!

 修煉後、私は心の窓が開いたような気がしました。法輪大法は私の知恵を開いてくださり、すべての大法書籍をすらすらと通読することができたので、本当に驚きました。私は、真・善・忍という大法の原則に従い、心を修め良い人間になり、何事においても他人を思いやることができるようになりました。

 私も変わったし、家族も変わりました。今(訳注:2022年5月)では、夫や子どもたちとも仲良くでき、温かい家庭に恵まれています。私の心身の変化を見た家族は、大法を修煉することにとても協力的でした。

 「あなたが来て食堂は変わりました」

 2021年の後半、私は幼稚園に採用され、食堂の切り盛りをしました。最初に食堂に着いた時、床に水や米粒、葉っぱが落ちていて、誰もそれを片付けていないのが目に入り、そのままみんなが毎日何度も踏んでいました。油汚れもあったため、歩くと時々滑りました。

 食堂全体が汚く、油まみれになっていました。倉庫や休憩室の扉は長年清掃されておらず、埃が厚く付着しており、元々白い扉が黒く変色していました。私は「ここは幼稚園の食堂です。衛生状態がこんなに悪くて、子どもたちは清潔なものを食べられるのでしょうか?」と思いました。

 食堂にはシェフ、飯炊き、おやつの各担当者がおり、それぞれが自分の仕事を担当し、それぞれが衛生分担エリアを持っていました。私の前にも、何度か食堂を切り盛りする人の交代があったと聞いていました。シェフ、飯炊き、おやつの各担当者はみな、自分の仕事の多さと疲れを引き合いに出し、掃除もせず、ただ割り当てられた仕事だけを終えていました。そのため、長年にわたり、分担エリアの衛生状態は非常に悪かったのでした。

 私が来てから、衛生的に徹底的に掃除し「黒い扉」を1枚1枚磨き、床をスクレーパーで削り、徐々にきれいにしていきました。食堂全体が新しく生まれ変わりました。

 私が食堂に着いたばかりの時、飯炊きのおばさんが内緒で私に「この食堂の人たちは、表面的にはいい人たちですが、実はとても仲が悪くて、いつも喧嘩しているんです」と言いました。また、飯炊きのおばさんは私に「この幼稚園の人はみんな、シェフを迷惑がっています。彼はよく滑って転ぶし、トレーの片側にあるご飯を持てずに一気に床にこぼすこともあるし、手がうまく動かないようです。一日に何度もくしゃみをし、続けて何回もくしゃみをし、一度くしゃみをしだすと長くなります」と言いました。飯炊きのおばさんが言った状況は、ここに来たばかりの時に私も見たことがありました。

 飯炊きのおばさんが苦労や不公平を訴えるたびに、私は大法で学んだ法理を説いて、啓発しました。私は「真・善・忍の基準に従って、良い人間になることができます。私たちは他人を理解し、他人を大切にし、相手の欠点を許容することを学ぶ必要があります」と言いました。

 私はさらに「その人がどんなに悪い人だったとしても、過去にどんなに欠点や落ち度があったとしても、本人が変わりたい、正したい、いい人になりたいと自覚しているならば、変わるチャンスを与えてあげるべきです。より多くの人が真・善・忍に従って良い人になることができれば、私たちの住む環境はますます良くなり、誰もがその恩恵を受けることができるようになります」と言いました。

 仕事では、修煉者の基準で自分を厳しく律し、食器を洗う、料理の条件に合わせた形に切る、分類に従ってしっかり分ける、後片付けをする、それぞれの工程に真剣に取り組み、心を込めて行い、いいかげんにしませんでした。

 出勤すると毎日、あれをやれ、これをやれと言われ、この仕事はあなたのもの、あの仕事はあなたのものだと言われ、私は気にもしないし、反論もしませんでした。飯炊きのおばさんに頼まれたことは何でも行ったし、黙って全力を尽くしました。私はみんなによく接し、できる限り仕事を手伝い、みんなと良い関係を保ちました。

 食堂の人たちは、私の行動や振る舞いを見て、すぐにやる気を出してくれました。食堂の環境も変わり、和気あいあいとした雰囲気になり、シェフと二人のおばさんの関係も良くなってきました。

 飯炊きのおばさんは、感慨深げに「私は3年間ここで仕事をしいますが、食堂がこんなにきれいになったことは一度もありませんでした。あなたが来てから、ここのすべてが変わりました!」と言いました。また、「あなたが来る前、ここを切り盛りしていた人は毎日ズボンが落ちてくるほど疲れていたんですよ。午前中から午後にかけて、食材を切るのが終わらず、毎日が疲労の連続でした。でも、あなたはけっこう簡単にやっているんですね」と言いました。

 飯炊きのおばさんだけでなく、シェフも門衛も、他の人たちもみんなそう言っていました。法輪大法は、私に健康な身体と優れた体力、気力を与えてくださり、半分の労力で仕事をこなせるようになったのだということを私は知っていました。

 ある日、掃除のおばさんが「シェフが別人のように見えるのはなぜでしょうか? 以前は、2階の保育員にも悪態をついていました。なぜ今は悪態をつかないのでしょうか?」と言いました。飯炊きのおばさんは、以前はシェフに叱られたり、いじめられたりしたこともあったそうです。後で知ったのですが、飯炊きのおばさんは子供が幼い頃に夫が亡くなり、子供と二人で生活していたそうで、大変だったようでした。しかし、私が食堂で働き始めてから、シェフが人を叱るのを聞いたことがありませんでした。シェフも大きく変わりました。

 その後、シェフは少しずつ手の調子が良くなり、くしゃみもほとんどしなくなり、角皿はもう地面に落ちなくなり、シェフの病気もいつの間にかなくなっていました。飯炊きのおばさんも「彼の病気がなくなった! よくなった!」と言いました。

 飯炊きのおばさんは、さらに私に「前の担当者が辞めた時、園長のところに行って状況を説明し、私とシェフを叱り、特にシェフにダメージを与えました。もしあなたが来なければ、園長はシェフをクビにしていたでしょう。あなたが来てからすべてが変わりました」と言いました。また、飯炊きのおばさんは「以前は、シェフが野菜を刻むなんてことはありませんでした。あなたが来てくれたので、シェフも野菜を切るのを手伝うと言い出しました」と言いました。

 現在(訳注:2022年5月)はもう誰も園長に言いに行ったりはしないし、毎食、時間通りに提供されることが保証されていました。食堂全体の雰囲気も変わり、みんな仲が良く、自分の仕事をしっかりこなしながらも、率先して人を助けることができるので、誰もストレスを感じず、みんなリラックスしていました。食堂の人たちはみな、私のことを「小さな救世主」だと言い、もし私が来なければ、食堂の人たちは仲間割れしてしまうと言いました。

 みんなの変化を目にして、私は「われわれは自分と他人を済度し、衆生を済度することを言っていますので、法輪が時計回りに回転すると自分を済度し、逆時計回りに回転すると、人を済度します。逆時計回りの時、法輪はエネルギーを放出するので、他人にその恩恵を与えます。そうすれば、あなたのエネルギー場がカバーする範囲内にいる者はみな恵みを受け、気持ちが良いと感じるでしょう。あなたが街を歩く時も、職場や家庭にいる時も同じ役割を果たすことができます。あなたの場の範囲内にいる者に、あなた自身は知らないうちに身体を調整してあげているかも知れません。この場は一切の間違った状態を正すことができるからです。人間の身体は病気があるべきものではなく、病気があるのは間違った状態にあるからで、このエネルギー場はその間違った状態を正すことができます。悪い心の持ち主が歪んだことを考える時、あなたの場の強烈な作用を受けて、その考えを変え、悪いことを考えなくなるかも知れません。人を罵ろうと思う者も、急に考えを変えて、やめたりします。ただ正法修煉のエネルギー場だけが、このような役割を果たすことができます。ですから佛教には昔から、『佛光が普く照らせば、礼儀が圓明となる』という言葉がありますが、そういうことを言っているのです」[1]という師父のお言葉を深く認識しました。

 大法が素晴らしいことを認め、同僚が福報を得る

 環境の変化、一人一人の変化は、法輪大法によってもたらされ、それは大法の無限の法力の現れであることを、私は知っていました。私は時間さえあれば、特にシェフが野菜を切っている時、大法の真相、人間としての道理、因果応報、因縁和合(訳注:因と縁とが結びついて結果になること)、そして、法輪大法を修煉する前と後の私の変化などを話しました。

 食堂はあまり大きくないので、私が話していると、飯炊きのおばさんやおやつ担当のおばさんも聞いていました。私は、機会がある限り、基本的な真相をシェフや飯炊きのおばさんやおやつ担当のおばさん(以下、彼ら)に伝えました。

 私は彼らに言いました「法輪功は、中国共産党(以下、中共)がテレビで宣伝しているものとは全く違い、魔の首魁江沢民と中共が法輪功のデマを流して誹謗中傷し、意図的に法輪功の信用を失墜させ弾圧しています。法輪大法を修煉する人は、何事につけてもまず人のことを優先に考え、人に親切にします」。シェフは「あなたが来てすぐに、私はあなたが良い人だと分かりました」と言いました。

 彼らの一人一人に内容豊富な真相レコーダーを送りました。数日後、私は「全部聞きましたか?」と彼らに尋ねると、シェフは「聞きました」と言いました。飯炊きのおばさんは「あまり聞いていません」と言い、おやつ担当のおばさんは「聞いていません」と言いました。

 おやつ担当のおばさんは社員食堂のボスのような存在で、彼女の言うことだけがすべてにおいて正しいのでした。しかし、私はおやつ担当のおばさんにも同じように接し、機会があれば、彼らに「家に帰ってやることがない時に真相レコーダーを聞いて、聞き終われば、心身の健康に良いですよ」と言いました。

 しばらくして、用意した「真相を伝える手紙」を彼らに渡しました。真相を伝える手紙を読んで、おやつ担当のおばさんは大きく変わりました。それ以前は、私がシェフと話すと、時々、おやつ担当のおばさんは言いたいことがたくさんあって、待っていました。また「○○さん、あなたは魂胆がありすぎます」と言いました。

 真相を伝える手紙を読んだ後、おやつ担当のおばさんはそれ以上言いませんでした。真相を伝える手紙には、修煉後の心身の変化について、私自身の体験が書かれていたからです。また、各種の真相の内容があり、人の善の念を啓発する古今の物語もありました。12ページの手紙のすべてを彼らが読んだというのは、本当に驚くべきことでした。その後、全員が三退し、私はこの選択を心から喜びました。

 私が初めて食堂で仕事をした時、幼稚園の誰も私が法輪大法を修煉していることを知りませんでした。働き始めて間もなく、園長から「幼稚園のみんなが、あなたは親切だと言っていますよ」と、とても高い評価をもらいました。

 ある日、私が修煉していることを園長や主任が知ると、私を使わなくなってしまうのではないかと心配したシェフが、あわてて私のことを口添えしようと、いろいろ言ってくれました。「信仰は個人の問題です。 彼女のように仕事ができる人がいますか? 私は5年間ここで働いていますが、彼女のように親切で、良い仕事をしている人はいませんでした・・」。シェフの話を聞いて、園長と主任は何も言わずに出て行きました。

 翌朝、食堂に着くと、シェフが「今年は玉ねぎとキャベツがこんなに高いのに、昨日はとてもラッキーで、全部とても安く買えました」という声が、すぐに聞こえてきました。         また「私はあの家を、ずっと貸したことがありません。考えてみましたが、貸せないのであれば、またひと冬遊ばせておくしかありません。しかし、昨日はまさか3家族が争うように家を借りにやって来て、しかもそれぞれが高い金額を提示してくるとは思ってもいませんでした」と言いました。シェフは「とても不思議です!」と興奮気味に言いました。

 私はシェフの話を聞いた後、これは大法弟子を大切にし、勇気をもって大法弟子のために公にとりなしたことで、福報を得たのだと思いました。シェフは嬉しいことがあると大声で「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と、食堂で叫ぶこともありましたが、この生命は本当に救われました。

 飯炊きのおばさんも「とても順調です」と言いました。飯炊きのおばさんの息子は家を買いたいと言いましたが、頭金が足りず、家族はお金のことでとても悩んでいました。お金を調達することができないことで、飯炊きのおばさんは思い悩んでいました。ある日、飯炊きのおばさんは「息子が家を買うのに、実は家族が頭金を出してくれたんです」と言いました。

 大法弟子は、社会、職場、家庭の環境の中で自分を修煉し、心性を高めた後の高い境地の行いによって、周囲の人々を感動させ、周囲の環境を正すことで、衆生に恩恵をもたらし「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と人々に実証し、すべての衆生に光明と素晴らしさをもたらしました!

 法輪大法は、私に希望と新しい人生を与えてくださいました。法輪大法は人々の生活を豊かにし、私や私の家族、周囲の人々に限りない恩恵を与えました。

 師父の慈悲なる救い済度に限りない感謝の気持ちを持っています!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/28/442274.html)
 
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