師父の按排こそベストである
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文/オーストラリアの大法弟子

 【明慧日本2022年10月7日】私は介護福祉士として働いており、2019年8月から障がい者向けの短期宿泊施設に勤務しています。 2019年前半の半年間、フルタイムでパーソナルケアの勉強をしたものの、新しい分野なので、最初はじっくり観察し、わからないことがあれば同僚に相談することからスタートしました。

 1.マネージャーが3回褒めてくれた

 私はコツコツ仕事をし、汚れることや疲れることを嫌がらず、率先して業務を担当しています。この職業は女性がメインであり、2人が一つのシフトを担当するのが普通です。同僚は他人に文句を言うことが多いのですが、口を修めることに気をつけなければいけないと自分は反省しています。また、同僚同士で労働時間が多いか少ないかについてよく文句を言い、時には上司に文句を言いに行く人もいます。

 あるとき、マネージャーから「割り当てられた勤務時間に満足しているか」と聞かれたので、「同僚の中には、仕事をもっと必要としている人がいるので、その人たちに勤務を割り当ててください」と答えました。 クリスマス休暇の前日、マネージャーから「同僚からの推薦で優秀社員に選ばれたので、そのご褒美だ」と、チョコレートとカップケーキを渡されました。

 しばらくして、ある同僚が体調を崩し、出勤ができなくなったため、その同僚の代わりに、三日間連続して夜勤をしました。数日後、マネージャーから「同僚の分まで頑張ってくれてありがとう」と大きな箱のチョコレートを一つもらいました。

 2020年4月、新型コロナウイルスの感染が拡大していました。夫は家族の安全を心配し、家族全員40日間、自宅隔離をするようと要望しました。私はマネージャーにメールをして40日間の休暇を申請しました、そして私が休むことで、業務に支障をきたした場合、必要であれば新しいスタッフを募集するようにとお願いしました。マネージャーは、私の代わりに新しいスタッフを採用するのは、とても悲しい、と返事をくれました。結局、マネージャーは新しいスタッフを採用せず、40日後、私は職場に復帰できました。

 2021年10月の出来事でした。ある若いお客様の映画鑑賞に同行しました。お客様は映画館で飲み物やスナック菓子を買い、映画を見終わってから、昼食を買い、帰りにどうしてもマクドナルドで飲み物を買いたいと言って買いました。結局、家族からもらったお小遣いをほとんど使い切ってしまいました。数日後、お客様の母親が施設にやってきて、私が勤務中と聞き、「お会いしたいのですが」と大声で言いました。私はキッチンから出ていくと、この母親は、玄関のソファーに座り激怒していました。「なぜ、あなたはまだこの施設で働いているのか? 息子がお小遣いを使い切ったのはあなたのせいだ。この行為はお客様の選択を尊重したとか、そういう弁解はしないでくれ」と私に問い詰めました。実際、私は弁解する気はまったくなく、ただ黙って彼女の話を聞き、怒りもなく、「自分の心性を高めるチャンスがやってきた」と思い、嬉しくさえありました。

 この母親が話し終えたところで、隣の事務室にいる同僚がすぐにここに来て、この母親に「当施設のマネージャーは彼女(私のこと)に注意をしました、彼女もマネージャーに謝りました」と、私に目配せをしてバレないようにと、丸く納めてくれました。すると、この母親が、「彼女はまだ私に謝っていない 」と言うので、私は笑顔でこの母親に謝り、他に何か必要なことはないかと尋ねました。すると、この母親はだいぶ落ち着き、「もう何もないよ」と軽く言いました。そして、私はキッチンに戻り、仕事を続けていました。

 その後、他の同僚がこの出来事について話し、私があの母親に謝るべきではなかったと言いました。あの母親はマネージャーと施設の全員に文句を言ったからです。私は同僚に「それでも、やはり私は、よくできていないことがあるからです」と言いました。

 2022年のはじめ、マネージャーの父親が亡くなったため、マネージャーはイギリスに帰り母親の相手をしていました。マネージャーが不在の1カ月間、スタッフとお客様が新型コロナウィルスに感染したため、施設は1週間閉鎖されました。この期間中に、マネージャー代理から、施設の清掃と消毒に別の同僚と一緒に行ってもらえるかと頼まれ、私はやりました。1カ月後、マネージャーが戻ってきて、全員集会で封筒を渡されました。帰宅して開けてみると、お礼の手紙と一枚のギフトカードでした。マネージャーは、「委員会を代表し、私が不在中、手伝ってくれてありがとうございました」と私に感謝していました。

 この施設で勤務したばかりの時、半数近くの同僚が私に友好的ではありませんでしたが、私はそれを気にせず、職場では大法修煉者としての基準で自分を律し、利益の争いをせず、口を修めることに注意を払い、同僚やお客様のことを思いやり、他人のために考え、不平不満を言わず、真面目で責任感を持って仕事をしてきたため、皆から好評価を得るようになりました。例えば、ある同僚はあまり真面目な態度ではないため、チェックインとチェックアウトのお客様の荷物をそれぞれ間違えても、私は善意をもって指摘しました。そしてまた、夕食時に、視力の悪いお客様に骨付きのローストチキンを配ったため、私は善意をもって指摘しました。すると彼女は顔色が変わり、「私がちゃんとできたところはないのか」と、憤慨して言いました。私はすぐに同僚に、「私の言葉があなたを傷つけたのなら申し訳ない」と謝ったたため、この同僚は落ち着きました。このことがあってから、この同僚は、マネージャーからシフトの変更を告げられたとき、どうしても私と一緒に働きたい、シフトを変えたくないと懇願したそうです。私が神韻に関することをしている間に、この同僚から「会いたい」とメールが届きました。今年、この同僚は息子さんと一緒に神韻公演を観ることができたので、とても幸運でした。

 もう1人の同僚は、私と同じシフトで勤務し始めた頃、お客様に私を探してもらったり、オフィスまでついてきて私は何をしているかを見たり、こっそり私の様子を観察していました。この同僚はいつも長時間電話をし、自分の抱えているトラブルの対応をしていましたが、私は文句も言わず、黙々と仕事の大半をこなしました。その後、再び夜勤で一緒になったとき、この同僚は心を開いて自分の人生経験を話してくれました。悲しいことを打ち明けてくれた時、一緒に涙も流しました。私は中国の伝統文化で善行を積むことが運命を変えたという物語を話し、大法のことを勧め、大法のホームページに案内しました。そして夜遅くまで語り合いました。その夜以来、一緒に仕事をするとき、この同僚はすべての仕事を引き受けてくれるようになり、理由を尋ねると、「罪悪感がある」と言ってくれました。私は、「自分を責める必要はない、一緒に仕事を分担すればいい」と言いました。この同僚は私が人の悪口を言わないことを知っているため、よく自分の秘密を教えてくれます。別の同僚から、この同僚についてマネージャーに文句を言わなかったのは私だけだと言ってくれました。

 2.神韻に救われ済度された縁のある人たち

 今年の神韻公演は終了しました。この数カ月を振り返ってみると、師父の段取りがベストに違いないと、より深く感じるようになりました。

 まずは常人の友達の話です。その人は女性で会社に勤めています、夫婦ともに真相を知っています。署名活動が行われるたび、友人夫婦ともそれを支持し、署名用紙を持ち帰り、自宅の親族に署名をお願いしていました。毎年、誕生日の日には2人で喫茶店で朝食をとるようにしていました。しかし、昨年は友人の誕生日をすっかり忘れてしまい、1日や2日のずれではなく、2、3カ月経ってから思い出したのです。自分を咎める気持ちでいっぱいでした。なぜなら、やはり常人は誕生日のお祝いを重くみているからです。

 ちょうど地元で神韻の公演があるので、「せっかくだから、誕生日プレゼントとして、神韻公演に連れて行ってあげようかな」と思いました。友人は通常、土曜日に仕事があることを知っていたので、日曜日の午後の公演のチケットを2枚購入しました。友人の家族の週末の予定に影響が出るので、事前に伝えておかなければと思っていました。数日後、友人にメールし「神韻公演に連れて行く」と伝えると、友人はとても喜んでいました。しかし、その数日後、公演を見る日曜日は母の日で、友人の娘は「母と一緒にいたい」と言っていると、友人からのメッセージがきました。そのため、友人の希望する公演時間を聞き、前日のチケットを2枚購入しました。

 今年は、1週間の休暇を取得し、地元で行われる神韻公演を手伝いました。友人と一緒に見る当日は2回の公演があり、1回目の公演後に友人を迎えに行く時間がないため、「自分で運転して来られますか」と友人に聞いたのですが、「夜の運転は嫌だ」という返事がきた直後に、「夫と娘も行きたい」というメッセージがきました。そこで、私はすぐに最も適した2枚のチケットを追加購入しました。友人は家族3人で公演を見ることができました。

 以前、職場の同僚に神韻を紹介したところ、ある女性の同僚がとても気に入り、ぜひ見たいと言ってくれたことがあるので、日曜日のチケットを写真に撮って送りました。その同僚は、息子に一緒に行けるかどうか聞いてくると言いました。その後、同僚は「2枚のチケットを予約したい、母の日のお祝いに息子と一緒に見に行きたい」というメールを送ってきました。公演後、同僚は「とても美しいショーでした」と、劇場で息子と一緒に撮った写真を送ってきました。また、神韻を応援するために「真、善、忍」のTシャツを購入しました。私は職場に戻った時、その同僚が私を見るなり抱きついてきて、息子から「こんないい席のチケットを買ってくれてありがとう」と感謝されたそうです。

 昨年10月、施設に新しい人が採用されました。同じシフトで勤務をしたときに、新しい同僚の小学6年生の息子が中国語を勉強しており、他の科目を諦めるくらい好きだということを会話で知りました。そして、その新しい同僚は、以前上海のMBAに通っていました。同僚の胃の調子があまり良くないというので、大法を紹介し、空いた時間に動作の実演をしてあげました。その後、神韻のカレンダーが届いたとき、その同僚と一緒に夜勤をしました。それは私たち唯一の同じシフトで、その同僚の最後の夜勤でした。私はその同僚に神韻のカレンダーを渡し、連絡を取り合うことを約束しました。同僚は、別の施設の求人に応募しましたが、なぜか偶然にこの施設に来たと言い、「もしかしたら私たちはご縁があるのかもしれない」と私は話しました。その同僚はわずか2カ月で退職していきました。その後、オンラインでも大法を学べるリンクがあったので、同僚に送りました。

 地元での神韻公演が一般発売された直後、その同僚にチケット購入用のリンクを送りました。数日後、同僚は「もうチケットを購入しました」とメッセージを送ってきて、しかも、私が鑑賞する日時と同じでした。公演当日の夜、常人である友人一家と一緒にいたところ、同僚からメールが届いたため、会いに行くと、同僚はイブニングドレスに身を包み、とてもきれいでした。同僚は自分の義母と息子を紹介してくれ、神韻グッズをいくつかと『法輪功』の本も購入し、本に書かれた内容に従って学ぶと言いました。同僚は今、1831年にアイルランドで設立された在宅高齢障害者向けのカトリック団体で財務部長として働いているとのことでした。同僚が自分に適する仕事を見つけたことを嬉しく思いました。翌日、同僚から「神韻公演のことを教えてくれたことに感謝します。公演のすべてを、物語も、ダンスも歌手も二胡も衣装もオーケストラも、全て美しくて気に入りました」というメッセージをくれました。そのメッセージから、同僚の興奮した気持ちが伝わってきました。

 施設のもう1人の同僚は、息子の結婚式でカナダに行き、戻ってみるとまた別の用事で今年の公演を見逃してしまい、非常に残念だと言っていました。そして今度神韻がきたら、必ず最初のチケットを買うと言っていました。

 弟子たちに、毎日の仕事の中で法を正し、衆生を救い済度する機会を与えてくださった師父に感謝しております。仕事では、わざと何かを見せようとするのではなく、ただ大法の要求に従って、真、善、忍を基準として言動を行い、何かを得ようとすることはありませんでしたが、非常に良い結果を得ることができました。

 師父に感謝しております!合十

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/4/446051.html)
 
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