文/香港の大法弟子
【明慧日本2022年10月9日】私は1997年2月に法輪大法の修煉を始めました。修煉を始める前の私は虚弱体質で、いつも風邪やインフルエンザに罹り、胃の病気や婦人病などを患っていましたが、心身ともに健康になりました。25年間にわたる修煉の中で、私は大法の真・善・忍に従って自分を律し、心性を高めて来ました。
中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害はすでに23年が経過しました。私は長年、香港の至るところで迫害の実態を暴露するチラシを配ったり、人々に伝えたりしていています。2004年、『共産党についての九つの評論』が発表されてから、師が法を正すことを手伝い、人々を救い、親友や中国の観光客に向けて迫害の真相を伝え始めました。それと同時に、中共の各組織から脱退する「三退」を促しました。それから17年が経ちました。この過程の中で、私は師父の按排の下で、三退を促したい多くの国内外の同修が、共に使命と誓いを果たし、より多くの人々を救うことを助けています。
2019年年末から、中国では観光客向けの法輪功迫害の真実を伝えるスポットがなくなりました。私は毎朝『明慧週報』、大法の内容が書かれたお守りをたくさん台車に積んで、島線の駅、九龍線の駅、東鉄線の駅、西鉄線の駅、また、一部のバス路線に沿って、各地域や団地を回り、人が多く集まるところで迫害の真相を伝えて三退を促し、それから栞(しおり)を渡しました。これらの地域や場所のほとんどは、月曜日から金曜日まで、大法弟子や常人が配る無料の新聞を待つ人々が列をなしています。 これは真実を伝え、三退を促す絶好の場所で、本当に嬉しいことです。大勢の中国の観光客がいなくなっても、数え切れないほどの香港の衆生は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい!」、「中共を脱退して身の安全を守る!」と、大法弟子が福音を伝えるのを待っています。
私は2年近くかけて、香港の多くの地下鉄駅やコミュニティ、マーケットを歩いてきました。 その過程で、毎日、香港に移住して来た中国人が、繁華街、市場、街頭で、大法の真相を知り、三退をして、自分のために未来を選択したことを心から喜びました!
ある日、1人の同修は私に「あなたはよく毎日出かけて真相を伝えているのね。どうすればそのように続けることができるの?」と聞きました。「これは私たちの使命であり責任です。すべての衆生が救われるのを待っているのです」と答えました。
大法の素晴らしさを伝え、三退を促す時、善をもって心から本当のことを伝えると、相手も私たちの善意を感じてくれます。 多くの場合、私たちの話す言葉によって、相手の悪い考えや思いがすぐに変わり、笑顔でうなずき、反対もせず、親指を立てて褒めてくれ、三退に応じてくれます。
師父は「慈悲は天地の春を溶かし 正念は世中の人を救う可(べ)し」 [1]と説かれました。
ある日、私はある団地で大法の素晴らしさ伝え、三退を促していたところ、定年退職者と思われる男性が渡された『明慧週報』を手に取り、三退した後、私が他の人に資料を配りながら話す様子を最初から最後まで黙って見ていました。終わると、その人は「以前ここであなたを見たことはありませんね。また来てくれますか? まだたくさんの人たちが出て来ますから」と言いました。彼が言っているのは、周囲にはまだ出てきて三退をしていない人がたくさんいるということだと理解しました。彼はとても物わかりのよい人で、皆が中共から脱退して安全を守ることを願っていたと思います。私は「今日はここに来てとても良かったです。ここは人が多いので、後日、時間のある時にまた来ます。ありがとうございました!」と言いました。
その方が、私に尋ねる時の真剣そうな表情を思い浮かべるたびに「大法徒は衆生が救われる唯一の希望」 [2] という師父のお教えを思い出します。
ある朝、私は迫害の真相資料を配り終わって帰る時、新聞配達の女性が建物の軒下に坐って休んでいるのを見かけました。私が声をかけて『明慧週報』を渡すと、女性は「もらいました。前の通りで毎週配る人がいます」と言いながら、バッグの中から大事そうにポーチから出して「ほら、たくさんもらいましたよ!」と私に見せました。それは法輪大法の内容が書かれているお守りでした。「すごいですね! 各時期の様々な種類がそろっていますね。皆宝物ですよ!」と言うと、「20個以上も集めました!」と嬉しそうに言いました。そこで、私は「中共の赤いネッカチーフをつけたことはありますか?」と尋ねると「小さい時、広東省にいた時に少年先鋒隊に参加しました」と教えてくれました。「誰かに脱退してもらいましたか?」とさらに聞くと、「いいえ、ただある人に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と唱えると、体が健康になり、コロナを避けることができると言われました」と言いました。それを聞いて、私は「その人はあなたが良くなるために伝えたのです。あなたは中共の邪悪を暴露する資料をたくさん読みましたね。その邪悪な組織から脱退して、はじめて本当に身の安全を守ることができます。今日は私が手伝いますので、その組織から脱退しましょう!」と勧めました。そうすると、女性はすぐに同意し「良かったです! ありがとうございます!」と喜んでいました。
この女性に出会ったことは偶然ではないと思いました。その出来事から、これは師父が与えてくださったヒントであると思いました。香港人の中にも、昔中共の組織に参加し、その後、中国本土から移住して来た人がたくさんいます。彼らを三退させ、命が救われ、人類の新しい紀元に入ることができることは、私の願いです。そのため、一つの地域や場所にとどまらず、さらなる努力が必要だと思いました。
この3年余りの間に、香港では、度重なる中共を反対するデモから、中共ウイルス(コロナ)の蔓延、そして、いわゆる国家安全法が強行に出されるなど、次から次へと波が止まりませんでした。特に中共ウイルス(コロナ)が2022年2月から3月にかけてピークに達し、3月3日に5万人以上の感染者が発生しました。私たちはこの乱世の中で人を救っているのです。師父は「理智をもって法を実証し、智慧をもって真相をはっきりと伝え、慈悲をもって法を広めて世人を救い済度する」 [3] と説かれました。私は常に師父のこのお教えを暗唱し、師父が導かれた修煉の道を歩み、確実に人を救うようにしています。私は常々師が法を正すことを手伝う緊迫性と時間の大切さを感じています。
ある朝、私は『大紀元新聞』を配達した後、2パックの『明慧週報』をもらい、香港島地区に行って配布ました。終わった後、九龍に戻り、また2パックもらい、台車に積んで繁華街で配布しました。できるだけ邪魔にならないように台車を置きながら、店の2人の若い女性に挨拶しました。彼女たちは「台車をそこに置いて大丈夫ですよ。しばらく法輪功のパレードが見られませんでしたね。道行く警官に、勢いのいい太鼓、威厳で長々とした整列、それからきれいな仙女まで、とても素晴らしいパレードでした!」と言ってくれました。私は「ありがとうございます。コロナのため、パレードはまだ制限されていますので、今は新聞を配るだけです。どうぞ、読んでください」と言いながら、2部を渡しました。それから「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えると、体の健康と商売の繁栄になります。そして、中共の各組織から脱退することで、安全を守ることができます」と伝えました。2人は喜んで三退しました。
中共ウイルス(コロナ)の中で、国家安全法が実施される環境の中で、私たちは真実を伝え、人を救っています。ある人は私に「今でも毎日配達している姿を見かけますが、すべては私たちのためですね! 本当にお疲れ様です!」と言ってくれました。
ある60代の紳士に見える男性は、私が差し出した『明慧週報』を手に取り、三退をした後、「店の周囲に防犯カメラはないか、頭の上などを確認して、気をつけてください」と注意してくれました。
また、「あなたたちも、安全に気を付けてください。それこそ、私たちが読みたい真相資料などが読めるからです」と言う人もいいて、「あなたたちの新聞は本当のことを書いています。私は小さい時、家族が中共に迫害されたことがあり、よく分かっています。とても貴重で、素晴らしい!」と励ましてくれる人もいます。
私たちの新聞が届くと、人々が並んで待ってくれます。拍手をしながら嬉しそうに大きな声で「ようこそ、ようこそ!」と言う人もいれば、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい!」と大声を出す人もいます。
さらに、出会ってすぐに「私も法輪功を習いたい、教えてほしい!」と言われることもよくあります。
その過程で、大法の真実が分かった衆生の大法への敬虔と尊敬、大法への感謝物語は言い切れません。2019年の「中国返送反対」の運動以降、香港に移住した多くの中国人は、大法の真実を知り三退をして、自分のための未来を選択しました。師父の慈悲なるご加持に感謝します! これまで長年にわたり、香港の衆生済度の道を切り開いてきた国内外の同修たちに感謝します!
以上は、個人的な修煉体験談です。大法の要求に一致しないところがあれば、ご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法正乾坤」
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「唯一の希望」
[3] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「理性」