法輪功を学び起死回生した季英梅さんが死亡
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 【明慧日本2022年11月9日】(山東省=明慧記者)山東省東営市の勝利油田に在住していた季英梅さんは、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が開始して以来、一度法輪功の修煉を断念した。2019年に季さんは進行した子宮頸がんが見つかり、絶望の中で再び法輪功を学び、半年後に健康を取り戻した。しかし、2021年7月15日、海濱支局の警官らに不当に連行された日から1年3カ月足らずで、中共による迫害で肉体的、経済的、精神的にダメージを受けた季さんは、今年10月9日にこの世を去った。45歳の若さであった。

季英梅生前照片

季英梅さん

 季さんの追悼式はまだ行われておらず、身内は悲しみに暮れる状況にいる。現地の各部門に、部門内の法輪功学習者は季さんの追悼式に参列しないように通達が出された。

 再び法輪功を学び 新たな人生を歩む

 勝利油田孤島石油生産工場集送管理センターに勤めていた季さんは2019年6月、進行した子宮頸がんであることが判明した。その時、医師は季さんの余命は3カ月と判断したため、どこの病院も受け入れず、親戚に頼み、ようやく入院することになった。

 絶望の季さんは、何年も前に習っていた法輪功を思い出した。当時、法輪功を学んで間もなく、持病が消え身体が軽やかになり、本当に無病の状態を体験した季さんは、中共が法輪功を迫害して以来、法輪功の修煉を断念した。今回、末期癌と診断されたとき、再び法輪功を学ぶことを決意した。病院で煉功を始めた季さんは食欲が出て、体重も20キロほど増え、同じ病棟の患者のように激しい痛みや、飲食が困難などの症状がなく、回復に向かっていた。

 6カ月後、季さんは完治して元の職場に戻り、明るくて笑顔の絶えない姿に、同僚たちはみんな驚いたという。

 脅されて尋問された記録は、警官が母親を迫害する「証言」になった

 2021年5月8日、孤島という小さな町に「慶祝5.13世界法輪大法デー」という横断幕を掲げたとして、地元の警官らが7月15日、季さん、母親の白興文さん、妹など5人の学習者および家族を連行し、家宅捜索を行った。

 連行された当日の2021年7月15日、季さん、母親、妹は海濱支局に連れて行かれ、不当な尋問を受けた。尋問を受ける最中、季さんの心身状態が悪くなり、過度な恐怖で意識が朦朧として両足が腫れ始め、警官の意図通りぼんやりした状態で取り調べを終了した。

 今年3月22日、家族は東営区検察庁からの電話を受け、母親の白興文さんが不当に提訴されたことを知った。季さんと妹の尋問された調書は、母親に対する「証言」として提出された。

 中共は季さんを迫害して死亡させた張本人である

 季さんは2021年7月から亡くなるまでの、わずか1年3カ月の間に、警官による不当な連行、家宅捜索、拘禁をされ、さらに職場での業績給の天引き、610弁公室の関係者による嫌がらせを受け、巨大な精神的圧力に耐えていた。その結果、回復したばかりの身体に深刻なダメージを与え、病院の医師に「がん細胞が肺や骨髄から脳まで全身に広がっている」と告げられた。

 今年9月20日、季さんの面倒を見ていた母親の白興文さんは、突然、濱海支局と朝陽派出所の警官らに連行され、河口留置場に身柄を拘束された。その数日後、季さんは高熱に苦しみ、昏睡状態に陥り、10月9日に亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/27/451191.html)
 
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