お母さんを救った盛偉くん
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 【明慧日本2023年2月12日】盛偉くんは、14歳です。12歳の時、お母さんの楊忠紅さんが法輪功を修練していたため、吉林省白山市露水河東山派出所に連行されました。派出所の警官は鉄パイプで盛偉くんを殴り、お母さんはどうやって法輪功への迫害を伝える資料を入手していたのかを問いただしました。盛偉くんは、警官に殴られたせいで傷だらけでした。しかし歯を食いしばって痛みに耐え、決して大法弟子を裏切りませんでした。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法ですが、1999年以来、中国共産党によって迫害されてきたのです。

 お母さんは一年半、不当に強制労働収容所に送られました。この一年半の間、お父さんは一人で盛偉くんと二歳の妹の世話をしました。お父さんが家にいないときは、盛偉くんがご飯を作り、洗濯をし、妹の面倒を見ました。

盛偉くん

 収容所から釈放されたお母さんが、ようやく家に帰ってきました。家族みんなで温かいご飯を食べることができるようになりました。しかし、ある年の9月19日、お母さんが露水河鎮支局の徐金湖さんの奥さんに法輪功への迫害について説明していたところを通報され、撫松拘留所に連行されました。

 大法を学んで善い人になろうとすることの何が問題でしょうか。法輪功の真実を伝えて、善い人になるように教えることの何が問題でしょうか。お母さんは、大法を学ぶことで体中の病気が治り、良い日々が送れるようになりました。すべて大法を学んだおかげです。盛偉くんはよく考えて、公安局に説明して、お母さんを釈放してもらおうと決めました。公安局に着くと、警官は開口一番に盛偉くんを罵り、思い切り蹴りました。盛偉くんの洋服は破れ、警官の革靴で蹴られた顔は、腫れあがりました。盛偉くんは説明したかっただけなのに、警官が盗賊よりも横柄だとは思ってもいませんでした。殴る蹴るの暴行を加えた後、4人の警官が盛偉くんを抱えてパトカーに押し込みました。パトカーの中で盛偉くんは抵抗しようとしましたが、4人の警官に抵抗できるはずがありません。家に送り届けられた時、盛偉くんの髪の毛は、全て引き抜かれていました。

 次の日、盛偉くんは警官の暴力を恐れずに再び公安局に行き、お母さんの釈放を求めました。盛偉くんはロビーに行き、自分が警官から受けた暴力について何度も話しました。ついに警官は「もう叫ぶのをやめなさい。水曜日にお母さんを釈放してあげるから」と根負けしました。

 盛偉くんはお父さんと一緒に一か月間、公安局や検察庁、裁判所に訴え、真実を伝えました。邪道は正道に勝てません。盛偉くんは、ようやくお母さんと再会することができました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2006/11/7/141944.html)
 
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