農民の家の宝物
■ 印刷版
 

文/河北の大法弟子  

 【明慧日本2023年2月12日】私の住む町の北側には川があり、年中沿岸をぶらぶら歩く人がたくさんいます。数年前の春のある日、川の南岸を東西に歩いていたら、とても物知りでマナーの良さそうな中年男性に会いました。「散歩ですか?」と、こちらから話しかけると、彼はすぐに立ち止まって、「川沿いを歩くのはいいものですね」と話してくれました。そして自然と話が弾みました。彼は自分は川の北にある村の農民だと言い、私は法輪功学習者(以下、学習者)で「真・善・忍」を信じていると言いました。彼は「だからあなたはとても優しそうに見えたのですね。私もあなたたちを信じますよ」と言い、自分の物語りを語りました。

 彼は幸運にも法輪功の真相小冊子を2冊入手できたそうです。 その後、よく読んで、法輪功は良いものであり、濡れ衣を着せられたことを知り、学習者をとても尊敬し、迫害者を憎むようになりました。 その後、彼は「近所の人にもこの2冊の小冊子を読ませよう」と思いました。田舎の人は比較的にお互いの家を訪問することが多かったので(当時はまだコロナの流行が始まっていなかった)、家に来た人に、自分の二冊の小冊子を読んでもらいました。

 そのお蔭で、近所の多くの人が法輪功の真相を知るようになり、2冊の小冊子は彼の家の宝物となりました。学習者が依然として不当な扱いを受けているいま、彼の行いはまさに正義ある行為でした。

 川の北岸に小さな森がありますが、2021年の夏、その森で何本かの木が倒れ、一人の男の人が森の中の木のこずえを拾っていました。その時、学習者・Hさんが通りかかり「いいことを教えてあげましょうか?」と男性に話かけ、大法の良さを話し始めました。男性は自分のしていることを止め、じっくりと耳を傾けたそうです。「どのぐらい良いのか見たいのですが、 本(真相の小冊子)はありますか?」と聞きました。Hさんは「もうなくなりました」と言ったところ「ありますよ、私が持っていますよ」と別の男の人がやってきました。後から来たその男の人は、話しながらポケットの中から小さな本を取り出しました。Hさんが見ると、それは明慧のホームページで定期刊行物が出て以来、地元ではもう作らなくなっていた小冊子でした。ですので、この小冊子はともかく6、7年前のものであることは確かです。

 あとから来たこの男性は、見た目は50代の男性で、手に取り出した小冊子を持って「これは素晴らしい本ですよ! 私はとてもすきだから時間があると取り出して読んでいます」と言いました。彼がその小冊子を木のこずえを拾っていた男の人に渡すと、男の人はすぐにそれを受け取ってコートのポケットに入れました。Hさんは、彼はきっと家に帰ってじっくり読んでくれると思いました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/10/455551.html)
 
関連文章