疫病から免れた 法輪功迫害の真相を理解した親戚と友人
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年2月25日】私が住んでいる南方の小さな町では、2022年の冬至の頃、新型コロナの感染が最もひどかったのです。街には人通りはほとんどなく、薬局以外の多くの店が閉まり、道路の渋滞もまったくありませんでした。区役所に勤める友人の話では、感染の最も厳しい時期には役所の各部署に1人か2人だけが留守番していたそうです。全国の状況はほぼ同じで、多くの大都市の状況はさらに悪く、医師である友人は「少なくとも人口の80%は疫病に感染している、中国全土は本当に陽性者ばかりです」と話したことがあります。

 私の周りには、真に法輪功を修煉している友人や親戚のほかに、今回の大規模な感染をうまく回避した一般人の親戚や友人もたくさんいます。それらの状況を分析してみると、ほとんどが法輪功迫害の真相を知り、迫害の実態を理解して法輪大法と法輪功学習者を支持し、法輪功のために公正な発言をしたことがあり、あるいは『共産党についての九つの論評』を読んで中国共産党(以下、中共)の邪悪を認識し、すでに「三退」し、中共を支持しない人たちであることが分かりました。いくつかの例を挙げます。

 一、卸売商一家3人は健康で無事

 友人の李正さん(仮名)は学生靴の卸売業者で、彼の一家は法輪功迫害の真相を理解し、三退をしました。彼は中共の悪事を熟知しており、中共を嫌がり、よく友人の間で中共の悪事を暴露し、何度も大法弟子を支持しました。

 一昨年、私の母は法輪功の資料を配布したことで、警官に連行されました。それを知った李正さんはとても憤慨し、中共の邪悪を暴露する母の勇気は、すごく英雄的な行動であると言いました。母が中共の裁判所で裁判を受ける前に、李正さんは運転して弁護士の送迎を手伝ってくれました。裁判の当日、李正さんは傍聴する親戚を車で送迎しました。裁判所は感染防止の理由で、2人の身内しか傍聴させないため、李正さんは裁判に出席できませんでしたが、私たちを励ますために、法廷の外の椅子に座っていました。

 江沢民が死亡した時、李正さんは安堵して爆竹を探し回りましたが、当時、疫病の予防対策で封鎖が解除されていないため爆竹を見つけることができず、李正さんはとても悔しかったそうです。江沢民が死後7日目に、中共が学校の先生と生徒に黙祷させたので、李正さんはその日には娘を登校させず、無言の抗議をしました。

 今回の感染期間中、李正さんは毎日店を開き、配達もしています。彼は良知と善念を持ち、正義を支持し、悪に対抗することで天に守られ、家族も無事でした。

 二、前副市長夫人はコロナ禍で無事

 副市長の先祖は有名な商人の家系です。中共が政権を取得した後、彼の一族の家屋と財産はすべて「没収」されました。中共は富裕層の財産を強奪することを「没収」と言っています。副市長自身も政治運動の中で何度も「教育」されました。中共はその犯罪を隠すために、国民を洗脳し懲らしめることを「教育」と言います。副市長の妻である敏さん(仮名)は名医の家系に生まれ、父親も叔父も名医だそうです。敏さんの叔父は、中共が執政した後、迫害され死亡し、家族全員もさまざまな政治運動の中で迫害を受けたそうです。

 彼は優れた才能で、私の市の副市長になりました。彼と妻の敏さんは、私が法輪功を学んでいることで中共に迫害されたことを知っていたので、私にとても同情し、彼の声望と能力を利用して、何度も私を助けてくれました。定年退職した後も、私たちの店にもよく来てくれました。

 副市長が亡くなった後、私たち夫婦は敏さんをよく訪ねました。敏さんは『共産党についての九つの論評』や大法の本を読んだことがあり、すでに三退をし、法輪功迫害の真相をよく理解しました。今回の疫病の猛威の中で、多くの年配者が亡くなりましたが、敏さんは無事でした。

 三、元美術協会の会長は健康で無事

 黄先生(仮名)は、かつて私たちの地元の美術協会の会長を務めていました。彼の祖父は、中共が政権を握った初期の頃に迫害されて死に至ったのです。十数年前、私は美術協会の副秘書長を担当したとき、まじめで責任感が強く、会員のために公正で熱心に仕事をし、黄会長の信頼を得ました。そのため私は、協会のすべての事を任されていました。黄会長は、私が法輪功を修煉しているために、中共から迫害を受けていることも知っていました。また、私が中共に従わないという意見もありましたが、黄会長はそのことは気にせず、私が真面目で責任感が強く、稀有な才能を持っていると言ってくれました。

 協会を改選する時期のある日、副会長は「協会の規約を改正し、法輪功学習者は協会に参加できないとの規定を追加すべき」と提案しました。黄会長は知恵的に「それなら総会の会則を参考してください 」と言い、そのことを私に任せました。総会の会則には法輪功学習者が参加できないとは書いていないし、私はもちろんこのような不合理な規定を追加することはありません。

 黄先生は肝心な時に法輪大法への迫害に参加せず、大法弟子を信頼し支持し、『共産党についての九つの論評』を読み、法輪功迫害の実態を理解しましたので、今回の疫病の猛威の中でも無事でした。

 四、企業家の有徳さんは健康で無事

 企業家の有徳さん(仮名)は、非常に伝統的で高潔な人物で、地元のビジネス界や芸術界でも高い評価を得ています。若い頃、国営企業で働いていた有徳さんは、当時の政治運動の中で、指導者から部門の学術権威者の迫害に参加するよう話しかけられ、協力すれば昇進できると言われました。しかし、有徳さんは「学術権威者は私の先生だったので、いろいろな技術を教えて下さいました。なのに、私は自分の昇進のために、良心に反してそんなことができるわけがありません」と、迫害に加担することを断固として拒否しました。

 有徳さんは私の母が邪悪な中共に迫害されたことを知った後、何度も私の店にやってきて、私と母のことを心配してくれました。そして、私は大法の素晴らしさや、中共による大法弟子への残酷な迫害を多方面から伝えました。迫害の真相を理解した後、有徳さんは中共の善良な国民を迫害する邪悪な行為に憤りを示しました。

 有徳さんは厳しい迫害の環境の中で、正義の側に立つことを選んだので、疫病が猛威を振るっているときでも無事でいられたのです。

 五、大法を支持する従兄の家族全員が福報を得る

 従兄は、私の母が大法を修煉して生まれ変わった奇跡を目の当たりにし、また、警官と接触する中で中共の腐敗を知りました。私が迫害と嫌がらせを受けた時、従兄は人脈を使って、何度も手伝って迫害を解決してくれました。従兄は母が不当に連行され拘禁されている時には、力を惜しまず母を救援し、母が裁判にかけられた時も、法廷に駆けつけ傍聴し、親戚や警察の友人たちに自分が知った大法の素晴らしさを広めました。

 その翌年、従兄の家族には男の孫が生まれました。それまでは、従兄の息子の嫁は2人の女の子を出産し、男の子を産むことは従兄の家族の長年の願いでしたが、それが叶いました。今回の感染の波で、従兄と孫たちは皆無事で、他の家族にも軽い症状がありましたが、すぐに消えました。

 六、叔母は大法の書籍を保管、家族5人が健康で無事

 中共が法輪功を迫害し始めたとき、身内の修煉者は一箱の大法書籍を叔母の家に預けました。叔母は書籍を何年間も大切に保管していました。迫害が厳しい時期に、親戚や友人の中には法輪功学習者を敬遠する人もいましたが、叔母はあえて大法の本を保護しました。また、叔母の家族5人は、何年も前に三退しました。

 叔母の善行は家族全員に幸運をもたらしました。正月、叔母に挨拶に行くと、叔母の家族は新居に引っ越したことが分かりました。叔母と叔父、そして従弟と従妹は今回の疫病の中で全員無事で、特に上海で働いている従妹は、同じ寮に住む同僚全員が感染し、しかも重い症状が出ましたが、従妹は感染していませんでした。

 李洪志師父は2020年3月19日に発表された経文『理性』の中で、「実は、疫病そのものは人心、道徳が退廃し業力が大きくなった人に狙いを定めています。神がこの疫病を段取りしたのであれば、有効な対策があるのでしょうか? これは神が成し遂げようとしたことだからです」[1] と、疫病の根源を世間に明らかにされました。

 昔の年寄りは、「疫病は神が人を集める方法である」とよく言っていましたが、即ち道徳が悪くなり、人間としての基準を満たさない人を淘汰することです。李洪志師父はさらに、「しかし、今の『中共ウイルス』(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです」[1]と 説かれています。

 周知のように、中華民族は歴史上、輝かしい文明を創造し、中国は世界から賞賛される儀礼の国ですが、中共が政権を取得して以来、国民を殺し、文化と環境を破壊し、道徳を堕落させました。かつての輝かしい中華文明は光が失われ、ほとんど破壊されました。そして中華文化の基礎であった仏教、道教、儒教の三教は消滅され、神を敬う伝統は中共の「無神論」に取って代わられ、中国社会の道徳水準は、堤防を決壊させる水のように一日に千里のスピードで滑り落ちていきました。

 1992年5月、李洪志師父は「真・善・忍」の原則に基づく法輪功、法輪大法とも呼ばれる心身修養法を伝え出されました。わずか数年の間に、口コミで約1億人の人々が法輪功を学び、中国全土、そして世界100以上の国と地域に広まりました。 法輪功は人々の心を正し、修煉者が善の心を養うことができると同時に、社会全体の道徳を高め、神佛への信念を取り戻すことにつながり、中国社会と世界の人々の新しい希望となりました。

 しかし、1999年7月20日から、中共の独裁者江沢民があらゆる国家機構とメディアを利用し、各種の虚言、捏造、転嫁、濡れ衣で法輪功を誹謗中傷し、法輪功への非人道的で残酷な迫害を発動し、嘘を広めました。この迫害運動は、数え切れないほどの冤罪を作り出し、中国社会の道徳的基盤を再び破壊しました! 歴史上の賢人たちは、現在の中国が道徳の崩壊によりあらゆる災難に見舞われることを予言しました。これらはすべて、中共が伝統文化と道徳を破壊し、「真・善・忍」を実践する法輪大法の修煉者を迫害してきた結果です。

 李洪志師父は経文『理性』の中で、「それならどのように対応すればいいのでしょうか? 中共邪党を遠ざけ、邪党を支持しないことです。なぜならば、邪党の背後にいるのは赤色の魔だからです。ならず者のように振る舞い、悪事の限りを尽くしています。神は邪党の根絶に着手し、支持者は全部淘汰されます」[1] と疫病から遠ざかる方法を示されました。

 本文で紹介した例のように、法輪功迫害の真相を理解し、中共から離れ、天と神を敬い、善良な道徳を保つことによってのみ、疫病を避け、天の加護を受けることができるのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『理性』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/14/456767.html)
 
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