【明慧日本2023年3月2日】東京都江戸川区で、中国の臓器収奪の実態を知らせる「生命・人権ポスター展」が2月17日から19日まで、タワーホール船堀の展示ホールで開催された。主催者は、「人々に生体臓器狩りの真実、そして中国共産党による法輪功への迫害について知ってもらいたい」と述べた。
臓器収奪のポスター写真 |
主催者「中国で起きている生体臓器収奪を知ってもらいたい」
展覧会の主催者「移植ツーリズムを考える会」の理事・井田さんによると、国際ポスター展を日本で開催したのは、中国共産党(以下、中共)による法輪功学習者(以下、学習者)への迫害、生きたままの学習者から臓器を収奪している犯罪行為を知ってもらい、中共の悪行を阻止させるため日本人に協力を呼びかけることが目的だという。

中国では、多くの学習者から強制的に臓器を収奪されている。2016年の調査段階では、中国全体で年間19万2000件もの摘出手術が行われていた。臓器の出所は「強制的なドナー」、つまり収容所で大量に拘留された学習者とされる。1999年7月20日の法輪功の弾圧政策開始以後、中国で大勢の学習者が強制連行され、そのまま行方不明になっている。
法輪功学習者・牧さんはより多くの人に真相を知ってもらいたいと話した |
学習者の牧さんは「最初の頃、15、16年ほど前には、中国で学習者を迫害し生きたままの臓器収奪という残酷な事が行われているという事を、日本人の皆さんにお話しても信じてもらえなかったのです。今はデービット・キルガーさんやマタスさんが書かれた『中国臓器狩り』の日本語版も出版され、臓器収奪の実態が社会で認められています」「中共は金儲けのためなら、どんな悪事(生体臓器収奪)でもやっているという事を、多くの皆さんに知ってもらいたいのです」と話した。
主催者の井田さんは、「多くの人が来て、ビデオの映像や臓器収奪のポスターを見て下さり、とても良かった」と話した。
参加者「大事な事を他の人にも伝えたい」
ポスターを真剣にじっと見つめていた若い男性は、自宅の郵便受けにポスター展のチラシが入っていて、自分も病院で透析関係の仕事をしているので興味があって来たのだと言う。
「こんなこと(臓器収奪)が中国で行われているのを知って、衝撃を受けました。酷いですね」と話した。
隣の伝統工芸さんからポスター展のことを聞いてやって来たあき子さんは、「中国では、病院に電話して移植してほしいと頼むと、一週間で必要な臓器が手に入るのです。それをやり取りしている証拠のテープもあります」という説明を聞くと、「それは酷い」と話した。
横で上映している臓器収奪の実態映像のビデオを見た後、あき子さんは法輪功についても質問した。学習者から説明を聞いたあき子さんは「明日、またここに来ようと思います。こういう大事なことを隣の人達(伝統工芸の人達)にも伝えたいと思います」と言い、感謝しながら立ち去った。