文/中国の大法弟子
【明慧日本2023年4月12日】中国共産党による20数年間にわたる法輪功への迫害で、法輪功学習者(以下、学習者)はしばしば嫌がらせ、強制連行、脅迫などの迫害を受けています。 2022年3月、私の住む地域の警察署は、学習者全員から生体資料を収集するよう命令を出しました。
ある日、4人の警官が我が家にやってきて、ドアをノックしました。
私は「どなたですか?」と聞きました。
その先頭には、新しく就任した派出所の所長(以前、嫌がらせの電話をかけてきた人)がいました。 若くて元気な所長は警察手帳をドアののぞき窓に向けてチラリと見せ「何々さん(私の名前)ドアを開けてくれ」と言いました。
私「どちらさんですか?」
彼(所長)「警察署の者だ」(派出所の者とは言わなかった)
私「どこの警察署の方で、お名前は何でしょうか? それを確認したいです」 彼は自分の名前を告げ、同行者も自分の名前を告げました。
私「ご用件は何でしょうか?」
彼「ドアを開けたら、話そう」 (強硬な態度)
私「法的根拠は何ですか?」
彼「早くドアを開けろ、さもなければ他の方法でドアを開けるぞ」
私「法的根拠を示せないと、あなたは法を悪用し、職権乱用で有罪になりますよ」
彼は話を聞かずにドアをノックし続けました。
私「法的根拠を示すようにと言っているのは、あなたのために考え、そうでなければ、法律を知っていながら法を犯すことになる、わかっていますか?」
彼は依然として強硬な態度でドアをノックし続け、ドアを開けなければ強行突入するような感じでした。
私「兵士は命令を執行し、警察は法律を執行しますが、あなたはどの法律を執行して私にドアを開けさせようとしているのですか?」
彼らは私の話を聞こえないふりをしていました。
私「ドアをノックする法的根拠がなければ、警察を呼びますよ!」
彼は気にせず「どうぞ、警察を呼びなさい」
私はすぐに110番に通報し、 こう言いました。「私は某地区、某建物に住む住民です。今突然警察官の集団が来て、ドアを開けろと言われました。私は犯罪者でも逃亡者でもありません。私は中国の合法的な公民で法律に守られています。あなた方の警察官が来て、これはどういうことですか?」
110番の警察官「彼らの名前は?」と聞かれ、私は彼らの名前を告げ「これは市民宅への不法侵入です」
110番の警察官「彼らはドアの外にいるので、侵入に当たらない」と説明しました。
私「彼らは私にドアを開けさせる法的根拠がないのだから、ドアを開けなくてもいいのですね?」
110番の警察官「開けたくなければ、開けなくていい」
そして、私は外にいる警察官に「110番に電話をかけました」と言いましたが、 彼らはドアをノックし続けました。
私「法的根拠がないのであれば、私はあなた達を監察担当者に訴えます」
所長は非常に傲慢な態度で「どこにでも電話をかけなさい、どこに電話をかけても無意味だ」
そして私は110番に電話をかけ、110番の警察官に監察担当者へ伝達するように依頼しました。電話を受け取った110番の警察官は「先ほど警察に通報した人ではないですか? 」
私「そうです! ドアの外にいる警察官は、私がドアを開けなければならないと言っていますが、開けさせる権限があるのですか? 監察担当者に聞きたいのです」
私は監察担当者に「私は某地区、某建物の住民です。突然、警察官の集団がやってきて、ドアを開けろと言うのです。私は犯罪者でも逃亡者でもなく、中国の合法的な公民であり、法律によって守られています。彼らがそうすることに法的根拠はあるのでしょうか?」
監察担当者に電話を掛けた後、私はドアの外いる警察官に監察担当者に訴えたことを告げ、法的な根拠を言わないのであれば、12389(紀律監察局)に電話しますと伝えました。
数分後、私はドアののぞき窓を覗いてみると、所長と数人の警察官が急に全員が電話に出て、そしてこのあと雰囲気が柔らいで、ある者は床に座り、ある者はしゃがみ、ノックをしなくなりました。
この時、監察担当者が彼らに電話を掛けたと思いました。彼らは互いにかばいあっていますが、派出所の所長になれるのも裏に味方がいます。しかし当事者から監察担当者に訴えられては、彼らの今後の昇進に影響されるかもという心配があり、しかも監察の苦情記録を消すことは困難です。
このとき、私はドアを開けて、警察官に「何の用ですか?」と言いました。 この時、所長は別人のように穏やかな態度で「血液サンプルを取るのに協力してほしいだけだ」と言いました。
私「これはわかります、法律では犯罪者しか血液サンプルを採取できないことになっていますが、私は犯罪者ではありませんので、お断りします! (刑事訴訟法130条には、被害者または被疑者の一定の特徴、傷害または生理的状態を判断するため、その者の身体検査、指紋情報、血液、尿その他の生体試料を採取することができるとしている)と拒否しました。
所長「あなたが拒否するのなら、それでいいでしょう」
そして、彼らは帰っていきました。 下の階段を下りる途中、所長は振り返って言いました。「これからは良い人生を送ってください、もう二度と来ません」
このように、突然現れた災難も、私の毅然とした態度で訴えたことによって、災難を回避することができました。
ある人はこのようなことを言ったことがあります。「インドネシアの津波で亡くなった30万人以上の人たちのことを、人は自分に腫れ物ができたときのように気にしていません。中国共産党の警察官は、法律を執行し、法律を破り、良いアドバイスも全く聞かずに上司の使命を果たすために全力を尽くしています。 法律を話しても、法律を破った警察官に悪事をやめさせることができないのなら、 提訴、告発、行政不服審査、行政訴訟などは、警察官の利益に深く関わるため、警察官の法律違反をやめさせる有効な方法です」
苦情を訴える部門の電話番号は明慧中国語のホームページを参照してください。