2023年3~4月、1320人の学習者 連行、嫌がらせを受ける(二)
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 【明慧日本2023年5月29日】(前文に続く)

 二、3~4月、631人の学習者が嫌がらせを受ける

 迫害の実例

 1、迫害の事実を伝えた山東省の庄淑花さん 裁判所に指名手配された

 山東省龍口市の学習者・庄淑花さん(68)は、顧客に法輪功迫害の実態を伝えたとして、地元の法曹部門から迫害を受けたため、2019年に自宅を離れることを余儀なくされた。その後、龍口市の裁判所は庄さんを指名手配し、懸賞金を4万元に増やしている。

 庄さんは以前、血小板異常、眼底出血、尿毒症、多発性嚢胞などの病気を患い、治療しても治らなかった。法輪功を学んだ後、庄さんは真・善・忍の基準に従って良い人になるよう努力してから、間もなくすべての病気が治った。1999年に中共が法輪功迫害を発動した後、庄さんは法輪功を放棄しないとして、中共当局から繰り返し迫害された。

 2019年1月19日、庄さんは自分が経営している餃子店で若い男性に法輪功迫害の実態を伝え、自分が法輪大法に出会ったおかげで今日まで生き延びていることを話した。また、身の安全を守るためのお守りを男性に渡した。しかし、若い男性は庄さんを通報した。当日の午後1時頃、龍口市東江派出所の警官らは餃子店に侵入し、庄さんを含む4人の学習者を連行し、家宅捜索を行った。庄さんは身体検査で基準に達していないため、裁判を待たずに保釈された。

 龍口市裁判所は同年7月19日、庄さんに対して不当な裁判を行おうとした。迫害を避けるため、庄さんは自宅を離れざるを得なかった。

 年配者の庄さんを連行するために、龍口公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は全力を上げ、1年以上かけても庄さんを見つけることができなかった。 2020年10月22日、龍口市裁判所は「龍口APP」に1万元の懸賞金をかけて庄さんを指名手配し、指名手配令状を庄さんの家の玄関前と近くの通りに掲示した。 2020年12月11日、懸賞金は1万元から3万元に増額され、今年3月20日に4万元に増額された。

 2、北京市の秦尉さん 警官から繰り返し嫌がらせを受ける

 4月25日前後、海淀区中関村西派出所の警官らが、指導部の命令で3回にわたり学習者・秦尉さんの自宅に行き、写真を撮ったりして嫌がらせを働いた。さらに夜も、秦さんの自宅に電話をかけて嫌がらせをした。秦さんの家族はとても怒って、「法執行の名義で法律に違反し、悪意を持って市民の正常な生活を乱さないように」と直接はっきり伝えた。秦さんの家族は、毎回嫌がらせにやって来た警官らを拒否し、「善悪には報いがあるから、悪いことをするときは将来のことを考えてほしい」と警官らに言った。

'秦尉'

秦尉さん

 秦さんは中央工芸美術学院で装飾画学科を卒業。誠実で親切で、人助けが好きで、法輪功を学んだ後、名利に対して淡泊になり、家庭内のトラブルも解決した。中共による法輪功への迫害が始まって以来、秦さんは少なくとも8回連行され、2回労働教養を強いられ、2回不当な懲役を言い渡されたことがある。

 三、3~4月、18人が洗脳による迫害を受ける

 迫害の実例

 1、北京市海淀区政法委 100人以上の学習者を洗脳する計画

 今年3月末、中共の「二つの会議」が終わった後、北京市海淀区政法委(治安・司法などを統括する機関)は100人以上の学習者のリストを作成し、彼らを邪悪な洗脳班に連行して迫害するつもりであった。

 2、チチハル市総合管理センターが学習者を連行、強制洗脳を実施

 黒龍江省チチハル市の政法委は、東市場地区の北側にあるチチハル市総合管理センターで洗脳班を設立し、学習者を迫害している。少なくとも30人の学習者が迫害され、10人以上の学習者と家族が署名を強要された後に釈放された。そこには、省から派遣されてきた人が洗脳班を運営しているという。

 3月23日、80代の陶さんは民航路派出所の警官らにより、チチハル市総合管理センターの洗脳班に連行された。十数人の省・市の関係者が陶さんを脅迫し、法輪功を放棄するよう強要した。陶さんは彼らに従わないと、「二人の娘の給料をストップさせ、サインをさせるぞ」と脅かされたため、結局署名させられた後、25日に解放された。昨年、陶さんは紙幣に法輪功の文言を印刷したとして、民航路派出所の警官に10万元の罰金を科され、1年間「違法行為」がなければ、返還すると言われた。お金を返してもらったが、また洗脳による迫害を再び受けた。

 四、60歳以上の年配学習者217人が連行、嫌がらせをされる

图3:2023年3~4月获知217名60岁以上法轮功学员遭绑架骚扰

2023年3~4月、迫害を受けた60歳以上の学習者の年齢層別人数統計

 迫害の実例

 1、北京市94歳の孟昭瑜さんが連行される

 4月2日午前8時過ぎ、北京市朝陽区の学習者・孟昭瑜さん(94)は、人々に迫害の実態を伝えている時、真相が分からない人に通報されたため、朝陽区の警官3人に連行された。

 警官は派出所で尋問を行った後、孟さんの自宅を強制捜索し、法輪功の書籍、ミニスピーカーなどの私有物を押収した。翌日の午前3時過ぎ、拘束されて心身に大きなダメージを受けた孟さんは帰宅した。

 2、四川省の向徳玉さん 不当に連行、監視される

 学習者の向徳玉さん(90歳女性)は3月上旬、遂寧市船山区新市場のバス停で、ある青年に迫害の実態を伝えたが、すぐに通報された。その後、警官は向さんを民間車に強制的に引きずり込んで、同市の仁里場派出所に連行した。続いて、警官らは家宅捜索を行い、『轉法輪』、『洪吟』などの法輪功書籍を押収した。午後4時、向さんは無事に帰宅した。その時、住民委員会の役員は携帯電話を取り出して写真を見せ、住宅の管理人に「ほら、向徳玉が何時に、何をしているのかがすべて分かっている」と言った。その時初めて、向さんは自分が常時監視されていることを知った。

 五、中共の関係者が学習者から33万8310元の現金を不当に押収

2023年3~4月、警官による不当に押収された現金の統計表
名前 家宅捜索

押収された

現金(元)

年齢
匡宗堯 湖南省 衡陽市 祁東県 家宅捜索 10万 70-80
邱新乃 湖南省 衡陽市 祁東県 家宅捜索 8万 70-80
姜淑軍 吉林省 長春市 農安区   3万  
李翠玲 吉林省 吉林市 竜潭区 家宅捜索 2万8000  
潘玉秀 山東省 臨沂市 河東区   2万  
王林 遼寧省 錦州市   家宅捜索 1万500  
李書芹 山東省 新泰市   家宅捜索 1万  
陳雲芳 吉林省 舒蘭市     1万  

 迫害の実例

 1、湖南省祁東県の6人の学習者が連行され 18万元を不当に押収

 明慧ネット2023年4月5日の報道によると、3月13日と14日、衡陽市東祁県の70代と80代の学習者7人が地元の警官により連行された。現在、張柏林さん、張新発さん、張知虎さん、唐炳生さん、匡宗堯さん、邱新乃さんの6人は今なお不当に拘禁されている。

 警官は家宅捜索を行った際、唐炳生さんの自宅からパソコン、プリンターなどの私有物を押収し、匡宗堯さんの自宅から大量の資料と現金10万元を押収した。また、邱新乃さんの自宅からパソコン、プリンター、および8万元の現金を押収した。

 (完)

 付録:

 2023年、連行された中国国内の学習者の状況統計二零二三年中国大陆绑架情况统计(89KB .xlsx)

 2023年、嫌がらせを受けた中国国内の学習者の状況統計二零二三年中国大陆骚扰情况统计(88KB .xlsx)

 2023年、洗脳班に送られた中国国内の学習者の状況統計二零二三年中国大陆洗脑情况统计(12KB .xlsx)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/11/460129.html)
 
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