文/山東省の大法弟子
【明慧日本2023年7月6日】私が幼い頃に両親が離婚したため、父の家族は私が女の子だから要らないと言って、私を母の実家に送り、祖母が私を育ててくれました。祖母は私の記憶に残る唯一の肉親でした。大人になって結婚相手は公務員で、彼の両親は共に退職金があり、比較的良いに条件でした。しかし、彼の家族は私が大法を修煉しているということを理由に、私たちの結婚に猛反対しました。彼の両親は何度も他の女性を紹介したり、極力阻止したりしていましたが、彼は私を気に入ってくれて動揺しませんでした。最後に、彼の両親はやっと私たちの結婚に同意してくれました。
しかし結婚した後、夫は大酒飲みであることが分かりました。彼は毎日飲みに出て、夜遅く帰って来るため、夫婦喧嘩が絶えませんでした。夫はいつも酒を飲んで深夜に帰えると、下の階に迎えに来るよう私に命じます。私が従わないと、夫は携帯を投げるなどして激怒しました。酒の飲みすぎで、夫はよく転んだり、打撲したり、最後に頸椎神経を傷つけてしまい、痛みとしびれのほかに、心臓が詰まるように感じ、とても辛い様子でした。あちこちで治療し、鍼灸まで試しましたが一向に回復せず、ベッドで一週間も横になり、食事も仕事もできなくなり、仕方なく1年間の病気休暇を取ることにしました。最後に他の地域の大きい病院で検査した結果、心房細動がひどくて、すぐに手術しなければならないと言われました。翌日に手術することを決めましたが、夫はとても不安と恐怖を感じていました。私は夫に「職場で何人もこの病気で手術を受けましたが、皆後遺症が残りました。やはり手術をやめて、家に帰って私と一緒に大法を修煉して煉功してみようよ」と勧めました。夫は私の意見に同意し、治療をあきらめて家に帰りました。
初めは私が夫に大法の本を読み聞かせ、数日後には煉功を始めました。夫が「金剛排山」の動作を煉っていた時、さくっと音がして、胸が破裂したように聞こえましたが、それから心臓が詰まるような感じがなくなりました。ある日、夫は「夢で師父に会った。師父は私に図を描いてくださり、3層に分けて私の体を浄化してくださったと説明された。浄化された悪いものは洗面器に入れて捨てたと言われました」と言いました。
その日から10日間、夫は2、3分おきにおならをするようになり、臭いはすさまじく、夜寝ている間もガスを排出し続けました。その状態が終わると、体がすっきりして、とても元気になりました。だんだんと、夫は酒をやめるようになりましたが、タバコはなかなかやめられませんでした。同修たちに会うと、皆にタバコをやめるように言われ、夫自身もやめる決心をして師父に助けを求め、今はタバコもやめています。
現在、夫は修煉して3年になり、心性も大きく向上してきました。煉功は真面目にしていますが、学法はまだ積極的ではなく、たまに身体の状態が良くない時もあります。2年前のある日、夫は私に「修煉しているのに、どうして時々体調が悪くなるのか?」 と聞きました。私も不安になり、夜、師父の夢を見ました。私は「師父、私の夫は1年以上も修煉していますが、どうしてまだ体が完全に良くならないのですか?」と質問しました。師父は慈悲深い中で少し厳粛な口調で私に「彼は修煉をしたばかりで、何の苦労もなく、すぐよくなると思っていますか?」と語られました。私は、修煉は気楽に功が伸びるものではなく、業を消すには苦しみを嘗めなければならないことを悟りました。私は夫に「すべて良いことですよ。心性を高めれば乗り越えられます。師父があなたの面倒を見てくださるので、しっかり法を学び、心性を高めましょう」と励ましました。それ以来、夫は修煉者の基準で自分を律し、心性を修め、生まれ変わったようになりました。
一、他人のために考える
ある時、夫がデパートで祖母にメロンを買う時、2人の店員が、うっかりメロンを地面に落として割ってしまいました。店員たちは損失を恐れて夫に買わせ、早く持って帰るように言いました。夫は言われた通り割れたメロンを家に持って帰って来ました。「どうして割れたメロンを買ったの?」と尋ねると、夫は「要らないと言ってもいいが、店員たちが故意に割ったのではないと思うし。もし私が買わなければ売ることができないので、上司に知られたら、店員たちに弁償させるかもしれない。私たちは修煉者なので、自分のことばかり考えてはならない」と言いました。
ある日、夫は自転車置き場に大量の自転車が倒れているのを見て、急いで駆け寄り、一台一台起こして並べました。その光景を、ちょうど上の階で外を眺めていた上司に目撃されました。上司は夫を呼で、会議の時に表彰すると言いました。夫は「たいしたことではありませんので、他の人には言わないでください」と断り「どうして私がしたと分かりましたか?」と尋ねました。上司は「あなたの他にそのようなことをする人がいるでしょうか?」と言ってくれました。
夫の上司は、何度も夜にお酒を飲み終えて、22時過ぎてから夫に家まで送ってくれるように電話をすることがありました。私が「こんなに遅くなっても、自分の車を使わなければならないし、ガソリン代も出してくれないし、理不尽ですね」と不満を言うと、夫は「これはわたしたちの心を修めさせることだ。誰に対しても親切で、怨んではいけない」と平然と言いました。
ある日、夫は同修の店の前で、一人の老人が物乞いをしているのを見かけ20元を渡しました。子供の頃、貯水池が氾濫したときにこの人に命を助けてもらったことを思い出し、その恩返しだと言いました。
職場では清掃担当制度が実施されており、夫がオフィスの掃除を担当することになり、一人の年長の同僚はトイレの清掃を割り当てられました。夫は自分が修煉者だから、汚い仕事やきつい仕事を避けてはならないと思い、自らその同僚と交代しました。しかし、上司に知られて叱られました。夫は弁解せず言われた通りに元に戻しました。内に向けて探したところ、自分勝手にするのではなく、自然のままにし、上司にも上司の考え方があることを認識しなければならないと思いました。
職場に一人の同僚がいて、いつも他人のことが気に入らなかったり、他人をいじめたり、誰にでも喧嘩を売っていましたが、私の夫とは喧嘩をしたことがありませんでした。夫も彼に対して否定的な見方をしていません。私が不思議に思って尋ねると、夫は「どんな人にも良い面がある。私は彼の良い面だけを見て、彼の悪いところは見ていない。誰に対してもやさしく、親切で、人を区別してはいけない」と言いました。
ある日、職場の女性スタッフが、職場の敷地内で私の夫に「彼氏の車にぶつけて、800元(約1万6000円)もゆすりとったでしょう?」と大声で詰問しました。夫は「いいえ、とんでもありません!」と否定すると「あなたの車でなくても、あなたが人に借りた車かもしれない」としつこく言われました。突然の出来事で、誰にしても受け入れ難いことですが、夫は「私は修煉者だ。これは私の心性を試すもので、彼女と同じような態度を取ってはいけない。むしろ彼女に感謝しなければならない」と思って平然と対処し、相手を怨みませんでした。
二、親孝行
夫はとても親孝行で、私の祖母にもとてもよくしてくれます。夫は両親が好きな食べ物なら、兄弟たちが買わなくても、お金を惜しまずに買ってきます。夫はいつも「昔から、あらゆる美徳の中で、親孝行は最も重要であると言われている。われわれは善を修める修煉者だ」と言い、ものを買ってあげるだけでなく、普段の話し方にも気を使っています。両親が何か困ったことがあって電話がかかってくると、どんなに遅くてもすぐに車で実家に帰って処理してあげます。ある時、舅が携帯電話の充電器が壊れたと電話してきました。夫はすぐに充電器を買ってきて、その日の夜に25キロ余り離れた実家に届けました。両親がナマコを食べたいと言うと、他の兄弟は高いと不満を言っていましたが、夫は「食べたいなら買ってきます。私たち子供にとって、お母さんとお父さんの健康は何よりも大事なことです。逆に、親の体がよければ、私たちの心配もなくなり、幸せです」と言いました。
夫は、私の祖母にも行き届いた配慮をしてくれます。夫はいつも私に「あなたはおばあちゃんが育ててくれた。私は高齢になったおばあちゃんをもっと大切にして、もっと親孝行しなければならない」と言います。夫はいつも祖母を連れてレストランで食事をします。ある時外食をしていると、隣のテーブルにいた男性が、夫が90歳ぎの祖母にとても親切にしているのを見て、実の孫だと勘違いし「若者はみんなあなたのようにお年寄りを大切にすればいいですね」と感心して言いました。
祖母はずっと私たちと同居していて、子守や料理を手伝ってくれました。祖母が作った料理を夫は何でも食べます。祖母はいつも「孫娘より孫娘の婿がやさしくしてくれ、親切にしてくれる」と夫を褒めてくれました。祖母は自分の家が壊れていて心配していましたが、5人の子供は誰も修理を申し出ませんでした。夫はそれを見て、率先して修理を始めました。修理が終わって5人の子供はお金を出し、夫も出しました。それで祖母は一安心しました。毎年祖母の誕生日に、夫は親戚を集め、お金を出してレストランで祖母の大好きな蟹料理を注文して誕生日を祝いました。
2年前に祖母が亡くなりました。亡くなる前、夫が「何が食べたいですか?」と尋ねると、祖母は「驢腸羹(ろちゃうかん)が食べたい」と言いました。それはロバの腸で作った料理で、珍しくて売っているところは少ないのです。夫は急いで肉市場に行って、ロバの腸を売る人がいればすぐに知らせて、彼が取りに行くと伝えました。やっと驢腸羹が手に入りましたが、祖母はもう飲み込めず、最後まで食べることができませんでした。祖母が亡くなった後、葬儀費用はすべて夫が払いました。
三、善悪を見極め、正しい道を歩む
夫は昔、飲み友達が多かったので、様々な知り合いがいました。大法を修煉した後、年俸80万元でヤクザのボスになるようにと誘われたこともありました。夫は「私の両親は私たち兄弟を育て、とても苦労してきた。私は間違った道を歩んで両親の心を傷つけることはできない。私は今法輪大法を修煉して、悪事から足を洗って正道に立ち返った。君たちもよく考えた方が良いと思う」と言って、その場で断りました。
大法は私の夫を大きく変えました。私の家族をはじめ、親戚や友人、同僚たちも、夫の変化に驚き、まるで別人のように生まれ変わったと言っています。私は心から師父に感謝し、大法に感謝します!