文/中国の大法弟子
【明慧日本2023年10月30日】私は真実を明らかにし人々を救う中で、あらゆる境遇に置かれた運命の人々に会いました。私が話しているのは、ここ数年で出会った、さまざまな理由で修煉を断念した元同修たちについてです。
師父は彼らが修煉に戻れるよう、私に機会を設けてくださいました。娘は資料の作成、ビデオや音声のコピーなどを手伝ってくれ、それを非常に必要としている元同修たちに届けました。
昔の学習者が大法と再会
ある日、公園で中年の女性に出会いました。地方から来たと思われる彼女は、小さなショッピングカートを持っていました。私は彼女に近づき話しかけました。会話の中で、私たちは同じ故郷の出身であることを知り、すぐに仲良くなりました。そして自然と法輪大法の話になると、彼女は自分のことを話しました。彼女は、これまで法輪大法を修煉したことがありましたが、数年前に孫の面倒を見るためにこの街にきたとき、あえて法輪大法の本を持っていく勇気がなかったといいました。そして、夫が修煉に反対していたので修煉する環境もなく、知り合いの修煉者もいなかったため、修煉をやめたと話しました。
私はとても残念に思い、彼女にこう言いました。「法を正すことは終わりに近づいています。あなたの世界の衆生はどうなりますか? 彼らはあなたの帰りを待ち望んでいます。やめたら、自分だけでなく彼らも滅ぼすことになります。それに、あなたは師父の親戚なのです。師父はあなたの体を浄化し、あなたが修煉できるように何千もの種をあなたの中に蒔いてくださいましたが、途中でやめたら、あなたは師父の救いの恵みと慈悲を受ける資格はありますか? あなたは長年修煉していて原則を知っていますが、よく考えて、どこが足りなかったのかを内に向けて探してみる必要があります。恐怖や他の執着に惑わされたのでしょうか? 邪悪は、あなたが孫の世話をしていて煉功する時間がないという言い訳を利用して、引きずりおろそうとするのです」
私たちは歩きながら話をするうちに、彼女は多くの人心を見つけ、この機会に修煉を再開したいと考え始めていたので、私は彼女の住所を尋ね、資料と大法の本を用意すると伝えました。私は約束通り彼女に会いに行き、彼女に師父の新経文や交流体験の記事、その他の資料を送り続け、時間をかけて交流し修煉の理解を彼女と共有しました。そして彼女はついに大法に戻り、今では一生懸命で、私の助けにとても感謝しています。後に、彼女の娘さんも、私たちの出会いと、私が彼女の母親をどのように助けたかを知って感動し、感謝してくれました。
昔の学習者を呼び戻すことについて、師父はこのように説かれています。
「これはすべきことです。やはり行うべきです。しかし、安全に気をつけてください。」(「二〇一五年米国西部法会での説法」(『各地での説法十三』)
元同修にとっても私たちは皆師父の弟子であり、非常に幸運なのです。この説法は私たち弟子一人一人に対する師父の信頼と期待だと思います。
修煉し彼女の心は解放された
またある日のこと、私は友人の同修と真相を伝えるためにスーパーマーケットに行きました。私はそこで、歯磨き粉を選んでいる年配の女性を見ました。彼女はラベルの成分が見えなかったので、私はそれを読むのを手伝いました。彼女は歯の病気を治すための特別な薬用歯磨き粉を探していました。私は一緒に選びながら、彼女に真相を説明する機会を得ました。私が法輪大法を修煉していると聞くと、彼女は興奮して「ついに探していた人に出会えた!」と言いました。そして、「自分も法輪大法を修煉しているが、理解できないことが多く、多くの困難や苦しみを経験しました」と話しました。彼女は何をすればよいのかわからず、共有できる修煉者も見つからず悩んでいたため、彼女は私を見つけてとても喜んでいました。
私たち3人は座って少し話をしたあと、彼女は私たちに自宅の住所と電話番号を教えてくれました。彼女が私たちに自宅を訪ねてほしいと思っていることがわかりました。
私は資料や本をすべて準備し、数日後に彼女に会いに行きました。私が彼女の家に着くとすぐに、彼女は家庭の中で直面している困難を、つまり義理の娘さんからどれほどひどい扱いを受けているか、義母(彼女)を見下す傲慢さなどの悪口を言いました。彼女は義理の娘についてよく不平を言いました。
私はこの話を聞いて、彼女は法をよく勉強していないか、本を読んでいるだけで実践していないことが分かりました。彼女は「真・善・忍」の基準に従って、真の修煉者になることができておらず、良い人間としての最低限の条件は満たしていますが、彼女はどのように自分の心の内面を見つめるべきかを知りませんでした。
そこで私は、法に対する私の理解を話し、師父の大法弟子に対する要求についても伝えました。私は、彼女が義理の娘との衝突の中で外に目を向け、他人の欠点を見つけていることを指摘しました。彼女は自分の内側に向かって探すことも、修煉者の基準に従って行動することもなかったのです。彼女は修煉者として、法輪大法の高い次元の基準に従い、自分自身を要求しなければなりません。自分のどこが間違っていたのかを見つめる必要がありました。
病業についても彼女と共有しました。彼女は自分の健康問題を普通の病気と同じように扱っていました。彼女はまだ腰痛があり、それを治療できる薬があると言いました。私は彼女に「それについて考えないように。修煉者として、病気を治療するために薬が必要であると考えるべきではなく、修煉者には病気はありません、それは業なのです。あなたが自分を修煉者であると考えている限り、師父があなたの身体を浄化してくれます」と話しました。
このように、多くの交流と理解を共有するうちに、彼女は徐々に自分の欠点に気づいていきました。彼女は多くの問題で自分が法に従っておらず、非常に多くの時間を無駄にしていたことに気づきました。そして、彼女は自分の内側に向かって探すようになり、義理の娘との関係が徐々に改善され、彼女の心性も向上しました。一年近く経った今、私たちも彼女の大きな変化を感じています。
後悔
今年の旧正月が明けたころ、私は人々を救うため、同修と一緒に見本市に行きました。孫を連れた老夫婦が階段に座っているのを見かけたので、話しかけてみました。おじさんはとてもおしゃべりで、私たちに自分の大家族について話してくれました。家族の子どもは4世代にわたって全員が男の子で、女の子は一人もいないということを聞き、私たちはとても驚きました。それは確かにとても珍しいことでした。私はおばさんに、「まだ若く見えますが、働いているのですか?」と聞くと、彼女はもう若くはなくすでに65歳で、いろんな病気を患っていると言いました。
私はこの機会を利用して、法輪大法の素晴らしさとその驚くような健康効果について彼女に話しました。彼女は私に、過去に法輪大法を修煉したことがあり、大法の本はすべて末息子の家にあると言いました。彼女は長男が住むこの街に移りましたが、本を持ってきておらず孫の誕生もあり修煉をやめました。私は心配になって彼女に、ここ数年で誰か修煉者に会ったかどうか尋ねました。彼女は、大法について簡単に話した人はいたが、私ほど詳しくは話してくれなかったと言いました。
私は彼女に、大法が全世界に広まっていること、世界中の大法弟子の修煉の状況や、師父が出版された多くの経典について話しました。また私は、師父が旧正月に発表した「なぜ人類が存在するのか」という経文は、宇宙と人類のつながりに関する天の秘密を世界中の人々に初めて明らかにし、人々が今それを学んでいることを彼女に話しました。老夫婦は中国共産党(CCP)とその関連組織から脱退することに同意しました。彼らは私たちの話を聞きとても嬉しかったようで、何度も私たちに感謝してくれました。私は、師父があなたたちの所に行って呼び戻してくるよう按排してくれたので、私の代わりに師父に感謝してくださいと伝えました。
もし、彼らが急いでも修煉が追いつかなかったら、どうやって師父と交わした命がけの誓いを果たせるでしょうか? 他の修行者が圓満成就し、師父と共に天に昇るその日が来たら、彼らはどうするのでしょうか? 師父が彼らを待ち望んでいたので、私たちは彼らに、「もともと修煉の基礎が備わっているので、遅れずに急いで修煉するように」と勧めました。
そして、私たちは次に会う日を決め、私は彼女に必要な大法の本を全部集めて、次回持っていくと約束しました。私は『轉法輪』、『大圓満法』、『洪吟』の書籍と、過去3年間の師父の新経文、音声講義と煉功指導を準備しました。また、明慧週刊誌やその他の真相資料、USBメモリも集め、「正念を発し、法を学び、煉功する」ことについてのメモも書きました。
もう一人の同修と私は、早めに約束をしていた場所に行き彼女を待ちましたが、2時間待っても彼女には会えませんでした。その後も、私たちは彼女を待ちながら近くの人々に真相を伝えましたが、彼女はやはり来ませんでした。
私が帰宅すると、娘は「どうだったの?」と私に状況を尋ねました。私は娘に、ご婦人は現れなかったと言いました。娘は、「何か特殊な状況に遭遇したか、あるいは恐れる心から、彼女は再び修煉する勇気がなかったのかもしれない」と言いました。
彼女の自宅の住所が分からなかったため、私たちはその場所に何度も行ってみましたが、彼女に出会うことはありませんでした。彼女がこのような素晴らしい機会を逃したことを、とても残念に思います。彼女にもう一度チャンスが訪れることはあるでしょうか? 私たちは、彼女が将来他の修煉者と出会い、再び修煉して大法弟子になれることを願っています。
私たちは皆、生々世々において師父と親戚関係にあります。私は師父の信頼に応え、師父が法を正すことを手伝い、衆生が救われ良い未来を過ごせるように、三つのことをしっかり行い続けます。