文/中国の大法弟子
【明慧日本2023年12月28日】最近、同修の記事「中国のソフトウェアの危険性について」を読み、私の考えを皆さんと交流したいと思います。
中国本土にいる多くの修煉者は、まるで壁のない牢獄にいるような気分でいます。どこもかしこも厳しく監視されているため、法輪功に対する迫害の情報を広めることは困難です。一方、多くの中国のソフトウェアは私たちの生活のあらゆる面を支配しており、それを使わないわけにはいきません。一部のスパイソフトが監視装置として機能し、人の電子機器を監視し、追跡し、データを取得することは、多くの人が気づいています。
同修の記事「中国のソフトウェアの危険性について」は次のように書かれています。「例えば、WeChatが良くないことは分かっていても、学校の先生が生徒に課題を終わらせるために、親に通知を送り、これを使うよう要求したり、職場が仕事を割り当てるために使ったら、どう対処したらいいのでしょうか。修煉者の中には、問題のあるソフトにすべて抵抗し、その他の修煉者のセキュリティルールを厳格に守ったら、中国では生きていけなくなると感じている人もいるくらいです」
中国本土に住んでいる私も、多くの修煉者と同じように感じています。問題のあるソフトウェアをインストールすべきかどうか? 中には、そのソフトを使わないことで、自分を目立たせたくないと思う修煉者もいます。ある人は、自分が法輪功学習者であることを他人に知られることを懸念しています。また、自分が学習者であることを他人に知られるのが嫌で、仕方なく有害ソフトをインストールする人もいます。
私の考えでは、私たちがどのような選択をするか、そしてその結果は、評判、個人的な利益、感傷、そして生死への執着を手放すことができるかどうかにかかっていると思います。
師父の講義を聞くと、私たちの修煉の道は本当に厳しいことがよくわかります。社会で生活していると、大法に従うか、人に合わせるか、常に試されます。しかし、大法と師を固く信じ、恐怖への執着を捨て、真の大法弟子の基準と条件を守れば、前に進む道があるのです。
私の経験では、自分の修煉を最優先にすると、何をすべきか簡単にわかるようになります。私は、要求されたスパイソフトのインストールを強く拒否し、そのソフトの機能を人々に知らせ、共産党政権がそのソフトを使って学習者を迫害していることを説明する機会に変えます。
しかし、もし私の理解が不足していれば、家族や友人、職場の上司からの要求に押しつぶされそうになります。
ある教育機関に就職したとき、上司は私に学生に嘘の情報を教えるようにと言いました。私はそうしませんでした。私は正しいことをしたまでです。生徒の管理が難しい場合、上司は私に鉄拳で支配するように言いました。しかし、私は生徒を説得し、生徒とその親から尊敬されるようになりました。上司も態度を改め、他の人たちのようなマイクロマネジメントをしなくなりました。
私は一度目の釈放のとき、迫害を認めて釈放書類にサインしたことをずっと後悔していました。2回目に拘留されたとき、私は書類にサインすることを拒否しました。憤慨した看守が再び私のところに来て、払い戻しの書類にサインするように言いました(私の銀行の口座にはまだ千数百元ありました)。私は署名欄の「犯罪」の字を指して、「これに署名することはできません、私は犯罪を犯していないのです」と言いました。すると彼は、「それならお金は戻ってこないぞ!」と激怒しました。私は笑って返事をしなかったのですが、結局、サインを強要されることなく、お金を持って帰らされました。
師父はこう説かれました。
「しかし、邪悪が少なくなったとはいえ、残った邪悪はやはり非常に邪悪です。今まで私はずっと皆さんに話してきましたが、表面の邪悪であればあるほど力はありませんが、ますます悪くなっています。表面の邪悪が更に悪くなることによって力の不足を補っているため、見た目では邪悪がまだ非常に邪悪のように見えます」[1]
今の中国大陸の環境は、私たち自身が修煉するためにあるのだと実感しました。旧勢力と悪の力はそれほど大きくないので、表面的な要素はさらに邪悪に見えても、私自身が、心性を磨き、大法の要求に従い、本当にしっかりと修煉していけば、修煉の道の最終段階をうまく歩んでいくことは難しいことではないと考えています。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」