【慶祝513】 息子が大型トラック事故から一命を取り留める
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2024年1月2日】私の息子は中学生の時、ひどい事故に遭いました。2019年10月22日のこと、いつものように自転車で学校に行きました。彼が家から出て約10分後、女性から私に電話があり、お宅の息子がトラックに轢かれ、入院していると言われました。私は呆然としました。

 私は夫に電話をして、すぐに気持ちを落ち着かせました。そして、その女性に電話をかけ直して、詳しい話を聞きました。足だけと聞いて安心しました。法輪功の学習者である私は、李洪志師父が息子を守ってくださっているから、大丈夫だろうと思いました。

 家を出る前に、私は激しく揺れ動く感情を捨てようと必死でした。トラックの運転手と息子の怪我にどう向き合うか、修煉者としての思いやりと優しさを持ってこの事態に対処したいと考えたのです。

 息子は病院のベッドに横たわっていました。息子は信じられないほど落ち着いていました。足には血がにじんでいました。私はあえて話しかけず、ただ息子を見つめていました。

 息子は「お母さん、僕は大丈夫だよ。事故だと分かった瞬間から、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と唱え始めたんだ」と私にささやきました。

 彼がそう言った後、私はプラス思考になり、リラックスした気持ちになりました。医者は腱を修復するために手術が必要かどうか判断するため、レントゲン撮影をしなければなりませんでした。

 結果を待つ間、私は息子の成績が心配になりました。「息子の学業成績はそれほど良くなく、足のケガは高校入試の成績に反映される体育の成績に影響するかもしれない。そんなときに、このケガだ。もし、高校に入れなかったらどうしよう……」。私は自分の感情を抑え、大法の基準でこの事件を処理し、自然に任せようと自分に言い聞かせました。

 病院には、運転手の奥さんや友人、事故の目撃者などが押し寄せてきて、しかも、喜んでいる顔をしていました。私は事故のことを聞きました。すると、それぞれの言い分が語られ、私は混乱しました。私は、理不尽な賠償は求めない、とにかく真実を知りたいと伝えました。

 年配の女性はこう言いました。「この子は、さっきぶつけられた子ではないでしょうか? 通りかかったので、全部見ていました。この子が心配でたまらなかったです。あんな大きなトラックにはねられたら、誰だって大変なことになりますよ。この子は本当に恵まれています!」

 また、「建設用の砂利を運搬する大型トラックだったです」と言う人もいました。

 私は、彼らの話を総合して、この事故の全貌を把握しました。

 息子が交差点を通過するときに大型トラックが曲がってきて、自転車の前輪をひきました。息子は自転車から飛び降りましたが、トラックの下敷きになってしまいました。

 トラックの運転手はそのことに気づかず、そのまま走り去りました。トラックの下に息子の制服があるのを見た対向車の運転手がクラクションを鳴らし、トラックの運転手に止まるように合図をしました。運転手がブレーキを踏んだ瞬間、息子は何者かの力でトラックの下から引きずり出されたのです。

 なんということでしょう。この短時間に、息子は2回も命からがら助かったのです。私は恐怖のあまり、立っているのがやっとでした。どうやって助かったのか、まだ信じられません。夫は事故現場に行きましたが、血痕は見当たりませんでした。

 レントゲンの結果、息子の腱は大丈夫でしたが、骨折が3カ所あり、それを治さなければならないとのことでした。そして、10針ほど縫う必要がありました。

 息子の病室で、トラックの運転手は、私、夫、息子の祖母に何か要求があるかと尋ねました。私は「特にないですが、息子の治療費1000元弱を負担してほしいだけです」とお願いしました。その運転手が驚いたことに、私たちは治療費以外の要求はしませんでした。結局、弁償として彼は息子に1台自転車を買ってくれました。

 私の母は夫に、運転手にもっとお金を要求するよう勧めました。長年にわたり、私が大法を実践してきたことは夫に影響を与えました。彼は真の善良とは何か、お金で命は買えないことを知っていました。ですから、彼は母の提案を受け入れませんでした。

 私たちは息子のために治療計画を立てました。日中は病院で点滴や投薬治療を行い、夜は家に帰ってきて寝るというものです。

 息子の怪我をした足を見て、夫の母がこう言いました。「この子の足はどうしてこんな変な怪我をしたのでしょうか? 第2指と第3指が3カ所骨折しているのに、母趾の皮膚は縫うだけで済んでいます。もし、母趾の骨が折れていたら、治るのにかなり時間がかかるはずです。もし、他の人の足指を大型トラックが轢いたら、きっとつぶれてしまっているでしょう。しかし、孫の足の指は潰れた形跡がないのです。不思議、本当に不思議です」

 「それは法輪大法の師父が彼を守っているからです」と私は姑に言いました。この奇跡を見た後、姑はもう息子が法輪大法を修めることに反対しなくなりました。

 私は毎日息子と一緒に法を学び、法輪功の五式の功法を煉っていました。毎日、息子の病状は改善し、顔つきも変わってきました。さらに驚いたことに、しばらく前にできた背中のぶつぶつが事故の晩に消え、背中の皮膚はきれいに再生されました。

 私は、修煉者ではない夫に「息子はまるで生まれ変わったようです、多くの業力が消去されたみたいです!」と言いました。

 事故から3日後、息子は鎮痛剤を飲むのをやめました。体に良くないと言い張ったのです。足はまだ腫れぼったいのに、普通の靴で学校に行こうとしました。医者は、「そんなことは考えなくていいです。このケガは治るのに時間がかかるし、今は装具をつけています。松葉杖で通学すればいいです」と言われました。

 6日後、彼の足は祖母が買ってくれた新しい靴に収まりました。松葉杖1本で歩けるようになったのです。レントゲン撮影のために病院に戻ると、彼は輸液を止めたいと言いました。まだ時期が早かったのですが、私も医者も彼の希望に添いました。

 息子の足のレントゲンを見た放射線技師は、「骨折の痕跡はないです」と言いました。その驚くべき診断を確かめるために、夫は別の大病院でレントゲン写真を出して、技師に見てもらうと結果は同じでした。入院(通院)してから6日目、息子は退院しました。

 病院からの帰り道、運転手が「奥さん、いくらでも弁償しますよ。僕は10年以上、建設用大型トラックを運転してきたから、あんな事故で助かる人がいかに少ないかわかります」と言いました。

 私は運転手にこう伝えました。「私の家族がなぜこの大惨事を免れたか、あなたは知っていますか? 私は何年も法輪大法を修煉しています。李洪志師父は、私と私の家族を守ってくださっています。私の息子があなたのトラックの下にいたとき、ある力が彼を押し出しました。どうしてあんなに背の高い子が、あなたのトラックの車輪にひかれるのを避けられたのでしょうか? なぜ彼の眼鏡はそのままだったのでしょうか? 大法の学習者は、真・善・忍の原則に従って、善良な人間になります。私たちはあなたをだましたりしません」。そして、私は法輪大法について、共産党政権が大法を中傷するために作った天安門焼身自殺のデマも含めて、事実を話しました。

 師父は『轉法輪』の中でこう説かれました。

 「この類いの事はすべて命を取りにきた例ですが、本当に危険に至るようなことはありません」

 車から降りたとき、私はその文章を繰り返し、彼と息子がなぜ災難を免れたかを理解するために、『轉法輪』を読むように彼に薦めました。

 彼は感動の涙をこらえながら「本当ですか? 今すぐ読みたいです」と言いました。

 私は、「あなたの親戚や友人にも、法輪大法の事実を伝えてください!」と言いました。私は彼と彼の妻に法輪功迫害に関するパンフレットを渡し、彼らが中国共産党を脱退するのを手伝いました。

 息子は奇跡的に助かり、二つの家族の運命が変わったあの事故を思い出すと、涙が止まらなくなります。私は20年以上修煉しており、法輪大法は私の人生にずっと寄り添ってきました。些細なことでも大きな出来事でも、挫折や苦難に直面したときも、私はいつも師父の慈悲を感じています。多くの人が法輪大法の真実を理解できるよう願っています。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/17/425778.html)
 
関連文章