病業の仮相は私たちの心に向けられている
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文/中国の大法弟子(同修との交流に基づき文章にまとめました)

  【明慧日本2024年4月15日】一昨年から、右下の歯茎が断続的に痛むようになりましたが、最初はあまり気にしていませんでした。

 昨年の春、会社で全員を対象にした健康診断があり、その結果が出たとき、カルチノエンブリオ抗原の数値が正常値の何倍も高かったのですが、私は特に気にしていませんでした。 その後、歯の痛みはますます頻繁になり、痛む時間も長くなっていました。

 ある夜、私がソファに座っていたら、空から黒い生命体が降りてきました。 私は子供の頃から怖いもの知らずでした。その巨大な黒い人影が地面に落ちた瞬間、恐怖心が突然私を襲い、髪の毛を含む体中のうぶ毛が逆立ちになり、今まで経験したことのない恐怖に襲われました。 私は素早く落ち着きを取り戻し、そして「解体する」という一念を発すると、その生命体は一瞬にして消えました。  私はその状態を十分に重視せず、発正念をして取り除こうともせず、おろそかにしていました。

 私は、この黒い生命体は伝説の死神であり、私の命を奪いに来たことを知っていました。 しかし私は、自分は大法弟子であり、師父に見守られ、大法の守護神に守られていて、誰にも手出しはできないと思っていました。 私は事態が終わったと思いましたが、これが魔難の始まりに過ぎないとは知りませんでした。

 それから間もないある日、私が家に入ろうとしたとき、背後から「殺せ!」という不吉な声が聞こえました。 私は振り返り「やれるものならやってみろ!」と言いました。 それから私への妨害が続き、常人の中の多くの物事が正常にできなくなり、夜、発正念をする時も恐ろしい光景が見え、さらには私が坐禅をしているときに、ある人が私の霊前で拝み、死後の世界が見えました。 私は「あなたは自分の役割を演じていればよく、あなたはどのように私を怖がらせようとも、私は心が動じないので、あなたに何ができるのですか? 大法弟子は法に基づき修煉すればいいのです」と話しかけました。

 それ以来、私の歯は不定期的に激痛が走り、歯にスイッチがついているようで、痛み出すと歯がミキサーで攪拌されているように感じ、我慢できないほど痛かったのです。そして痛み出すと食べることも眠ることもできませんでした。何回か飛び跳ねたいほど痛み、そして「歯を抜く、歯を抜く、歯を抜く.....」との念が繰り返されました。この念は正しくないことにすぐに気づき、この念を取り除きました。 痛みに耐えられないとき、脳裏に「イブプロフェン、イブプロフェン、イブプロフェン......」という薬の名前が繰り返して現われました。私はこの鎮痛剤を飲むのを否定し、私には病気がなく、これは病気の仮相だと考えました。

 しかし、なぜ歯の痛みが続くのだろう? 私に病業の仮相が現れ、きっと体に黒い気があり、業力があるからで、根本的な原因は、私の執着心が取り除かれていないからです。 そして私は心性について探し始めました。

 常人の中で私は話すことが好きで反応が早く、同僚としばしば社会的不公正を話していました。 リーダーから一言指摘されると、私は彼に10の文句を言い返し、言葉が辛辣で弁舌が達者で、口を全く修めていませんでした。 私が弁が立つのは、常人の中で何かを得るためではなく、この口を利用して人々を救うためなのです。

 この執着心を見つけてから数日間は歯の痛みが治りましたが、その後、再び繰り返し痛むようになりました。 私の口修めはどの点が不十分なのだろうか? よく考えてみれば、普段から同修と交流する際も基本的に、他の同修の名前は出さず、ごたごたを巻き起こすことが好きではなく、どこに問題があるのだろうか?  一つの出来事を思い出しました。私の上司2人から、ある出来事(前任の上司と同僚の仕事のミス)について具体的に説明するよう求められました。 私はその事について明言はしなかったのですが、それに関連することについて話してしまい、口を修めなかったのです。 口を修めないことに加えて、顕示心、自我を実証する心も含まれていました。 同僚に、自分は物知りで、能力があると思わせているようでした。

 私は突然悟ったようで、なぜ私が口を修めなかったのか、その背景には執着心が隠されていて、ただ口を修めるために口を修め、修煉者のレベルに達していなかったのです。 私は口を修めなかった原因を見つけ、口を修めることで一つの執着心を取り除くことにしました。あるでき事とある人の名前を口にしそうになったとき、ただこのことを飲み込むのではなく、このことを話そうとする心に隠されている闘争心、怨恨心、嫉妬心、顕示心......などを同時に見つけ、それを取り除くべきだと悟りました。

 私の右下の歯茎は半年近く痛みました。ずっと腫れていたため、痛むのを恐れて触らずにいました。腫れが引いたとき、触ってみると大きな腫瘍を発見し、その腫瘍がとても固く、2本の歯の間に大きな隙間ができてしまいました。 私は同修に「この歯の上(実際は歯茎の上)に大きな腫瘍ができています 」というと、同修は「この歯に問題があるということは、この歯にかかわる問題が必ずあるので、それを探さなければなりません。きっとあなたのこの方面の心性に問題があるからです」と言いました。

 私にはほかにどんな執着心があるのだろうか?  歯のこと以外は、食べること、そう、食べることです。 私は食べることが大好きなのです!  常人の言葉で言うと、食べ物に貪欲すぎるということです。そうです、私はおやつを食べるのが好きで、好き嫌いが激しく、料理を作ることも好きです。 特に料理を作る過程が好きで、焼く、炒める、揚げる、煮るなど、食事を作る過程で楽しんでいます。時には煉功をしているとき、または発正念をしているときに、どんな料理を作ろうか? と考えることもあり、最初に何を入れ、次に何を入れるか、作った後の味と色はどうなるかを考えています。 このような強い執着心があったのに、なぜ今まで注意を払わなかったのか? いつも食べることについては小さな問題だと思い、小さな問題だからそれほど気にする必要もなく、ゆっくりと修めて取り除けばいいと思っていました。 しかし修煉には小さな事はなく、食べ物に貪欲となるのは小さな事ではないのです。

 私は大きな腫瘍に触れた時から、それが表面に出てきたのだから、解体すべき時に来ていると思いました。 ずっと痛かったのですが、根本的な原因の根っこが取り除かれ、ただ黒い気を体外に出していると固く信じていました。私にこの念が現れると、その腫瘍が小さくなり始めました。私が思うには執着を持っている大法弟子は、三つのことを行う中でその執着を取り除くことができ、旧勢力は迫害する資格がないのです。私は師父に身を委ね、旧勢力の一切の按排を否定し、自分のすべきことを行いました。

 最初は手で腫瘍を触り続けていたのですが、それも執着だと気づき、無視していました。 約半年後、私は突然その腫瘍のことを思い出し、触ってみると腫瘍はすっかり溶けてなくなっていて、いつからだったのだろうか? 歯の痛みはなくなっていました。 今では、歯は奇麗に揃い、悪い歯はひとつもなく、穴もすっかり塞がっています。 佛恩は洪大であり、師父に感謝いたします!

 私はそれを病気だと思ったこともなく、腫瘍だとも思いませんでした。 この過程で、同修からは歯肉ガンだと言われましたが、その言葉と歯の痛みを結びつけたことはありませんでした。 後になって、カルチノエンブリオニック抗原の数値がこれほど高いということは、体内にがん細胞があるということだと知りました。 その上、これほど大きな腫瘍があり、異常で長引く痛みがあるのだから、もし病気だと思っていたら、私は本当に病気になっていました。癌を治す治療法はなく、私が坐禅したとき見たような結末になり、とっくに葬儀場が用意されていたでしょう。

 私たちは法を正す時期の大法弟子であり、体はとっくに高エネルギー物質に置き換えられています。病気があるはずがあるでしょうか?  異なる念は異なる結果をもたらすのです。

 もし、旧勢力が我々を妨害するのであれば、きっと私たち自身に漏れがあるに違いないのです。

 師父はこのようにおっしゃいました。「あなたのどの執着も、あなたの修煉を台無しにしてしまいます。どの執着もあなたの体に異常を来たし、大法に対する確固たる信念を揺るがしてしまいます」(『各地での説法十三』「二〇一五年米国西部法会での説法」)

 執着があるため、見たすべては仮相であり、すべてが幻想であり、すべてが非現実になるのです。 あなたが見た体温計が極限に達するのも、腫瘍ができたのも、骨が砕けたのも、これらはすべて私たちの心に向けてやってきており、すべてが進化の結果なのです。

 (編集者:李明)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/12/472166.html)
 
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