中共政法委書記・陳文清の法輪功迫害における悪行(二)
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 【明慧日本2024年9月3日】(前文に続く)

 四、学習者への不当連行・判決に関する一部の実例

 1、日照市における多数の学習者への迫害

 山東省日照市公安局と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)は2023年3月3日から学習者への大規模な連行を実施し、いわゆる「303事件」と呼ばれた。5月12日と13日、日照市の各区と県、派出所が出動し、約50人の学習者が不当に連行された。今回連行された学習者の大部分は起訴され、12月4日から6日までの3日間連続で、洪梅霜さん、郭欣さん、姜海波さんを含む21人が、五蓮県裁判所で不当な裁判にかけられた。25日、五蓮県裁判所は学習者にそれぞれ懲役5年6カ月から懲役1年の実刑判決を言い渡した。

 丁元徳さんと妻の馬瑞梅さんは2023年5月12日、日照市の警官により連行された。ドイツに在住の丁さんの息子は、両親が連行されたことを知り、直ちに国際社会に救援を呼びかけた。それから10日後、母親の馬さんは釈放されたが、丁さんは依然として拘束されており、懲役3年の実刑判決を言い渡された。2024年1月18日、欧州議会は決議 2024/2504 (RSP) を可決した。この決議案は中共に対し、法輪功への迫害を直ちに停止し、不当に拘禁されている丁さんを釈放するよう要求した。

 2、長春で学習者50人近くが連行される

 今年4月19日前後、吉林省政法委と長春市政法委の計画、指揮の下、長春市公安局は数十人の学習者を連行した。特に長春二道公安支局は、ほとんど連行に関与した。最近の1カ月間、計49人の学習者が迫害を受けた。現在、18人は帰宅したことが確認され、29人は依然として拘束されている。

 3、懲役5年を宣告され、拘禁中の陳翠珠さんが危篤状態

 2022年9月8日夜、広東省湛江市赤坎区国保は大勢の警官を動員させ、同時に15人の学習者を連行した。今回の連行は中共20回大会の前に、広東省の命令で湛江市公安が実施したと言われている。うち、陳翠珠さん(61歳)は連行され、家宅捜索を受け、パソコン、プリンター、現金3万元などの家財を押収された。

 不当に拘禁されていた間に、陳さんは劣悪な環境で皮膚がただれ、体調が酷く悪化した。留置場は陳さんを病院に連れて行き、「乳癌がすでに転移している。すぐに治療しなければ命が危ない」と診断された。陳さんの家族は弁護士を雇い、一時釈放を申請したが、湛江地区の政法委は、陳さんが法輪功を学ぶことをやめないと言う理由で一時釈放を許可しなかった。

 2023年5月4日、赤坎区裁判所で陳さんに対する裁判が行われた。出廷時、陳さんは警官によって手錠と足かせが繋がっていたため、頭と足が接触しそうな状態だった。陳さんは懲役5年の判決を言い渡され、現在は、広東省女子刑務所に拘禁されている。

'中共酷刑刑具:手铐脚镣'

拷問のイメージ図:手錠と足かせを繋がれる

 4、広東省の趙天華さんに懲役7年、罰金50万元

 広東省恵州市博羅県の学習者・趙天華さん(51歳男性)、陳華良さん(65歳男性)、練日光さん(56歳男性)の3人は2021年5月11日、博羅県公安局の国保および九潭派出所の警官により連行され拘禁された。2022年10月27日、恵州市恵城区裁判所は、趙さんに懲役7年、罰金50万元(約981万円)、陳さんと練さんに懲役4年、罰金2万元(約39万円)の判決を宣告した。

 5、朱鳴鏑さんと妻の蔡秀瑛さん 大慶裁判所に重刑を下される

 ハルビン市香坊区の学習者・朱鳴鏑さんと蔡秀瑛さん夫婦は、2022年の年末、大慶裁判所でオンライン裁判にかけられ、不当な裁判を言い渡された。朱さんは懲役9年8カ月と罰金6万元、蔡さんは懲役10年と罰金5万元の重刑を下された。

 6、迫害で家庭崩壊した趙国坤さん 更に懲役3年6カ月を下される

 趙国坤さん(46歳女性)の家族は皆学習者である。母親の李艶さんは迫害され、2012年2月5日に亡くなった。61歳だった。2023年5月4日夜、趙国坤さん、父親の趙旭東さん、兄の趙国興さんは、自宅に侵入してきた吉林市国保および派出所の警官らにより不当に連行された。父親と弟は哈達湾派出所に拘束され、趙国坤さんは吉林市留置場に拘束された。趙国坤さんは13日後に帰宅した。父親の趙旭東さんは1カ月近くの不当拘禁を経て帰宅したが、精神的、肉体的拷問によりダメージを受け、8月10日早朝にこの世を去った。享年77歳。

 2023年12月6日夜、趙国坤さんは再び派出所の警官らに連行された。それ以来、家族は何も知らされないままだった。2024年4月15日、趙国坤さんは非公開裁判にかけられ、懲役3年6カ月の判決を言い渡された。

 五、法輪功を誹謗・中傷し、国民を毒害する

 陳文清はまた、各階層の政法委、610弁公室、「反邪教協会」(訳注:中国の法律では法輪功が邪教であるとは言っておらず、江沢民による誹謗中傷である)を指示・操縦し、法輪功を誹謗中傷し、嘘を流布し、国民を毒害する世論を作り出した。

 2023年4月、公安部第四局は、全国の各層公安機関に「農村における反邪教警告と教育」をテーマとする一連の活動を行うよう指示し、中傷宣伝資料、パネル、横断幕などを配布して法輪功を誹謗し、村民を強制的に活動に参加させ、多くの人々に法輪功への敵意を植え付けた。

 2023年4月14日、北京で「国家安全教育日即ち反邪教テーマ宣伝教育活動」が行われ、中央政法委、公安部、北京市政法委、北京市公安局、北京市反邪教協会の責任者が出席した。

 また、中共政法委はインターネットを利用して洗脳と迫害を行っている。例えば、広東省政法委は南方ニュースサイトと共同で、190万元を投入して、いわゆる「広東省反邪教警告教育サイト基地」を設立し、嘘の情報を流し、世間に毒を撒き散らしている。 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/8/6/480520.html)
 
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