文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年11月10日】最近、社会では多くの預言が広まっており、特にブランデン・ビッグスの預言が非常に話題となっています。彼はトランプ大統領が暗殺される一連の過程を、4か月前に正確に預言したことで名を上げました。今では彼のその他の預言も広く流布しており、例えば、アメリカで大停電が起こり、大災害や大疫病が発生するなど、そのために物資を備蓄する必要があるとしています。彼はこれが神を通じて人々に警告を与え、神への正しい信仰を呼び覚ますためであると考えています。
私自身も同様に考え、一部の食糧を備蓄しましたが、国内外の同修との交流の中で、このような現象が比較的広がっていることを知りました。中には何千斤もの食糧を備蓄している人もおり、備蓄した食糧の賞味期限が何年も持つものもあります。ある人は「備えあれば憂いなし」と考え、歴史上のエピソードを例に挙げる人もいます。そのエピソードでは、ある敬虔な信徒が洪水の中で神が必ず自分を救ってくれると信じ、木の上に登って神を待っていました。救助のために人が来たり、船で助けに来る人がいましたが、彼はすべて断り、神が来ると信じ続けました。結果的に彼は溺れてしまい、元神(魂)が天上に行くと、彼は神に「なぜ救ってくれなかったのか」と問いただしました。すると神は「3度も救助を派遣したが、君はすべて断った」と告げました。このエピソードを例に、師父がブランデンを通じて私たちに警告を与えているのだと語る人もいます。
この話題は多くの人の間で議論され、私自身もこの問題についてさらに考えるようになりました。
学法を通じて私は「備蓄自体が重要な問題ではありませんが、この過程で多くの人心、私欲、自分を守りたいという考えが現れており、法理に対する理解が不足している面があります」と感じました。上で述べた洪水の例のように、自分を救われる立場に置いてしまい、他人を救うことを考えないことも問題です。
法を正す時期の大法弟子として、衆生を済度する視点から物事を考えられないのなら、それは大きな問題です。法を正す進展において、大法弟子の一念は、正法の進行や衆生の救度、情勢の変化に重要な影響を与えます。2020年のアメリカ大統領選や疫病時のワクチン接種問題、大紀元や神韻に対する攻撃においても、私たちの修煉の不足が欠陥を生んだのです。正法の進展に伴い、大法弟子の一念が法を円容し、衆生を救うか、それとも自己中心的な人心に囚われるかは、対応する大穹宇宙の中の生命の救度をも決定します。混乱した世の中で、大法弟子はその影響を受けることなく、あらゆる環境の中で衆生を救度する責任と智慧を発揮し、師父の法を正すことを手伝う誓約を果たすべきです。
これは個人的な認識であり、至らない点があれば慈悲をもってご指摘ください。