文/中国の大法弟子
【明慧日本2024年12月1日】私と夫は、20年以上修煉を続けている古くからの大法弟子です。20年以上にわたる修煉の過程で、師父のご加持とご加護をいただきながら、私たちは毎日、真相を伝え資料を配布して人々を救うために外に出かけ、風雨に負けず街を巡り歩きました。私たちの伝えた真相を理解し、三退して救われた人の数は、これまで数万人に上ります。
これに関して私は次のことを実感しています。法をよく学び、正念が強く、人々を慈悲で救おうとする心を抱いていれば、師父は縁のある人々を私たちの前まで導いてきてくださいます。そして、大法からいただいた智慧と力が湧き出し、真相を伝え人々を救うことが自然と成し遂げられるのです。当然、「修は己にありて、功は師にあり」(『轉法輪』)であり、実際に人を救っているのは師父であり、大法です。
真・善・忍の理念で生徒を導く
1999年7月20日、邪悪な迫害が法輪功に降りかかった後、私たちは大法のために公正な言葉を述べようと北京に赴きました。そのために地元の公安や派出所、鎮政府により、鎮の洗脳班に10日以上も不当に拘束されました。それ以来、警官は私が勤めていた学校に頻繁に嫌がらせに来て、自宅は24時間監視され、深夜に何度も連行され、時には丸1日、10日間、1カ月間、あるいは40日間も不当に拘束されました。このことは、家の老人や子供に大きな苦痛をもたらしました。
やむを得ず、私は夫と共に故郷を離れ、別の地域に移り住み、私立学校での教師の職を得ました。
就職初日、授業が始まるとすぐに、校長が13歳くらいの男子生徒を連れてきました。その生徒はうつむき、顔はいろいろな色の汚れでいっぱいでしたから、数日間洗顔していないことが一目で見てとれました。服は汚れ、髪は伸び放大で乱れ、その風貌はまるで小さな物乞いのようで、体からは不快な臭いさえ漂っていました。
校長は「この生徒を預けます」と言い終わるやいなや、男子生徒を置いて踵を返して去って行ってしまいました。
校長が去ると、教室にいた生徒たちは、にわかに騒然となり、「先生、こんな子要りません」「全校どのクラスも受け入れたがらないんです。うちのクラスだって要りません」「先生、きっと手に負えませんよ。クラスに迷惑をかけます」と口々に大声で言い出しました。
私は心のなかで考えました。「私は大法を修煉している。師父と大法が私に力と智慧を与えてくださるに違いない。この生徒を引き受けてみよう」。私はその男子生徒の手を温かく引き、誰も彼と隣席に座りたがらないので、男子生徒を教壇に一番近い席に座らせました。そしてまず、男子生徒の家庭環境や本人の状況を調べたのです。
実は、この男子生徒の家庭は、廃品回収で生計を立てており、家族全員の生活は父親が街を歩き回って廃品を集めて稼ぐ僅かな収入で支えられているという貧しい家庭だったのです。両親は子供の面倒を見る時間がなく、彼自身は食べることや遊ぶことが好きで、よくケンカをし、学校はよくサボりました。授業中は居眠りをし、宿題もしてきません。(私立学校なので、学費さえ払えば問題にならなかったのです)
校長も先生たちも彼をどうすることもできず、どのクラスの先生も彼を受け持つのを嫌がり、生徒たちも彼に近づこうとしませんでした。
私は、初日の授業でまず黒板に大きく「真・善・忍」の3文字を書きました。そして生徒たちに「真・善・忍」とは何かを説き、それに基づいた人としての在り方について諭しました。生徒たちは皆真剣に、心に刻むかのように聞いていました。
授業が終わった後、生徒たちは「先生、こんな道理を聞いたのは初めてです。とても素晴らしかったです」と言ってくれました。
私はクラス全員に、ひとには善意で接するよう教え、この男子生徒を嫌がるのではなく助け合いながら、一緒に学んで一緒に成長するよう励ましました。さらに「ここにいるクラスメートは皆、学校に来たら一つの家族ですよ」とも話しました。
校長が男子生徒を私に託してくれたのは、私に対する信頼の表れでしょう。ですから、この男子生徒に責任を持ち、きちんと教育しなければならないと思いました。そこで私は男子生徒には常に辛抱強く説き聞かせて教育し、母のように世話をしました。
私はまた男子生徒の身だしなみにも気を配りましたので、時間もそうかからずに顔はきれいに白くなり、髪は短く整えられ、服装も清潔で身だしなみがよくなり、匂いも消えました。
男子生徒は、もう同級生とケンカをせず仲良くできるようになり、以前とはまるで別人のように変貌し、クラスメートたちも喜んで男子生徒と一緒に過ごすようになりました。
私はさらに男子生徒に、授業を注意深く聞き、宿題は期限までに提出するよう励まし、分からないところは先生にどんどん質問するように勧めました。また、男子生徒のために学習グループをつくり、同級生がいつでも彼を支援できる態勢にしました。私はまた、一日のなかに時間をつくっては男子学生に補習をし、宿題を手伝いました。学習面において男子学生は毎日進歩し、その度に私は彼を褒めて励ましました。
また、男子生徒に時折、伝統文化における礼儀作法の話を聞かせ、「真・善・忍」の原則に従って善い人になり、家では良い子、学校では良い生徒であるよう諭しました。
法をよく学び、一歩一歩しっかり進む
私は師父のおっしゃる通り、法を多くよく学ぶことで自分を修め、師父が私たちに求めていらっしゃることをしっかりと果たし、法を正す進展についていけるようにしています。
夫と私は毎朝3時に起きて、師父に香を供え、2時間半、五式の功法を通して全ての動作を行います。煉功が終われば6時の正時の発正念までの十数分間に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と繰り返し唱え、体の全ての粒子で「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を感じ取るようにします。6時の発正念が終われば、師父の新しい経文を暗唱します。7時には、県内、町や村の邪悪な要素を取り除くために発正念をします。時間があればさらに発正念を増やし、その後は自身の空間場を清めます。
8時頃には軽食を取ることもあります。その後、『轉法輪』を毎日2講ずつ学びます。学法の際は、足を双盤に組み姿勢を正して両手で本を持ち、夫と声を合わせて読みます。こうすることで集中力が高まり、読み間違えずに続けて読み進めることができるのです。これは、学法に費やす時間の分だけ双盤も続けているということであり、その間はまさに、師父のおっしゃる通り卵の殻の中に座っているかのような美妙な感覚があり、とても心地の良いものです。
また、大量に法を写し暗唱することによって、師父のご加持のもと、私の心性は絶えず向上し、身体にも顕著な変化が現れました。今では学法や煉功、発正念を全て双盤で行い、発正念も少なくとも30分は続けています。
私の体調はとても良く、顔は薔薇色で、肌の色は白く透き通り赤みがさしています。誰が見ても、私がもうすぐ70歳になるとは思えないほどです。
ある時、近所の家でお年寄りが亡くなる不幸があり、お手伝いに行った時のことです。村の幹部が私に「奥さん、顔色がいいですね。若々しく見えますよ。他の人たちの顔色とは全然違う」と言いました。私は笑いながら「法輪功のおかげです」と答えると、周りの人たちも笑顔でうなずいてくれました。近所の人たちは皆、私たち夫婦が法輪功を修煉したことで多くの病気がなくなり、健康になったことを知っているからです。
師父の慈悲深いご加護のもと、風雨の中、今日まで歩んで来られたことに対し、心に特別な感動を覚えるとともに、励まされています。
私は修煉の中で感じたささやかな体験を書き出し、同修の皆さんと交流したいと思います。不適切な点がありましたら、ご指摘ください。
私たちは必ず師父のお言葉に従い、法を多く、よく学び、自らをしっかり修めて、さらに多くの人を救い、功を成して円満成就し師父と共に還ります! 師父の慈悲なるご救済に感謝申し上げます! また、同修の皆さんのご協力に感謝します!