【明慧日本2025年3月10日】遼寧省本渓市在住の法輪功学習者・趙会軍さん(61歳女性)は、法輪功を学んだため、2024年12月10日に、中共当局に懲役3年の不当判決と4000元(約8万円)の罰金を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党(以下、中共)によって迫害されている。趙さんは1998年に法輪功を学び始めてから、子宮筋腫、胆嚢炎、胃潰瘍が治った。
事件の詳細
2024年4月11日、趙さんは路上で法輪功迫害の事実について人々に話している最中に連行された。高峪派出所の警官が趙さんの自宅を家宅捜索し、パソコンを押収した。警察はまた、誰かがその物件を買い取ろうとしていると主張し、趙さん一家の家主に彼らを立ち退かせるよう圧力をかけた。
7月19日、趙さんは渓湖区検察庁に起訴された。
10月17日、渓湖区裁判所は趙さんの案件を審理した。趙さんの弁護士と非弁護士の弁護人はともに趙さんの無罪を主張した。非弁護士の弁護人は法廷審問前に趙さんと面会することを何度も要求したが、裁判官はさまざまな言い訳をしてその要求を拒否した。審理後、弁護人は何度も趙さんとの面会を求めたが、裁判官はそのたびに拒否した。
2025年1月16日に弁護人が再度裁判所に電話したが、誰も電話に出なかった。翌日、弁護人は自ら裁判所を訪れ、事件の状況を尋ねた。その時初めて、裁判官が2024年12月10日に趙さんに判決を下したと知らされた。しかし、裁判官は公開の判決公判を開かず、法律で義務付けられているように弁護士や非弁護士の弁護人に判決文を渡すこともしなかった。
1月17日に、判決を知った弁護人が判決文のコピーを要求したため、裁判官は初めて弁護人に判決文のコピーを渡した。弁護人は現在、趙さんに代わって控訴している。
過去に受けた迫害
2007年4月13日~2013年4月12日までの6年間、趙さんは遼寧省女子刑務所に拘禁された。
2014年7月31日~2017年7月30日までの3年間、趙さんは遼寧省女子刑務所に拘禁された。
本渓市社会保障局は、2017年7月30日に2度目の刑期を終えて以来、趙さんの年金を差し押さえている。中共当局は、趙さんに服役中に受け取った年金を返還するよう命じたが、趙さんは拒否した。
趙さんの夫は数年前に脳卒中を起こして半身麻痺になっており、自分の身の回りのことができない。娘は失業中。家族3人は趙さんの月々わずか1500元(約3万円)の年金に頼って暮らしている。趙さんの舅と姑は趙さんが最初の刑期を務めている間に亡くなった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)