内モンゴルの張万波さん 懲役3年の不当判決が判明
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 【明慧日本2025年3月28日】内モンゴル自治区フルンボイル市ハイラル区の法輪功学習者・張万波さんは、2024年5月22日に連行され、不当な司法迫害を受けた。現在の情報によると、張さんは3年の懲役刑を言い渡され、今年3月22日にフフホト第一刑務所へ移送された。

 張万波さんは1968年に生まれ、今年57歳。内モンゴル自治区フルンボイル市ハイラル区に在住し、以前はフルンボイル市特殊教育センターの教師として勤務していた。

 2024年5月22日、張さんは法輪功(ファールンゴン)の素晴らしさを人々に伝えていた際、悪意ある密告を受け、ハイラル区のフルン派出所の警官により連行された。その日の深夜1時過ぎ、警官らは張さんの家を不当に家宅捜索をし、法輪功の書籍や修煉していない家族のパソコン、プリンタを押収した。張さんはフルンボイル市拘留所に不当拘束され、14日間の行政拘留を科された。

 不当な行政拘留が満期を迎えた際、拘留所の職員は家族に、翌日張万波さんを迎えに来るよう伝えた。しかし、家族が行くと、拘留所の職員は「張万波さんは国保大隊の警察に引き取られた」と告げた。家族が国保大隊に行くと、国保の人は「引き取っていない」と答えた。

 翌日、家族は、張万波さんが行政拘留から刑事拘留に切り替えられ、現在はフルンボイル市留置場に不当に収容されていることを知った。しかし、その過程やその後に公安・検察・裁判が共謀して行った陰謀の詳細について、家族や友人は何も知らされていない。

 最近の情報では、張さんは3年の懲役刑を言い渡され、今年3月22日に内モンゴル自治区フフホト第一刑務所へ移送され、迫害を受けていることが判明した。

 法輪功を修煉し、不当に懲役3年・執行猶予4年の判決を受ける

 1997年、29歳の張万波さんは、体調不良により法輪功の修煉を始めた。修煉を通じて、深刻だったリウマチが治り、体の不調もなくなり、精神的にも安定した。張さんは「人はなぜ生きるのか」という問いの答えを知り、他者を思いやることの大切さや因果応報の道理を理解した。張さんは職場での不当な利益を求めることをやめ、人助けを喜び、他者に寛容な態度を取るようになった。そして、法輪大法の素晴らしさを知った彼女は、その恩恵を他の人にも知ってほしいと願い、「法輪大法は素晴らしい」と伝え、多くの人が恩恵を受けられるよう努力した。

 中共が法輪功を迫害し始めた後も、張さんは信念を貫いた。1999年12月、職場で当局によって連行され、不当に15日間拘留された。2000年には、張さんは再び連行され、洗脳班で迫害を受けた。

 2009年12月10日、フルンボイル市の国保大隊の警官らは、市内で法輪大法を修煉する教師たちを不当に逮捕した。その中には張万波さんも含まれていた。

 当日の午後5時、地区警官が「戸籍の確認」を装い訪れたが、張さんはドアを開けなかった。すると警察はドアを激しく叩き、こじ開けようとし、さらには梯子を使って窓を叩き壊そうとした。張さんが「上がってくるな」と警告したが、警官は家の前で待ち続け、ついには張さん宅の電気を切断した。その後、ハイラール区国保大隊の警察が強引に家に侵入し、不当に家宅捜索を行った。張さんのパソコン、タイプライター、スキャナー、法輪功の書籍、李洪志先生の写真などが押収された。

 2012年5月、張さんは再びフルンボイル市610弁公室が運営する洗脳班に連行され、迫害を受けた。

 2017年7月8日、張さんは法輪功迫害の実態が書かれた資料を住民に配布していた際、ハイラル新区公安支局の警官に尾行され、不当に逮捕された。警官らは張さんの自宅を家宅捜索し、さらに自宅にいた学習者の高春栄さんも連行した。その後、張さんは「保釈中の監視」処分とされた。その直前、2017年6月13日の夜、学習者の王大孝さん、呉艶さん、張鳳珍さんが大法の資料を貼っていた際、不当に逮捕され、自宅を家宅捜索された。

 そのため、2018年5月29日、張さんは他の4人の法輪功学習者、高春栄、王大孝、呉艶、張鳳珍と共に、ハイラル区裁判所で不当な裁判を受けた。

 2019年1月29日、張さんがハイラル区裁判所から不当に3年の懲役と4年の執行猶予、さらに5000元(約10万円)の罰金を科されたことが知らされた。高春栄さんは4年の懲役刑を言い渡され、王大孝さんと呉艶さんはそれぞれ3年の懲役刑、張鳳珍さんは5000元の罰金を科された。張万波さんと高春栄さんは控訴したが、中級裁判所は公判を開かず、不当な判決をそのまま支持した。その後、高春栄さんへの判決は違法していることを弁護士は繰り返し強調したにも関わらず、最終的に高春栄さんは重い刑罰を科され刑務所に拘禁された。

 2020年11月、共産党による「ゼロ行動」迫害の中で、政法委員会の工作員は司法所、派出所、コミュニティの工作員と共に何度も張万波さんの家に押しかけ、嫌がらせをしたが、張さんはこれらの不合理な行動に協力しなかった。

 2024年5月22日、張さんは再び不当に連行され、中共の公安、検察、裁判所の人員によって陰湿に仕組まれた罠にかけられた。現在、張さんは3年の不当な懲役判決を受け、内モンゴル自治区フフホト第一刑務所に連行され、迫害を受けている。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/27/492052.html
 
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