内モンゴルの孫暁明さんに不当判決、張鳳侠さんが不当に指名手配
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 【明慧日本2024年12月28日】内モンゴル自治区赤峰市在住の法輪功学習者・孫暁明さん(男性)は、法輪功を実践したとして、2024年10月28日に懲役2年6カ月の不当判決を宣告された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の詳細

 2024年5月11日に、孫さんと妻の張鳳侠さん(法輪功学習者)は、遼寧省朝陽市警察の統一行動により連行され、紅山区東城留置場に拘留された。張さんの収縮期血圧は200mmHg以上に急上昇し、1週間後に保釈された。その後、迫害を避けるため、張さんは放浪生活を余儀なくされた。

 6月初旬、紅山区検察庁はこの孫さん夫婦に対して正式な逮捕状を発行した。紅山区裁判所は2024年10月11日に第1回公判を予定していたが、張さんは依然として潜伏中だったため出廷しなかった。孫さんの弁護士は孫さんに対して無罪を主張した。

 10月28日に、紅山区裁判所は孫さんに対しての審理を行った。孫さんは懲役2年6カ月の不当判決を言い渡された。張さんは依然として姿を見せなかったため、警察は張さんを指名手配し、張さんの親族宅の外に捜査員を配置して張さんを捕まえようとした。

 孫さん夫婦の不当連行後、息子は彼らの釈放を求める公開書簡を書き、法輪功がいかに彼らの人生を良い方向に変えたかを説明したが、共産党政権は彼らの信仰のために繰り返し彼らを攻撃した。

 孫さんが法輪功から受けた恩恵

 孫さんは若い頃、仕事中に事故に遭い、足に重度の障害を負った。整形外科の牽引療法などを受けたにもかかわらず、症状は悪化し続けた。しばらくの間、ほぼ全身麻痺の状態だった。孫さんの妻によると、ある日仕事から帰宅した孫さんは痛みで叫んでいたという。孫さんは、障害のせいで絶望と無力感を抱いていたという。

 1996年、孫さんは重度の大腿骨頭壊死と正式に診断され、医師は数年ごとに骨の置換手術を受けるよう勧めた。しかし孫さんは高額な手術を受ける余裕がなかった。その後、別の病院が非外科的治療を提案した。孫さんはしばらくそれを試したが、それでも松葉杖を使わなければならず、働くこともできなかった。

 孫さんが服用した数多くの薬は、胃不全麻痺などの重篤な副作用も引き起こした。麻痺が起こるたびに、孫さんは痛みで体を丸め、大量の汗をかいた。孫さんも妻も希望を失い、自分たちの運命を恨んだ。

 1997年頃、孫さん夫婦は法輪功を実践し始めてから、夫婦の生活は一変した。孫さんは歩くことも働くこともできるようになった。張さんも人生に対して前向きな見方を持つようになり、2人ともより良い人間になった。

 孫さんはかつて、鶏二羽を100元で売ったことがあった。家に帰ってみると、偽札で支払われていたことに気が付いた。親戚や村人たちは皆、次に何かを買うときには偽札を本物と混ぜて使うように勧めた。孫さんは、自分と同じように他人が被害を受けるのは耐えられないので、そうはしないと言い、その紙幣を燃やした。

 また別の時、孫さんは畑の小屋に留まりスイカの収穫を見守っていた。孫さんは、ある家族が孫さんの存在に気づかずスイカを摘むために立ち止まっているのを目にした。孫さんは静かにしていて、その家族が去るまで小屋から出なかった。孫さんは後に妻と息子に、その家族はきっとすごく喉が渇いたに違いないからスイカを盗んだことを責めない、と話した。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/11/24/485350.html
 
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