師恩を励みにし、さらに精進する
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明慧日本2011年02月07日)幸せなことに、私は師父の講習会に2回も参加しました。1回目は1994年6月、河南省で行われた講習会で、2回目は同年の12月に広州で行われた講習会です。当時の師父の面影を思い出すたび、感動で涙があふれます。一生懸命に修煉し続けることで、師父の救い済度してくださったご恩に報いたいと思います。

 1994年6月11日、師父は河南省鄭州市にある体育館で講演をなさいました。講習会の1日目に、師父は参加者全員に法輪が掌で回転することを体験させてくださり、そして、無条件で学習者達の体を浄化してくださいました。さらに、学習者の家族の持病を治してくださいました。

 私は初めて師父にお目にかかった時、「なんと慈悲にあふれている方だろう」という一念が浮かびました。説法を聞くにつれて、だんだんとまさに私が求め探し続けた師父だと確信し、これからしっかりと師父の教えに従おうと決心しました。中国共産党の無神論にすっかり洗脳された私は当時、まだ師父の説法を完全に納得できなかったのですが、師父に従うことは絶対に間違いないと直感で分かりました。

 古い体育館なので、クーラーどころか、扇風機すらありませんでした。しかし、蒸し暑い中で、師父は終始笑顔で、休憩もなさらずに、2時間にわたって熱心に説法してくださいました。しかも、説法が終わると、参加者達に先に退去するように指示されました。しかし、参加者達は席を立ったまま動かず、静かに師父を見つめて、師父が先に離れるのを待っていたのです。

 師父が講壇から降りられると、皆が進んで通り道を作ったのです。師父が私の前を通られた時、私はかつてなかった安心感に包まれました。師父は出口に到着され、すぐ立ち去られず、2階へ行く階段に上られ、皆を見つめられ、師父をもっと見たい参加者の願いを叶えてくださいました。

 師父が体育館を出られても、参加者達は師父にもっと近づきたい気持ちを抑え、歩道に立って静かに師父がタクシーに乗って去っていかれるのを見守り続けました。後に、私は法を繰り返し勉強するにつれて、私達は講習会に参加した時点で、師父がすでに私達を弟子として扱っていらっしゃったと悟りました。

 師父の心はいつも弟子のことで一杯で、何事も自分のことよりまず弟子のことを考えていらっしゃいます。師父がなさったことはさらに深い意味があるに違いないのですが、今の私にはこれしか悟れません。

 1994年12月年末、私は師父の広州での最後の国内での説法を聞きました。私は講習会の当日に駆けつけたので、入場券がすでに完売していました。夜、講習会が始まる前、入場券のない人が皆、広場に並んでいました。噂によると、師父は入場券のない人にも入場させたいと考えられていたそうです。しかし、主催側の広州市気功協会は利益を追求し認めませんでした。師父は講演前、正門の入り口に、皆を見に来られたのです。私達は非常に感動しました。後に、入場券のない私達は皆、隣のホールに集まり、生中継を見ました。これも師父のおかげでした。

 講習会は通常、数日間にわたって続きます。参加者は遠方から駆けつけた人がたくさんいたので、滞在日が長ければ長いほど、費用が重なるので、師父は皆の費用を少しでも減らそうと考えられ、通常、午後しか講演しないのに、日曜日の午後の講演を一日に変更されたのです。午前は1回、午後は2回講演されました。しかも、講演の休み時間に私達の所を訪れられました。

 誰かが「師父が来られたよ!」と大声で叫ぶと、私達は皆、サッと一斉に立ちあがり、師父の周りを囲み嬉しそうに見つめました。とても意外な出来事なので、若い男性が師父に質問した以外、皆はただ嬉しそうに師父を見つめました。師父が離れると、1人の気功協会のスタッフは、戻ってきて説明をしました。説明がなくても、私達は皆、師父の優しい気持ちを理解できました。師父は私達の会いたい気持ちを満足させてくださいました。修煉するにつれて、さらに深い意味が込められていたのを悟ったのです。

 今、当時のことを振り返ってみると、感じたものがさらに違ってきました。1999年7.20以後、中共(中国共産党)は大法と師父に対して、捏造と誹謗中傷を繰り返したのですが、師父を拝見したことのある弟子達には、それらのでっち上げはとても通用しませんでした。

 師父はすべてにおいて、弟子達のことを第一に考えられています。講習会の入場料は、初回は50元で、後に学習者証があれば25元になります。『転法輪』の値段も師父が出版社と何回も交渉し、ようやく最低値段で売ることができたのです。

 ある友人の話によると、友人は西安市で他の気功講習会に参加し、一回のはなんと300元かかったのです。しかも、何も教えてもらえず、ただ地面に転がるだけ受講料だったと言いました。さらに最近、名前がちょっと売れたら、その気功書は安くても50元で売られています。しかし誰もが、これは金をかすめていると思っていません。しかし、なぜ、これより遥かに安く、しかも親切に教えてくださる法輪功の先生が逆に金をかすめていると攻撃されなければならないのでしょうか。中共の宣伝がいかにデタラメな誹謗中傷であるか一目瞭然です。

 迫害が始まる前、試練を乗り越えられない時、私は師父の写真を見ると、あるいは、師父とお会いしたことを思い出すと、すぐ涙があふれました。このような素晴らしい師父がおられるのに、乗り越えられない試練があるわけがないと思いました。師父との出会いはいつも私を励ましてくれました。

 迫害が始まると、テレビの番組が毎日、法輪功への誹謗中傷で埋め尽くされましたが、私は少しも師父のことを疑ったことがありませんでした。師父が一番立派な方で、法輪功も一番の正法だと固く信じていました。

 かつて恐怖心の下で、私は間違いを犯しました。しかし、師父は私を見捨てられず、同修の助けによって、私は再び三つのことを行うようになり、同修と共に衆生を救い済度することに励んでいます。

 今、再び講習会のことを思い出すと、慈悲深く済度してくださった師父に大変申し訳なく、とても言えない辛い気持ちでいっぱいです。師父が私を地獄から救い出され、そして、業を洗い落とされ、また、宇宙で最も輝かしい「正法時期の大法弟子」のすべての栄耀を準備してくださったのに、私は師父の教え通りにしっかりと行うことができなかったのです。

 私はこの歴史の瞬間の最終段階でさらに精進し、三つのことをよりしっかりと行い、より多くの衆生を救い済度し、そして円満成就し、師父と共に帰られるように、自分を励ますためにこの文章を書きました。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/12/18/233819.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/12/28/122155.html)     更新日:2012年1月11日
 
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